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"Suspend'n R" ただ今、レアレアオールジャンル飛び入りdayにてアドリブセッション楽しんでます!

1Vo 2T → 1Vo 1T化 フェンダーJ ストラト カスタマイズ

2009-10-09 03:10:33 | music side guitar
自分の持ってる中で一番長い付き合いのフェンダーJ ストラトキャスター。
しかし付き合い長い割に今まであまり使う事がなかったり。
ずっといまいち弾きこなせなくて、一時期はほんと手放す事も考えたくらいなんですけど、やっと最近このギターの魅力と持ち味を引き出せるようになって来た感じがしきました。

ストラトってド定番なギターの割に、けっこう弾き手を選ぶと思うんですよ。
弾き手の腕が丸見えというか、ちゃんと弾かないと鳴ってくれない。
それとストラトを使うにあたって自分にとって決定的な問題点があって、スタジオやライブでは使えなかったんですよ。
それは、弾いてるとボリュームノブに手が当たって音量が下がるんですよね。

これは多分、問題にならない人には全く問題ないことだと思うんですけど、自分の場合、ピッキングがかなりキツい (メンバーのI君に言わせればありえへん程強いそうです…)(笑)。もう当たりまくりなんすわ。
たいがいのギターならば全く問題にならないんですけど、ストラトはVoノブが非常にピッキンク位置に近い事ので、めっちゃ当たるんですよね。
これが困ったもんで、弾いてるとどんどん、どんどん音量が下がってくんですよ。
気がつけば音量半分ってことも…。
このことがあって、ライブ等では思いっきり使う事が出来ないんですよね。

ストラトの場合、このVoの位置が近いのが表現力の良さに繋がってる側面もあるんですが、自分の場合これは完全にマイナス点。
ちょっと前までの自分なら、あまり出番の無いギターだったので、別にいいかと思っていたんですが、しかし最近、かなりストラトにハマり出してる自分としては、なんとかストレス無くこのギターを使いたい。そんな風に思うようになってきたんです。

そこでふと思ったのがVo位置の変更。
ピッキングに当たる位置に在るから問題であって、Voノブ自体を変えてやればいい。
ストラトは1Vo 2Toneなので、フロントのトーンをVoノブの位置に動かし、その空いたスペースにVoを移植。
動かしたトーンは配線せずにダミー化してしまい、もともとミドル用のトーンポットに全ての配線を接続する事で1Vo 1トーンとしてしまいました。
やや操作性とトーンのバリエーションが犠牲になった感もありますが、
さいわい自分の場合、ボリュームやトーンは常にフルテン。
このへんは自分に合ったカスタマイズということで良しとします(笑)。
これでいくら強くピッキングしてもボリュームは変わりません。ダミートーンには当たりますが(笑)。

あと、今回さらに配線を全てべルデンに変更する事にしました。
実のとこついでの作業だったんですが、これがまた恐ろしく効果覿面で(笑)。
元々このストラトは、コンデンサをオレンジ・ドロップに変えていたんですが、その際に一部の配線はべルデンにしていたんですけど、
今回、全てを交換した事によって、ストレートなサウンドがダイレクトにアンプで再現され、PUからの信号というか、ギター本来が持っている音がクリアーに鳴らしきる事が出来るようになりました。
巻弦の潰れのない、弾けるようなダイレクトな再現性。中域のリッチな艶やかさ。高域の抜けきって、しかししっかりと芯のあるサウンド。
ストラトってこんな深い音がするのね…っとあらためて感動しました。

配線といってもストラトの場合、長い所でも20cmくらい。
今回、その部分とスイッチ部の短い部分を変えただけで、こんなに変わるかっ!?ていう。
レスポールなんかは結構長い配線を通っているのでまだ違いも大きく出るかもって理解出来るんですけど、配線がまとまってるストラトでもこの変化ですからね。
いったいどんだけのロスをしてたのか…。

配線もべルデンだけでなく、ビンテージやいろいろと種類があって、ディープなところに突っ込んでいくとかなりヤバいもんがありそうですが、あんまりこだわりすぎると訳分かんなくなりそう(笑)。
ある程度、程々にしとく方がいいとは思いつつも、配線による音のカラーの違いが気にはなりますね。
とりあえず今の自分にとってはべルデンとの相性がいいので気に入ってますが、今後色々試したいなとは思ってます(笑)。

一般的に、ギターのカスタマイズでまず一番ポピュラーなのがPU交換だと思うのですが、自分としてはこの配線交換はそれと同じく、もしくはそれ以上の効果があるように思います。
PU交換というのは見た目も音の変化も分かりやすく、替えた感がでかいんですけど、配線がしょぼいままだと、せっかく替えたPUも生かしきれないと思うんですよね。
PUというのは、例えれば車でいうエンジンにあたるかな?。んで足回りが配線。コンデンサがブレーキとすれば、いくらエンジンをチューンしたところ足回り・ブレーキが受け止められなければ性能を生かしきれないですよね?。
それはギターでも一緒やと思うんですよ。
ギターをいじると決めた際、自分としてはまず配線。それからコンデンサーの見直し。そして最後にPUというのが一番ぶれがなく思うサウンドに持っていきやすいのかなと思います。
まぁ配線というのは手間もかかるし地味だし(笑)、なかなか意識がいかないところかと思うんですが、手間を掛けた分のせいかはあると思いますよ~。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sa55z)
2009-10-11 14:00:20
こんにちは
私は自分でいじるのが苦手でストラト系はここで
メンテをしてもらってますが。

http://www.loa-guitarrepair.com/index.html

おっしゃるように配線が一番肝心で出音に影響があるそうです。
PUは最後の最後、もしくは交換しなくてもいいようなことまでおっしゃってました。
ジャパンを二本こちらでメンテしてもらいましたが、嘘の様な変化にびっくり。
PUはひとつはTEXMEXと、もうひとつはテキサススペシャルにしてもらいました。
結果金がなくなり、うち一本を手放すことになりました。
残念です。
Unknown (ken-1)
2009-10-14 20:21:38
sa55z さん

どうもです。
ほんま変わりますよね、配線いじると!!。
音の曇りが取れるというかなんというか。

>PUは最後の最後、もしくは交換しなくてもいいようなことまでおっしゃってました。

私も全くそのように思ってまして、プロの方でも同じ考えの方が居ると思うと心強いです(笑)。

今度はオービルLPあたりも交換してみようと思ってますので、よかったらまた遊びにきて下さい~。


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