ノブドウの果実は彩りが変化してゆくからおもしろい…のだそうだ。
諸説ある様だけれど最終的には白になって終わる…というのが定説。
ところがここでは他の彩りは殆ど見えず白ばかり。
いきなり白?、途中経過が無い?のだろうかと訝る。
▲ 一つ二つは色変わりがあるけれど、全ての白が色変わりの最終形…とも思えない。
異様に膨らんでいる果実は白、膨らんでいない緑も多い。
▲ ここでは全てが白、何かから色変わりしたとは思えない位に白ばかり。
▲ 虫コブでは無い果実も多い…と言う事だろう。
▲ 少し離れて見ても、大半は白色。緑の果実も多いし、まだ花も咲き続けている。
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▲ これは河川敷では無く、公園内のノブドウ。葉は殆どがキレハ。
(2017.09.03 伊川)
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幾つもの彩り。
それだけに幾つもの解説。
諸説入り乱れているモノを解釈していると
何だか他人事のように聞こえてくる。
その多くが淘汰されて正しいものだけが残る…と期待しているのだけれど
いつまで経っても虫コブと種子の関係は解かれない。
虫コブの影響はあっても種子は出来ている…と普通に書かれている。
解かれてはいるのだろうけれど、私には理解出来ていない…と言う方が正しいのだろう。
▲ 色とりどりの果実は、おしなべて膨らんでいる。
その膨らみを潰すとかなりの液が滲み出てくるし、しっかりと種子も入っている。
虫コブ=胚珠を虫が餌にする=種子が出来ない、その図式は当て嵌まらない。
▲ 赤紫、青紫、水色、薄水色、白。
▲ 青色は微妙に変化して何色にも見える。
ノブドウ(野葡萄) ブドウ科ノブドウ属 Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
(=Ampelopsis glandulosa var. brevipedunculata)
キレハノブドウ Ampelopsis glandulosa var. heterophylla f. citrulloides
(2017.08.24 北王子町)
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▲ 左は普通の葉、右はキレハノブドウと区別されている。
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ノブドウ エビヅル アオツヅラフジ ヤブガラシ
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