お神輿に新しく参加された方が、いろいろな質問をされます。
「何て叫んでるの?」「本棒ってどこ?」
ご要望にお答えして一部抜粋してみました。
当会に限ってですので、解釈の違いはご容赦ください。
●宮神輿(みやみこし)
御神体(ごしんたい)が乗っている神社の神輿を宮神輿という。
神霊が乗った神輿を神社(お宮)から担ぎ(宮出)
練り歩いて神社(お宮)に帰ります(宮入)
●イベント神輿
街の中心などで、イベントとして出すお神輿。
神社とは関係なく、街などを練り歩きます。
札幌では、四番街まつりなど、地域の夏祭りなどで出ます。
●親棒(おやぼう)
本棒とも言いますが、神輿の中央部(神輿の真下)2本の担ぎ棒。
●花棒(はなぼう)
先棒とも言いますが、神輿本体よりも前の棒の部分。
一般には、先頭の棒を意味します。
「花(先)に行け」とは先頭を取りに行く事を意味します。
●脇棒(わきぼう)
親棒に対して、外側の棒。神輿の脇の担ぎ棒。
「脇を1本取る」とは脇棒の先頭から後方まで1つの半纏で担ぐ事をいいます。
●馬(うま)
神輿を置く台、前と後ろに1台づつ2台ある。
馬が入る時は、邪魔にならないように身をかわします(抜ける)。
●宮出し(みやだし)
神輿渡御の始まり。神社(お宮)から鳥居をくぐり街に練りだすこと。
本来は主管会など神社の関係者で出す事が望ましい。
●宮入り(みやいり)
神社(お宮)に帰り、神輿渡御を納めること。
一般に、担ぎ手はここで熱くなり花棒の取り合いや駆け引きが行われます。
●渡御(とぎょ)
神様を神社からお神輿にお乗せして、街を渡り歩いていただくという事。
●半纏(はんてん)
神輿の担ぎ手がダボや鯉口などの上に纏う物。
所属する団体から、担ぎを許される証です。
半纏はとても大切な物です。所属団体にとっての「心」「絆」です。
当会では、「本半纏(個人半纏)」と「貸半纏(会の貸し出し用)」が有ります。
「半纏をおろせ」とは「もう来るな(退会)を意味します。
●トコロテン
先棒を担いだ人から順番に抜けていく担ぎ方。
後ろから順に先棒へと担ぎ手が移動していく様子がトコロテンを搾り出す様に似ている事から、担ぎ手が多い場合など、多くの人に短時間で肩を入れてもらうために用いる。
また、重い神輿や人数が少ない場合などは「リレー」と称して数名づつチームで交代しながら担ぐ手法もある。
●差す(さす)
神輿を高々と持ち上げる事。
「神様をを高く差し上げる」という意味があるようです。
一般に仕切り直しで行います。
「させぇ」の掛け声で一斉に片手で上げて、棒を平手で叩く。
●かぶりもの
手拭い、鉢巻、タカなど頭に巻いているもの(かぶっているもの)。
宮入で木(拍子木)が入ったら、礼儀としてかぶりものを取る。
●担ぎ声(かつぎこえ)
一般に、江戸前担ぎなので「せいや(そいや)」「さー」「うり(る)」「ふり(る)」「おいさ」など、自分がリズムを取りやすい担ぎ声が望ましい。
神輿から少し離れて耳を澄ますと、いろいろな掛け声が1つの効果音となり、鈴の音とのデュオを奏でる。
●一本締め(いっぽんじめ)
神輿を出す時や、担ぎ終わった時に「イヨー」と言う掛け声の後に拍子木に合わせて3回・3回・3回・1回と手を打つ。
三回が三回で九回になり、もう一回手を打つと「九」の字に点が打たれて「丸」になり、「丸く納まる」の意味になるからとも言われてる。
三本締めは、これを3回繰り返す。
●ダボシャツ
神輿を担ぐ時、上半身に着るシャツ。下はダボパンツ。
通常、上下ダボと言いますが、当会では上は白の鯉口シャツ(袖が鯉の口のように細くなっている)下は白のダボパンツが基本です。当然に足袋も白です。
●脚絆(きゃはん)
ふくらはぎに巻くもの。本来は、ふくらはぎが張るので、ふくらはぎを押えるために使う。最近では当会のようにファッションとしてのスタイルに定着している。
当会の女子は、白の半股引に白の脚絆に白足袋が基本です。
但し、宮神輿については半股引は禁止。通常の股引で参加する。
男子も、宮神輿については基本的に半股引や締め込み(ふんどし)は禁止。
(主管により異なります)
●雪駄(せった)
担ぎ手が担ぐ前、担ぎ後の移動などで使用する履物(草履)。
足袋を脱いで履き替える時に開放感がある。
足袋の圧迫感が嫌で裸足で担ぐ人もいる。
●提げ札(さげふだ)
首からヒモで提げる木札。喧嘩札とも言います。所属団体の名前や個人の名前が書いてあります。半纏同様に大切な物です。危険なので、必ず半纏の中に納めます。
(太いヒモなので、もみ合うと首が切れます。)
当会は、2度目に参加した時に渡します。汗で濡れると檜の良い香りがします。
●直会(なおらい)
直会は「直る」と「会う」で、普段の生活に戻る(直る)、皆一同に会いするの意味。
単なる打ち上げ会とは違い、直会までが祭りの神事。
通常は主管会の挨拶の後に各参加会の紹介などが行われます。
●木が入る(きがはいる)
宮入りすると、最後に木(拍子木)が連続して打たれます。
「木(神輿)が入った」といい、いざこざや揉め事があっても
タカ(被り物)を外して、終いとなります。(まぁ建て前ですが・・)
鈴木 拝
