読書ノート  

主に都市、地域、交通、経済、地理、防災などに関する本を読んでいます。

東京道路奇景 川辺謙一 2016

2017年01月21日 | 地理、観光(国土地理院、観光庁)
 第1章は、最近完成し、バスで巡ることのできる東京道路奇景。市街地を貫く長大な山手トンネル、コロッセオのような大橋JCT、上下8層構造の初台交差点、線路上の巨大バスターミナルバスタ新宿。確かに、世界の他の都市では見かけることのなさそうな、東京の新しいて壮大な道路奇景だ。

 第2章では東京道路奇景を6つに分類。①上下2層構造の街路、②街路・建物等との立体交差、③水路を生かした道路、④街路上の高架橋、⑤ドライバーを惑わす世田谷の迷宮、⑥右から合流する高速道路。

 第3章では、展望台から見た東京の風景をロンドンやパリ、ニューヨークなどと比較。東京は街そのものが奇景。統一感がなく、超高層のオフィス街、商店街、住宅、神社仏閣、公園などを、パッチワークのように不規則に縫い合わせたような街。
  
 この本はたまたま図書館で見つけたのだが、借りて読んで返すだけでは気が済まない、おそらく買って手に持って街を歩くことになりそうな本だ。羽田空港からリムジンバスで新宿に行き、バスタ、初台交差点を見てから赤羽橋と江戸川区の菅原交差点といった経路で。

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