ノー天気画家の生活日記

絵を描くことは仕事であり、趣味であり、そして、時間つぶしでもある。

この日本、社会と政治をとにかくほめよう!

2012-02-13 16:28:07 | 犬たち

 

子育ては「叱るよりほめる」ことが、今や社会常識となっています。

「ダメじゃないの!」と叱ったり、「買ってあげませんよ!」と脅したりすることは、こどもからの反発を招くなど不信感を増大させたり、能力を萎縮させる恐れもあります。

それに比較してほめることは、自信をつけさせ、能力を引き出し、信頼関係を造成することはすでに証明されています。

それは子育てだけでなく、企業での社員教育にも当てはまり、たとえば100名以上の死者を出したJR福知山線の脱線事故は、罰としてのことごとく人格を否定する社員教育も事故の一因と言われています。

また、ある大手のレストランチェーンでは、社員を叱るこれまでの方針を変更し、徹底的にほめる社員教育に切り替えたところ、店内に笑顔が溢れ、売上が6割アップしたとのことです。

 

とはいえほめることは結構難しく、欠点はすぐ見つけられるのに対し、ほめるとなるとその材料が見つけにくいのです。

しかし欠点の裏に利点が隠れており、たとえば「空気が読めない」という欠点は、「明確な自己主張を持っている」となり、「仕事が遅い」は「慎重でミスが少ない」と、メリットとデメリットは表と裏の関係にあり、そこを探し出してほめる賢さが必要となってくるのです。

 

今回のテーマは「叱るよりほめる」ですが、子育てや仕事でのそれではなく、

この日本の社会や政治に対しても「叱るよりほめる」ことこそ大切ということです。

しかし現状は「ほめるより叱る」が加速しており、それは日本沈没につながる恐れがあるのです。

 

日本人は社会や政治に対しては「ほめるより叱る」ことが当たり前になっていますが、もし社会や政治に対しても「叱るよりほめる」ことができれば、子育て同様 社会も政治も力強く前進するのです。

しかし現状はたとえば政治においては、新しい首相が誕生すると、マスコミはその弱点や欠点を針小棒大に叫び、その不平不満が支持率低下を起こし、アッという間に首相交代となってしまい、「ほめるより叱る」連鎖で数年の間に6人もの首相が入れ替わってしまいました。

それは国内問題としての視点から見れば仕方ないで済ませる話かもしれませんが、今日本はかつてないグローバル化の嵐の中に立ち向かっており、そんな国際的視点に立てばそのことはとても深刻なのです。

グローバル化は経済に留まらず、社会体制も政治も厳しい嵐の中で競わなければならない状況にあり、いわばオールジャパンとしての力量が今ほど必要な時はないのですが、与野党が醜い足の引っ張り合いを行い、コロコロトップが変る国に不信感が生じるのは当然なのです。

この「ほめるより叱る」状況が続けば、もしかして世界3位の経済大国日本が、ギリシャのような破産国家に陥る恐れもあるのです。

 

その責任のひとつにマスコミの対応があります。

マスコミとその中で登場する評論家の役割は、前記したように欠点と利点とは表裏一体となっているわけですから、欠点ばかりを声高に叫ぶのではなく、専門化として欠点の裏に隠された利点を明示し、そこから生まれる次なる社会のあるべき姿も提示する責任があるのではないでしょうか。

 

叱ることは簡単でもほめることは難しい。しかし

この日本、この社会、この政治をとにかくほめる努力をしなければ、自分たちで自分たちの首を絞めることになるのです。

 

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