新譜を聞いて以来すっかりボウイにはまってしまっている。
ブライアン・イーノと制作したボウイの『Low』『"Heroes"』『Lodger』のベルリン3部作と2枚組ライブアルバム『Stage』の4作を低価格で収録したボックス。通販で買ったが値段はなんと2168円。これら名作をこの価格で買えるとはいい時代だ。廉価版っていうとしょぼい紙ジャケに歌詞カードもない奴だと思っていたが、普通の輸入版のCDとなんら変わらず歌詞カードもちゃんと付いている。ただ版は最新のものではなく99年に発売されたものと同一のようである。
ざっと聴いた感じでは『Low』が一番好きかな。どのアルバムもインスト曲がすごくいい。ただアルバムのクオリティは高いのだが、どうもイーノにいい印象を抱けない。トーキングヘッズもイーノが絡む前のファーストが好きだし、『Remain In Light』が何であんなに評価されているのか分からない。
誰かは忘れたが「デヴィッド・ボウイは『Low』を出した後に死ねばよかった」なんて言っている人がいたが他の作品も悪くないぞ。しかし80年代以降やティン・マシーンの低評価の時期はちょっとまだ怖くて手を出せない。