渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

SAAメンテナンス

2017年06月17日 | トイ




コルトSAAのメンテナンスをする。
消耗パーツの交換だ。

これは金属CMCとプラHWSとの違い。
かなりシリンダーとフレームのクリランスが異なる。


そこで、プラHWS製はプラのフォーシングコーンを刃物とヤスリ
で削り落として、ステンレス製を装着する。撃発時の発射ガスの
横漏れを防ぐのとフォーシングコーンそのものの破損を防ぐためだ。
フォーシングコーンは、撃発を繰り返すと破損する場合がある。

実銃の場合、大量の発射ガスがシリンダーとバレル基部の
間から放出される。モデルガンはここまでではないにせよ、
リボルバーの場合には隙間から発射炎が噴き出すのは
致し方ない事だ。


破損したモデルガンのフォーシングコーン。


SUS製に交換する。慎重にプラフレーム一体形キャスト射出のフォー
シングコーンを削り落とす。




頂き物の北岡ヤスリが面出しで大活躍!フレームの仕上げは細工ヤスリだ。


ジャストフィット。
クリアランスは狭ければ狭い程よいが、シリンダーと接触して抵抗と
なってはならない。
削っては装着しての繰り返しの現合(げんごう)でやるしかない。
チューン=調律とはそういうもの。マニュアルなどはない。すべては、
現場での判断での即応で結果を出す。


フレームのエジェクターチューブガイド部も切削でシェイプアップした。
実銃と違い、かなりフレームが出ているのでホルスターに抵抗が
かからないようにスムーズに削る。ガバメントのボブチャウカスタムの
ようなことをSAAにも施してやるのだ。


私のドロウモデルは、エジェクターチューブの先も「そこはつるんと
していた」(by 峰隆一郎)のようにしてある。


バレルもエジェクターチューブもつるりんこ。


ハンマーなどのパーツも別メーカーであろうと、互換性があるものは
流用してでも消耗部品は交換する。
CMC系は互換性があることも多いが、68型金属は別物で、殆ど現行品
とは互換性がない。またタナカのネジ類はHWSには合わない。


新品でも、ほんの数回作動確認しただけでこれほど擦過痕が付くの
である。
従って、古美仕上げとする塗装で、ハンマー全体を同色で古美塗装
することがいかに的外しであることか。
これは実銃のスチールでも同じこと。


別メーカー品用だが、ランパントマークが刻印されたハンマーの
フィット感は良いようだ。
これは、純正パーツが到着したら、純正に交換する。


このように片手で押さえて押し込みながらネジを締めていく。


トリガーガード等も私はボブチャウ式の仕上げを好む。剥いたゆで
卵みたいなのがドロウ用には理想。



ところで、六研CMC-ハートフォード系は実銃1stや2ndのように
グリップがシャープではなく、かなり尻がはった大きな物となっている。
まるで評判が悪い今の実銃4thのようだ。
私自身は実銃と同じサイズでとてもフィット感が良好なウエスタン・
アームズや旧マルシンのグリップが好きである。(上2丁)

過去に存在したモデルガンの中では、私は特にWA製のグリップ周りが
最高の造形だと思っている。
この絶版WA製のSAのも、実は後年のCAWと同じように、国本
圭一氏がが米国で所有する実銃SAAから採寸したのではなかろうか。
当時は非常に神経質な時代だったので、「実銃」云々を伏せていた
のではなかろうかとさえ思えるほどにサイズが全体的にWと製はリアル
なのである。シリンダーには44-40の実弾空薬莢がすんなり入る。
他のメーカーのモデルガンの多くは、.41口径や.38口径で、SAA実弾
でポピュラーな.45や.44-40薬莢は入らない。

それにしても、六研CMC-ハートフォード系のトリガーガード+バック
ストラップ+グリップのでかさは、なんともトホホである。
ここだけスマートでシャープでホールド感の良い実銃同寸のパーツに
交換したいくらいだ。
ネジ間距離が同寸であるならば実銃サイズメーカーのグリップ周り
パーツと換装も可能だろうから、ゴソッと交換するのも、ホールド性に
ついて実銃フィールを出す手かも知れない。

(上:シャープなマルシン 下:ボテッとしたCMC







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