栂池の夏番外編其の五
栂池自然園は標高2000近い所に広がる高層湿原。
白馬乗鞍岳の南斜面に広がる台地。
幾つかの湿原がその台地に点在し、周辺に高山植物が育つ。
植栽部分もあるだろうけれど、厳冬期の降雪を考えるとそこにもともと育っていた植生のみが、
毎年綿々と生き続けていると思われる。
年とともに観光入場者も増え、一部で絶えてしまった植栽もあるだろう。
それでもそれも自然…と言うことかも知れない。
毎年同じ時期に訪れて同じ花を撮る場所は、その度に違った景観を見せる。
今年は天気予報では昼近くから雨だったけれど、殆ど雨には遭わなかった。
稜線から降りて来たガスがいつもかかっていて青空は少なかったけれど、
その分幻想的なシーンにも出会った。
(2011.07.24-26 栂池)
番外1 -2 -3 -4 -5
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楽しみながら見られますのでうれしい!のひとこと!
今年はまさにニッコウキスゲの天国!
バンザイしたくなる気持ちがひしひしと・・・
霧にむせぶ湿原や清らかな水をたたえた池塘など泣きたくなるほど麗しいです!
こういう場所にたたずむと言葉さえも失うようですね。
時には木道や、急な坂道などでは時間待ちでしたし、運動靴スタイルも多くて危なっかしい人たちも多かったです。
それ以上に、数名ずつが勝手にお喋りしながらですから、とにかく通り過ぎて頂くまで、
カメラを構えることは何度も中断しておりました。
「観光」と言うのはそう言うモノだと思いつつ、集団で歩く場所なのかな?と、
ちょっとした登山道に近い場所ではかなり足を痛めた方たちもいらっしゃるので、
ガイドなし自由散策と言うのは考えものだと毎年感じます。
その意味では、景色だけは静かでした。