カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

両神山「八丁尾根コース」(5/12山行)

2007-05-23 | 山行記録

クサリ場の稜線をたどり大パノラマの山頂へ
         変化に富んだ八丁尾根から両神山を目指す

山頂からは遥かに北アルプスまで望むことができた

両神山の山名の由来は、いくつかあるがやはり日本武尊が東夷征伐の際に、この山の近くを通ると八日の間、山が見えていた、というところから「八日見山」と呼ばれ、それが転じて両神山になったとの説が一番すんなりくる。広範囲からよく望める山であることと同時に、特徴的な山容が誰の目からも注目された山なのであろう。

奥秩父の中でもギザギザの衝立のような岩峰は周囲の山からも一目で分かる。
この八丁尾根のコースが最も両神山を象徴するコースであろうと思う。やせた岩稜と連続して現れるクサリ場の登降を繰り返し変化に富んでいて飽きることはない。おまけに、展望の良い気持ちいいコースである。ルート上は終始アカヤシオの花が見頃で山頂まで続く。遠く望む尾根や谷の新緑萌え萌えのフレッシュグリーンとの対比が実に美しかった。

カモシカの棲家から両神山までは結構遠い。深夜に出る。途中、牧丘の道の駅で休憩した。夜空は満点の星であった.。この時期にしては珍しく天の川まではっきり見て取れた。好天に期待を膨らませつつ、3年ぶりのご対面となる両神山に向かう。
八丁トンネルに到着したのはちょうど日の出寸前であった。

 

八丁トンネルの登山口にて。日の出と共にスタートである。

 

朝の陽光が差し込み、樹林帯の登山道もある種のモルゲンロート状態の神々しい輝きであった。BGMは清々しい野鳥たちのさえずりである。

 

程なく八丁峠に着く。遠く鹿の鳴き声が響く。/東側の展望台にはテーブル・ベンチがある。以前来たときには西上州の山々が望めたが、木立が少々煩わしくなっていた。

鉄柱跡を通過するといよいよ八丁尾根の縦走路となる。

 

こんな感じの尾根道を先ずは“行蔵坊の頭”を目指す。八丁峠方向を望む。

朝日の逆光での撮影でシルエットだが、縦走していく西岳と東岳を望む。

樹林を抜けるとちょっと山らしくなってくる。

メモを取る後続の登山者。

 

本コースの目玉!クサリ場の登場です!

 

後方からは初心者と見られるグループが来た。白い帽子のお姉さん「イヤ~ン、怖~い!」としばし立ち尽くしている。

 

クサリ場の連続となるがそれほど難しくはない。槍穂のような高度感はない。(当たり前だ)ホールドは豊富にあり、実際はクサリを使うことなく登降できる。
(強いて言えば、東岳からの下りとなる場合の一箇所はあった方が心強いが)

 

アップダウンを繰り返すと間もなく行蔵坊の頭。現在は「行蔵峠」という標柱が建っている。

 

アカヤシオが咲いている。
☆両神山山行のお花については「両神山のアカヤシオと新緑」のタイトルで先行UPしてあるので、そちらをご覧ください。☆

 

八ヶ岳もきれいに見えていた。

 

「クサリ場多し」の看板がある。分かってますって!/行蔵坊の頭を振り返りつつすぐ先にある西岳を目指す。

 

東岳が迫ってくると

 

西岳に着く。八ヶ岳はバッチリ見える。北アルプスも白馬~槍穂まで全部見渡せる。光の加減で写真にしても白く薄っすらになるのでパス。ここにきてご自分の目でご覧あれ。
好奇心旺盛なカモシカは発見しました。少し奥に入ると小広場状の平らなスペースがあり、テント一張り可。

 

露岩の斜面を下っていく。 「さあ、下るぞ!」 カモシカのつま先分かります?

 

東岳へ続く稜線。遠くから両神山を望んだ時のギザをそのまんまトレースしていく。

 東岳アップ

↓ クサリが連続して現れる!

 

クサリ!

 

クサリ!

 

もう一丁、クサリ!

 

さっきの初心者のお姉さんである。少々へっぴり腰。Gパンは避けたいものである。
「写真の被写体にしたいので、もう少しカッチョよく・・・」という心の声は届かず。

最低鞍部の風穴(かざあな)のキレットへ。そこから、

 

ギュ~ンと急なクサリを登り返せば

   

龍神神社奥社の祀られる小岩峰に飛び出す。1枚だけアカヤシオをサービスしておきましたが、クサリ場をはじめずーっとあります!

 

再び登下降。 クサリ場が続く。

 

やせた岩尾根をへつり気味に乗っ越していく。白い帽子のお姉さん、また固まってます!

 

クサリ!

 

もう一丁、クサリ!

 

東岳への登り中腹から、西岳・八丁峠方面の縦走路を振り返る。

    

上の大写真の左には、八ヶ岳。右には、笠岳方向に秩父の山々。

 

クサリじゃ!

 

さっきの大写真の延長線上に見える展望。

 

何回かクサリ場を通過する。写真以外にもありますよ。(全部撮影したら大変である) 30分ほどで東岳に着く。

 

ここからが、山場。今回の山行のマル秘トピックスも盛り込んで、ひさびさの超大作の記事ができたと先ほど投稿ボタンをクリックしたところ失敗。東岳以降の1番の山場が、力作文章が消えている!せっかく<完>まで書いたのに。涙、涙。。。。。
はぁ~、もうやり直すエネルギーが消滅したのでとりあえず、(これ以上消えないうちに)止むを得ず残っていた写真のみでUPしておきます。さっき書いた完がよもや不完全燃焼の完になるとは、、、トホホ。。。

 

 

 

  

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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4 コメント

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両神山 (食う寝るさんだ-す)
2007-05-26 16:50:34
鎖場コ-ス楽しそうですね。
次回はこちらから行ってみます。
相変わらず、大量の写真掲載で、とっても雰囲気が判りやすくてナイスです(^^♪

それにしても・・・
アカヤシオ羨ましか~!!!
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食う寝るさんへ (カモシカ)
2007-05-26 20:40:13
のんべんだらりと歩くよりは断然面白いでしょう!
でも、クサリなくても昇り降りできる程度のアスレチックですよ!
写真ね~、できるだけ続けて行きたいとは思いますが、正直多いと大変です。

明日はたっぷりシロヤシオを愛でましょう。
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お天気いいですねー (まゆ太)
2007-06-04 12:43:58
カモシカさん、こんにちはー
TBありがとうございました。
ようやく落ち着いてきまして、ぼちぼちブログめぐりしてるところです。
八丁尾根、1週間後に同じところを歩いてるので、すごく親しみを感じながら、拝見させていただきました。ほんと、いいルートでした。
八ヶ岳が見えてうらやましいなー。わたしが登るといつもあっち方面、雲にかくれちゃっててー。でも、これからも何度かいくと思うので、いつか見えてくれればいいかな。
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まゆ太さんへ (カモシカ)
2007-06-04 20:05:26
コメントありがとうございます。同時期に同じところを歩いた山レポを読むと一種独特の味わいがありますよね。
八ヶ岳をはじめ、北ア方面、谷川方面もバッチリでしたよ。写真では分かりにくいですけど。
当レポUPした途端に後半が消えてなくなりました!
やり直す元気がなくそのままで悔やまれます。
名文でまとめたと思ったのに、あんなの2度と書けないよ~。
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