Kanazawa Jazz days

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[ECM1060] Ralph Towner: Solstice (1974) 1年経って聴き直し

2016年02月06日 | ECM1000番台

 1年経って聴き直したが、印象は変わっていない。

 ECM1061、ECM1062の前哨戦になっている、ことがわかった。メンバーはヴェーバーやクリステンセンだけど、ECMらしいビートの在り方、が冒頭からキマっていて、ECM1061、ECM1062への太いつながりを感じた。

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2015-01-29記事: 初期ECM連続聴きは疲れたので

 初期ECM連続聴きは疲れたので、届いたばかりのレコードを。番号飛ばし。

  針を置いた瞬間、あの鉄壁のECMの音が溢れでた。左にヴェーバーのベース、右にガルバレクの管楽器。その間にタウナーのギターとクリステンセンの打楽器。奏者の息遣いまで伝わるような音世界が眼の前に広がる。ほっとした。1969年の設立から、チックのソロまでの2年弱の間にそれを作り上げ、ゆっくり変容を続けながらも一貫した音世界を提供している。素晴らしい。

 このアルバムで意外感があったのは、クリステンセンの刻むビートが案外激しいこと。録音は抑制的ではあるが、ヴェーバー、タウナーの弦奏者の静的な音と、ガルバレク、クリステンセンの押し上げるような動的な音、それらが紡ぎ上げる滑らかに変わり続ける音、全く飽きさせない。B面では奏者を限った組み合わせの妙、のようなものも聴けて、静的な音楽との先入観があるタウナーの多様性を楽しませてくれる。1枚のアルバムだけど、とても柔軟でロックに近いビートまで幅広い。

 ボクが大好物である「1970年代のECM」の典型的な世界。全く40年という時間の劣化を受けない音楽、なのだ。

910さんの記事:http://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2005/07/solsticeralph-t.html

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[ECM1060] Ralph Towner: Solstice (1974, ECM)
A1. Oceanus
A2. Visitation
A3. Drifting Petals
B1. Nimbus
B2. Winter Solstice
B3. Piscean Dance
B4. Red And Black
B5. Sand
Ralph Towner(12-string g, classical g, p), Jan Garbarek(ts,ss,fl), Eberhard Weber(b、cello), Jon Christensen(ds, perc)

Cover Design: Dieter Bonhorst
Photography: Rainer Kiedrowski,
Engineer: Jan Erik Kongshaug(cover), Andreas Raggenbass, Gabi Winter, Jochen Monch(Liner)
Producer: Manfred Eicher
Recorded December 1974 at Arne Bendiksen Studio, Oslo
Rerease: 1975

 

                        

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2 コメント

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安定してきたサウンド (910)
2015-01-29 13:06:29
確かに、この時期になってくるとECMとして安定してきますね。初期の頃のアルバムは、最近聴いてないのですが、それでもこのアルバムの良かったイメージが頭の中を漂っています。
圧倒的に (ken)
2015-01-30 16:12:46
圧倒的にECMの音ですね。だんだんと1970年代のECMと今のECMの違い、が気になってきました。

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