稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

虫歯の治療(その2)

2016年12月13日 | つれづれ
歯並びが悪いので小さなころからけっこう歯医者のお世話になった。
ホワード株式会社に入社してからはニット健康保険組合の診療所。
ここは入れ替わり立ち代わりアルバイトのような歯医者にいじくられる。

いつの頃からか奥歯に歯の割れがあると言われたが放っておいた。
常に爆弾を抱えていたようなものだが、ホワードを退職してから定期検診も無し。
とうとう10年近く前に爆発した。

事務所のすぐ近くの後藤歯科(今は廃業されている)へ。
驚いたのは受付兼看護婦さんが大変なお婆さんだった事。
診察室へ入ったらやはり大変なお爺さん先生。うちの親父より年かも。
診察椅子は3つあり、そのうち1つが昭和40年前後のベルト駆動の古い機械だった。
(ベルトがプーリーを通して先端までつながっているタイプ)

BGMは昭和40年頃流行ったスピーカーと本体が一体型の大きな真空管式ステレオ。
何だか子供の頃に戻ったみたいだ。でも結構良い音がしていた。

レントゲンも何もなく黙々と作業は進む。
注射器なんか用意するので「どうするんですか?」って聞くと「抜く」と言う。
え?いきなり抜きますか?大丈夫ですか?と動揺したが覚悟を決めた。
震える手で麻酔注射されるのは怖かったが無事抜歯。まさに昭和40年代の歯医者。

入れ歯が出来るまで数回通ったが、私以外の患者を見たこと無かった。
前回読んだ漫画雑誌が、そのままの形で置いてあったこともあった。

ほどなく反対側の奥歯も痛くなった。
パンフレットが入っていたので後藤歯科より遠いS歯科へ。
痛くてたまらんというのに「取りあえず鎮痛剤しときましょ」ばかり。
これはアカンと反対方向の大きなパール歯科へ行った。

パール歯科はレントゲンではなくCTスキャン。
あれこれ検査して申し訳なさそうにインプラントを勧められる。

医「大変申し訳ないですけど、貴方の歯にはインプラントが一番良いと思います」
医「ただ保険が効かず料金がけっこうかかるんですけど」
粕「いくらぐらいですか?」
医「150万はかかりますね」
粕「ええですよ、やってください」

即答したらかなり驚いた様子。
私はいつも無地のTシャツに迷彩ズボンでお金のあるようには見えない。
医者も駄目モトで言ってみただけだったのだろう。

当時はホワード再建を夢見て資金を集めはしたものの、
再建する金額にはほど遠い。しかし200万円ぐらいなら何とかなった。

結果的には200万円近くかかって下の奥歯全部をインプラント。
手術も怖かったし最初は違和感があったが今では大満足している。
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