ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

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水彩画上達のコツ 充実した人生のために

2013-09-03 02:26:03 | 犬たち

絵は、生きがいづくりには役不足ではないでしょうか?


絵で第2の人生が充実した事例を、2つご紹介します。

肖像画を描き続けているBさんの場合

Bさんは現役時代は大企業の営業職で腕を振るい、その社交的な性格のため定年退職後は町内会の役員をして、地域に貢献していたのですが、その後若手に道を譲るとのことで役職から身を引き、悠悠自適の身となりました。
悠悠自適とは何もしない日を送ることでもあり、毎日を無為に過ごしすことへの罪悪感がたまった矢先、たまたまお孫さんの写真を素に絵を描いたところ、周りから「似ている!」と誉められ、それではもう少しうまくなろうと、私の教室に入ることになりました。
しかしBさんの持ってきたお孫さんの絵は、はっきり言えばひどいものでした。

肖像画はまず似てる似てないで評価され、通常の絵では似せるためには相当な訓練が必要となります。
しかしトレース水彩画で描けば、そっくりとはいかないまでも似せて描くことはそんなに難しくありません。
たとえば目を描くとしても、写真をトレースするわけですから、目の位置、形、大きさを、いとも簡単にそして正確に画用紙に描き入れることが出来るのです。
そんなわけで、Bさんはメキメキ腕を上げていったのは当然のことでした。

その後のBさんは、目を見張るようなものすごい力を発揮しました。
家族や親せき、町内の友人・知人とその友達、通っているスポーツクラブのインストラクターとその友達、散歩で出会う人やペット・・・次から次へと(無料で)肖像画を引き受け、そして描き、喜ばれ、たちどころにBさんの友達の輪が広がっていったのです。
そしてある時、評判を聞きつけて「私も描いてほしいのですが・・・」と市長さんからも頼まれるまでになりました。
 

故郷の風景を描くことに挑戦するTさんの場合

Tさんは日本を代表する漁港の町に生まれ育ちましたが、最先端のIT関連の精密機器企業に就職し、企業戦士として東京のみならず海外で活躍しました。
そして定年退職後の終(つい)の棲家としてこの故郷に舞い戻ることになりました。

しかしその故郷の町は、あまりにも大きく変貌していました。
長い漁業不況のあおりから、町の人口は半分に減り、繁華街はシャッター通りとなり、老人ばかりの町には活気などなく、異邦人の自分がこの地で残りの人生を過ごすには絶望的な気持ちにすらなりました。

何か趣味を持ちたいと入った、私の絵画教室でのTさんは、順調に成長するのですが、その最大の理由は何事も納得するまで追及する真面目な姿勢にありました。
そのひとつとして、彼は風景画を描いていましたが、どんな風景を描くかに悩んでいたのですが、その理由は、絵は感動を表現するメディアですから、自分の描く風景がはたして自分の感動する風景であるかどうかということでした。

そしてある時、生まれ育ち、そしてこれからも住み続ける故郷の町を描いたらどうなるか、という突拍子もないことを思いつき、それが強固な意志に変わっていきました。
この町には何の魅力もない、何の美しさもないと決めつけていたのですが、本当にそうなのだろうか?
自分の目で見、自分の体で感じ、そして心から納得することから始めようと心に決めたのです。

それからの彼は、カメラ片手に町を歩き回る日々が続きました。
そして思いがけない美しい情景、心温まる風景、人のやさしさや逞しさが感じられる情景などを写真に撮り、その発見の数だけこの町を好きになっていく手ごたえを感じました。

トレース水彩画の第一歩は、写真に撮る、そしてその写真の中から1枚を選ぶことであります。
自分の撮った膨大な写真を前にして、底知れぬ愛着のようなものが心の底から湧き上がってくるのを感じているとのことです。
 


上の絵が 私の住む町を描いたシリーズ「湘南100描」の中の1枚で、鎌倉の路地裏の風景の絵ですが、この町にある思いやりの気持ちといいますか、おもてなしの気持ちが表現できたのではないかと思っています。
このシリーズでわかったことは、特定の地域を描き続ければ、その地域に深い愛着が生まれていくことをしみじみ実感したことです。
 

生きがいづくりの芽は身近なところにあるようです。
絵を描くことで、芽から大輪の花が咲くように、人生を大きく変えてしまうこともあるのです。

 

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