セルロイドの英雄

ぼちぼちと復帰してゆきますので宜しくお願いしまする。

【映画】ALWAYS 三丁目の夕日

2005-11-12 23:53:56 | 映画あ行

2005年日本
監督)山崎貴
出演)吉岡秀隆 堤真一 小雪 薬師丸ひろ子 堀北真希 三浦友和
満足度)★★★★☆ (満点は★5つです)
TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて

昭和33年、夕日町三丁目。自動車修理工場鈴木オートを営む鈴木則文(堤真一)とトモエ(薬師丸ひろ子)夫妻は、修理工として集団就職で青森から上京してきた星野六子(堀北真希)を受け入れる。
一方、鈴木オートの向かいで駄菓子屋も営む三文小説家茶川竜之介(吉岡秀隆)は、酔った勢いで、憧れの飲み屋の女将ヒロミ(小雪)から身寄りの無い子供古行淳之介(須賀健太)を押し付けられてしまう。
原作はビッグ・コミック・オリジナル誌上にて連載中の西岸良平の漫画。


もう、冒頭のシーンで昭和33年の世界に一気に持っていかれます。
テレビの到着を楽しみにした鈴木家の一人っ子一平(小清水一輝)が友達と鈴木オートに駆け込む。テレビがまだ来ていないことを知って落胆するも直ぐに気を持ち直し模型飛行機を持って外へ飛び出す。一平が飛ばした飛行機は路地を飛び出して大通りへ。そしてカメラが引いてゆくとそこには建設中の東京タワーが・・・。
ここまでが(多分色々処理しているのでしょうが)ワン・カット。
このオープニングは素晴らしい。オーソン・ウェルズもびっくりです。

映画の内容も、堂々のオープニングに負けない堂々の昭和33年ファンタジー。この時代を知らない僕ですらノスタルジーを感じます。「いつか会社をでっかくしてやる」と意気込む鈴木オートの社長や、作家としての成功を夢見る駄菓子屋の主人。金は無くとも希望と人情に溢れた昭和の夢。

日本の近過去を扱った映画で時代考証もしっかりしていそうだし、CGをうまーく使った舞台装置も説得力があるのに手触りはなぜかフィクショナルです。それは多分、この映画(原作も)が指向しているのが現実の記録なのではなく、この時代の理想化にあるからなのだと思います。
だから、老若男女みんなこの映画にすっと入っていける。
横浜のラーメン博物館のような理想の昭和の中で笑ったり泣いたりすることが出来る。
箱庭の中の美しい昭和33年。

子役も含めて俳優陣もみんな好演しているし、文句なく素晴らしい映画です。
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10 コメント

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TBありがとうございました (ミチ)
2005-11-13 07:41:49
こんにちは♪

私もあのゴム動力の飛行機が飛ぶオープニングからぐーっと惹きつけられました。

特殊効果もさりげなく収まっていて効果大でしたよね〜。
TBありがとうございます。 (ふくちゃん)
2005-11-13 08:06:07
この作品に関しては不評な感想を見た事がありません。それだけこの作品が素晴らしいと言うことですね。 二度三度と観たくなる映画でした。
いい映画 (kino)
2005-11-13 10:51:45
TB&コメントありがとうございました。

ほんとに心があったまるいい映画でした。

親を連れてもう一回観に行きたい・・・。

コメントありがとうございます! (Ken)
2005-11-13 17:45:30
ミチ様、

あのオープニング、良かったですね!ヤモリのアップから茶川家の茶の間(?)にカメラが動いてゆくところも結構好きです。CGの使い方がさりげなくて好感が持てました。



ふくちゃん様、

僕もこの感想を書いてから色々な方のところ見てまわったのですが、本当に皆さん絶賛ですね。

劇場、年配の方が多かったのですが10代の人が観たらどんな風に見えるのかな?とちょっと思いました。



Kino様、

そうですよね。親の世代に観てもらいたい映画ですよね!実際に僕が観にいったハコではちょっと年配の親子連れが散見されました。
昭和 (toe)
2005-12-03 02:09:22
こんにちは。



>この時代を知らない僕ですらノスタルジーを感じます



私も、確かにそう思いました。



楽しくて泣けるステキな映画でしたね。
toe様 (Ken)
2005-12-03 08:23:45
コメントありがとうございます!

原作のイイ小話の数々をうまく並べて、泣いたり笑ったり出来るところが満載でした。

こういう映画、意外に少ないですよね!



理想の昭和 (にら)
2005-12-06 13:29:02
確かに時代背景は昭和33年なんですけど、今も連綿と続く普遍的なことのような気もしました。

わざわざ原作タイトルの前に「ALWAYS」って付いてるくらいですし(笑)。



てなわけで、TBありがとうございました。
にら様 (Ken)
2005-12-06 23:00:25
コメントありがとうございます!

そうですね、そういう意味では童話とかメルヘンなのかもしれないですね。いつでも通用するという意味で。だから全世代に好評なのかなあ、という気もします。

原作漫画なんかさらにそういう感じが強いですもんね。
TBさせて頂きます。 (出田(nao))
2006-01-15 03:59:14
はじめまして、TBさせて頂きます。

オープニングのシーン、良かったですよね。

ずーっと映して、そして東京タワーの映像。

この映画の全てを物語っているようなシーンでした。
出田(nao)様 (Ken)
2006-01-15 12:40:27
はじめまして!

TB&コメントありがとうございます。

そうなんですよね、あのオープニング、あれだけで「この映画がどういう作品なのか」がわかるようになっていますよね。

ワン・カット風の作りが良かったです。

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