CLASS3103 三十三組

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【読書】台灣の開祖 国姓爺鄭成功

2017-07-11 22:03:05 | 読書感想文とか読み物レビウー
台灣の開祖 国姓爺鄭成功  作:森本 繁

ちょっと前に続いて、個人的好奇心にそそられて
鄭成功の小説を読みました
あとがきにありましたが、鄭成功を描いた小説は
日本語ものでは大変少なくて、この本はそんな逆風の中、
かなり史実に基づいて書いたとのことで、
先日読んだ、教科書的なものと内容も一致してて
面白いというか、また勉強になったと思ったのであります
そういう意味では、小説というよりも
伝記というのに近いとも思われるのであります

平戸での生まれ、父鄭芝龍を含む、鄭一族の様々な紹介、
そして、鄭成功の人となり、成したこと
これらが、本当にわずかな会話が挟まるだけの
小説というか、読み物として進むというもので
興味深いし、非常に面白かったのでありました

小説らしさというか、物語として面白いのは
やっぱり、一番の見せ場といってもよい
オランダとの台灣戦、プロヴィンティア城、ゼーランジャ城での
攻防が、ほぼ一方的だったのはともかくとして、
勝ち戦は面白いと思わされたのであります

これ以外にも、南京戦で勝ちそうだったというのが
案外といっていいのか、凄いことだなと衝撃を受けたのでありまして、
それが成されていたら、台灣はどうなっていたのかと
小説上は、さも勝てそうな雰囲気でありましたが、
実際はそれほどでもなかったのかもなぁと
想像したりして、なかなか楽しめたのでありました
にわかに、この時代というか、鄭成功まわりの知識がついたので
楽しくて仕方ないのでありますな

小説としてというか、伝記として立派なのは、
鄭成功のよくない部分もしっかりと描いていたところでありまして、
そのあたりが、説明的すぎるせいか、小説っぽくない
その印象をつけているようでもありますけど
朱子学に傾倒していたために、その弊害部分も多かった
それにより、倒れざるを得なかったというのも
ひとつわかりやすいところだなと
しみじみ思わされたのでありました

中国という国といったらいいのか、あの杓子定規さに
憧れるものの、実際にいると煙たがるというあたり
なんというか、いかにも人間らしいなと
微笑ましいといっていいか、楽しく読めてしまうのであります
自分にも、省みたい歴史の知恵というか
肖像だなと思えてならぬのでありました

と、そんなわけで、なんのこっちゃわからない感想だけども
結構気を入れて読んで、そして楽しめたと
個人的な興味が、様々なことを彩ってくれるのだと
改めて思い知った読書になったのであります
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