HAYASHI-NO-KO

双六岳北望 左から薬師岳、三俣蓮華岳、水晶岳(遠く立山)、鷲羽岳

センダン(栴檀)

2017-06-14 | 紫色 春

ここでは葉はしっかりと広がったけれど花は咲かない。




センダンの葉は互生で奇数羽状複葉、普通は2~3回程度だが、時には4回。
複葉部分、小葉は対生の形が広がる。

太くて長い葉柄は10㌢以上にもなるが、小葉の葉柄は1㌢程度。

これだけの小葉が付くのだから、それなりの支えが必要だからだ。
葉痕がおもしろいセンダン。

小葉の基部は左右非対称、時折異形葉?と思わせる葉も混じる。
(2017.06.09 明石川)


若葉が青空に広がり始めてひとつき経った。
伐り倒された大樹だがさすがに強い木。
土手に育つ樹なので上から見下ろせる高さ、
僅か2㍍程度なのに、花を咲かせている。


葉は奇数羽状複葉だから、かなり小葉が広がることになり当然維管束痕も多数。
その結果が、愉快な葉痕として冬に見られる。


花序は新しい枝の腋から出る。
だから切り倒されずに残った部分から出た新しい枝にはこうして花が見られる。

真下にセンダン、この位置だからこその蕾画像。



花弁は5個、おしべは10個で合着した花糸は円筒形をしている。葯は黄色。



めしべは1個で、筒より短いからこの状態でしか見えない。
花柱は円柱状で(合着した花糸を切り裂かないと見えない)、柱頭は丸みを帯びている。
切り裂いた画像も時々見かけるが、何処までやるか程度のこと。






(2017.05.16 明石川)

冬芽から始まって、さんざん楽しませて貰ったセンダン。
今年もしっかりと冬芽・葉痕を撮ったから、少しのんびり…と思ったけれど
エノキの芽生えを撮って、やはり明石川に足を運んだ。






新しい葉裏には星状毛が見えるが、すぐに脱落する。
茎や葉柄にはしばらくの間は残っている。






「猿顔」の上にあった冬芽から若葉が伸びる。

左にはスイバ、この草丈からも想像出来る程に低い位置で若葉が出ている。
花が咲けば見下ろす位置で撮れる。

センダン(栴檀)
 センダン科センダン属 Melia azedararch var. subtripinnata
(2017.04.22 明石川)

「栴檀は双葉より芳し」の諺が必ず登場するが、これはこのセンダンではなくビャクダン(白檀)の事。
紛らわしいようだけれど、伝承、物語、詩歌に使われる植物名には
実際のものとは違った呼び方が幾つかあるから注意も必要だ。



 センダンの冬芽 
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センダンの花 冬芽・葉痕2015

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2 コメント

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センダン (とんちゃん)
2017-06-14 13:51:40
TBありがとうございました!
センダンのことはあまり深く考えずにきましたが
立ち止まってみれば面白いですね
花からして変わった咲き方で・・・
葉のことも贅沢な感じがします
近くにあれば冬芽の頃から気にして見てみたくなります!
近くにある雑木。 (林の子)
2017-06-14 22:26:25
河川敷に育つ雑木の一つでしょうね。
アカメガシワ、ナンキンハゼやヤナギ類と同じように、果実が水に流されて行きついた場所でしっかりと根を下ろしている。
意外な高木になるのでしょうが、河川敷という場所柄、増水で倒れたり、折れた痕からしっかりと芽を出して育っている。
それを見つけるのも河川敷の楽しみかも知れませんね。
晴れた日の河川敷はこれからは、日射・暑さ対策は必須ですが。

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