く~にゃん雑記帳

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<ムラサキゴテン(紫御殿)> メキシコ原産 ムラサキツユクサ属の多年草

2015年09月04日 | 花の四季

【全身紫色、旧属名から「セトクレアセア」とも】

 ツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラデスカンティア属)の常緑性多年草。原産地はメキシコで、日本には戦後の1950年代に入ってきた。ツユクサの仲間には葉の裏が紫色のものもあるが、このムラサキゴテンは花も葉も茎も紫色なのが大きな特色。間違いやすいムラサキツユクサ(紫露草)は花が青紫で、葉や茎は緑色。北米原産で一足早く明治時代に渡来、野生化して道端でもよく見かける。

 国内で広く栽培されている「パープルハート」という園芸品種が一般的にムラサキゴテンと呼ばれる。旧属名から「セトクレアセア」という別名も。今の属名トラデスカンティアは16世紀後半から17世紀にかけて世界各地の珍しい植物などを収集した英国人の著名な園芸家・冒険家ジョン・トラデスカント(1570~1678)の名前に因む。

 花はピンク色がかった3弁花で、雄しべの先端の葯は黄色。花径は2cmほど。1つ1つの花は短命な一日花だが、初夏から晩秋にかけて次々と花を付ける。全身紫色の珍しい植物とあって、花壇の縁取りや寄せ植え、ハンギングバスケットなどとして人気が高い。濃い紫色の葉は長楕円形で厚みがあるため、多肉植物や観葉植物として扱われることも。

 寒さにやや弱いが、関東以西では戸外での越冬も可能。挿し木で簡単に殖える。葉にピンク色の縦縞が入った品種は「フイリ(斑入り)ムラサキゴテン」などと呼ばれる。「紫御殿」。実に優美な名前だが、その由来は不明。紫色といえば昔から高貴な色とされてきた。その連想から「御殿」が添えられたのだろうか。

ジャンル:
植物
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (KONASUKE)
2015-09-07 10:12:17
いつも楽しみに読ませていただいています。
ムラサキゴテンとムラサキツユクサ、
今まで区別がついていませんでした。
知識と教養の広さに、いつもながら驚かされる次第です。

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