ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

アート・ガーファンクル 11月17日 Bunkamura オーチャードホール

2017-11-18 10:27:41 | ライブ
セットリスト

今まで生きてきてライブに行かなかったことを後悔している公演が2つある。一番は2011年のイーグルスのドーム公演で、もう一つが2009年のS&Gのドーム公演。当時はライブに行くほど好きではなかったけど、後からファンになって後悔するんだな。この2つがきっかけで、詳しくなくても気になる公演は行くようにしている。それにいい公演は曲を知ってる知らない関係なく感動できるしね。
数年前にアートが来日して行こうかと思ったが、学校の方が立て込んで行けなかった。今回でそのリベンジもできて良かった。

丁度一ヶ月振りのBunkamura オーチャードホール。会場に入って買う買わないは別としてとりあえず物販覗こうかと思ったら物販がない。CDなんかは一角でこじんまりと売っているが、Tシャツやキーホルダーはどこにも売っていない。コンサートに物販はつきものかと思っていたけど、ないなんてこともあるのかとショッキングだった。

開演予定の19時を過ぎての公演スタート。編成はアートに加えてギターと鍵盤奏者の非常にシンプルな構成。それだけに楽曲そのものをよく味わうことができる。こういうのをジャクソン・ブラウンにやってほしいんだよね。

ハッキリ言ってアートに関しては自分はS&G時代しか知らない。そのため今日までの約50年が空白状態となっている。自分と同じ浦島太郎が会場にはそれなりにいるだろうが、その誰もが思うだろう「声が違う」と。まあ、50年経てば声が変わるのは当然だし、それについて非難するオーディエンスはあの会場にはいないだろう。それよりもはるばる日本に来て歌ってくれてありがとうという気持ちだろう。でも天使の歌声があんなにかすれてしまっているとちょっと寂しい気持ちはある。
知らない曲も多かったが、やはりS&Gの曲をやると会場は盛り上がる。「Mrs. Robinson」と「I Am A Rock」が聴けなかったのは残念だったが「Homeward Bound」があったのは嬉しいな。あと、せっかくピアノがあるのに「明日に架ける橋」がオリジナルと違うイントロだったのとコーラスワークがなかったのが不満かな。

あと歌とは別に年を感じさせる部分もあった。立つこともあるが、椅子に腰を掛けている時間も長いし、開始30分ちょっとやったら20分の休憩で実質賞味は90分もなかったかな。MCも言葉も通じないのに結構長めだった。そのMCの中でグレートだと思うソングライターを5名挙げて、ジェームズ・テイラー、ランディ・ニューマンの名前と一緒にポールの名前も挙げていた。まあ、当然だよね。

上記にあるように、内容云々よりも来日してくれてありがとうという感じのライブであった。そして、比べてしまうのも申し訳ないが、1歳しか違わないポール・マッカートニーのあのパフォーマンスが化け物じみているということがよくわかった。

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