愛すべきふたごを紹介したい。ご存じの方も多いかもしれないが、今もなお火星で活躍中のふたご、マーズローバー(遠隔ロボね)のスピリットとオポチュニティーだ。いいづらいので、精神くん(スピリット)と機会くん(オポチュニティー)と呼びたい。最初のころ、英語で書かれているサイトをweb翻訳してもらったら、そういう名前で出てきたのだ。最近は、少しは自分で根性で読もうと、翻訳なしで首をひねりつつもチャレンジ中。
お兄さん精神くんは、2003年6月10日に打ち上げられて火星に向かった。弟機会くんは同じ年の7月7日、七夕の日に出発した。2人とも2004年1月に無事に火星について、予定では3ヶ月ほどは動作するだろうとの予測だったんだけど、なんと2006年4月の今もなお、そう、今日もなお、活動中なのだ。
火星の気候は結構きびしくて、精密機械の精神くんと機会くんには大変なことで、実際、いろんなコトも起きて、動けなくなっちゃったりしたことも。しかしそこは(地球スタッフの根性もあって)まだがんばって動いて、データを送ってきている。意外だったのは、おそらく電源である「太陽電池パネル」に砂埃がたまるだろうって予想が、火星の「嵐」によって逆にとりさられたことか。信じられないほど少ない空気、深い砂、大きな岩、気温の低さ。土も赤く、空も赤い。ただ、夕焼けは青いのが火星らしい。
精神くんと機会くんから送られてきたいきなりのデータは、世界中が驚くものだった。ブルーベリーと呼ばれるようになった「砂粒」はまんまるく、画像データから見ることのできる「地層」や分析された物質は、火星にあったかもしれない水の仕事を見せてくれた。それだけでなく、ホルムアルデヒドとかゆー化学物質の量の多さ!どんどん普通なら自然に分解されてしまう物質だけに、なにかおもいっきり大量に発生しつづける仕組みがあるか、‥‥あるいは、どこかにそれを生み出す「生物」がいるか‥‥ってな話にもなったり。
このふたごの話はつきることがない。さらに昨年夏に打ち上げられた、新しい弟分の「マーズ・リコネサンス・オービター」(火星偵察周回機)が、この前火星の軌道に無事到着した。秋には、詳細なデータをドンドン送ってくるって。リコネくんは、火星上空300キロという非常な低空から、火星全体の観察をする。ふたごの姿もきっと見ることができるだろうな。
思わず毎日のように、NASAがwebで公開してくれる情報を待ってしまう。あの赤い星で、今日もがんばってるふたごの冒険が、あまりに楽しい。
お兄さん精神くんは、2003年6月10日に打ち上げられて火星に向かった。弟機会くんは同じ年の7月7日、七夕の日に出発した。2人とも2004年1月に無事に火星について、予定では3ヶ月ほどは動作するだろうとの予測だったんだけど、なんと2006年4月の今もなお、そう、今日もなお、活動中なのだ。
火星の気候は結構きびしくて、精密機械の精神くんと機会くんには大変なことで、実際、いろんなコトも起きて、動けなくなっちゃったりしたことも。しかしそこは(地球スタッフの根性もあって)まだがんばって動いて、データを送ってきている。意外だったのは、おそらく電源である「太陽電池パネル」に砂埃がたまるだろうって予想が、火星の「嵐」によって逆にとりさられたことか。信じられないほど少ない空気、深い砂、大きな岩、気温の低さ。土も赤く、空も赤い。ただ、夕焼けは青いのが火星らしい。
精神くんと機会くんから送られてきたいきなりのデータは、世界中が驚くものだった。ブルーベリーと呼ばれるようになった「砂粒」はまんまるく、画像データから見ることのできる「地層」や分析された物質は、火星にあったかもしれない水の仕事を見せてくれた。それだけでなく、ホルムアルデヒドとかゆー化学物質の量の多さ!どんどん普通なら自然に分解されてしまう物質だけに、なにかおもいっきり大量に発生しつづける仕組みがあるか、‥‥あるいは、どこかにそれを生み出す「生物」がいるか‥‥ってな話にもなったり。
このふたごの話はつきることがない。さらに昨年夏に打ち上げられた、新しい弟分の「マーズ・リコネサンス・オービター」(火星偵察周回機)が、この前火星の軌道に無事到着した。秋には、詳細なデータをドンドン送ってくるって。リコネくんは、火星上空300キロという非常な低空から、火星全体の観察をする。ふたごの姿もきっと見ることができるだろうな。
思わず毎日のように、NASAがwebで公開してくれる情報を待ってしまう。あの赤い星で、今日もがんばってるふたごの冒険が、あまりに楽しい。