『コマツナギ?、ちょっと背が高いねぇ~』
「イワフジ、ニワフジじゃない??」
『解らないけど、コマツナギはこんな背丈にはならないね』
「キダチコマツナギ??、調べてみる…」
『よろしく、さっきのミズキも…』
スイレンを近くで撮りたい…と
長谷池の中につきだした橋に下りる途中、左右に咲いている
トウコマツナギと言う種類だろうか
トウコマツナギ(唐駒繋ぎ) マメ科コマツナギ属 Indigofera bungeana
トウコマツナギもキダチコマツナギ(木立駒繋ぎ/Indigofera sp.)も
道路の法面緑化などの目的で導入されたもので、コマツナギとの樹高は一目瞭然
ここに育っているものもその可能性は大きい
ただ、形態上の違いは樹高程度のもので同一視する考えも多い
(全農教「帰化植物写真図鑑2」)
大場編著の植物分類表には両者の名前は記録されていないので
詳細は後日確認の上、最掲出することになる
(2012.06.27 森林植物園)
【追記・訂正】 一年経ってしまった。同じ場所に同じ花が咲いているから、一年経ったということだ。
キダチニワフジ(コダチノニワフジ/Indigofera gerardiana)として紹介されているので訂正する。
--------------------------------------------------------------
コマツナギ イワフジ
見本園のほかでは見たことがないのでどのくらいポピュラーになっているのかは分かりませんが・・・
木場で見たときにはコマツナギとは別の植物かと思ったくらいでした。
トウコマツナギ キダチ どちらとも呼ばれるのでしょうか・・・
便利になったし、誰でも山に近い場所まで車で移動して短時間で山歩きが出来て…。
確かに多くの方々にとっては得難い経験が身近になったのですが、
引き替えに失った自然は膨大なものだと思います。
山裾まで車で乗り付けて、ちょっと山に入って山菜採り…が当然のことのように広がり、
希少種が見つかればいつの間にか盗掘されている…。
併せて、切り崩した法面補強、緑化対策に外国産の種子を大量散布した結果が間違いなく今、あちこちで奇妙な植生を生んでいます。
風土気候にさえ合えば、育つものですから他の植生への影響などは二の次だったのでしょう。
トウコマツナギ、キダチコマツナギ、コマツナギを分子学的に解析した結果だと思いますが、同じものだと聞きました。
ただ、現時点では区別して呼ばれています。
確かに見た目の樹高は別物と言われても納得ですから。
トウコマツナギは小花は小葉より小さいです。
道路の法面補強などで散布されたものではないと思いましたが、疑問符をつけていました。
余り詳しい情報がないので、単に名前だけの掲出になっていました。