渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

本物だけが持つ佇まい

2017年06月20日 | 刃物



なんて美しいシルエットなのだろうと思う。
作者が亡くなってから久しい。
このナイフ1本で新作日本刀が買えてしまうほどの値段になってしまった。
「システム」という現代ナイフの基礎を作った歴史上の偉人の作である。
これは製品ではなく作品だ。



また、鞘=シースにもこの人は大革命を起こした。
合理的かつ実用性が非常に高い包み込むホルスタータイプのシースで
あり、内部構造に工夫がある。シースそのものも実に美しい。


ナイフというものは、缶切りが無い時に缶切り代わりに缶詰を開けたり、
切るだけでなく叩いたり殴ったりにも使う道具なのだが、ラブレスの作は
もはや「使う」ためのナイフではなくなってしまった。

こういうことにも使うのが本来のナイフの役目であり、歴史的な記念碑的
遺作でない限り、ナイフは飾って観賞する為の物ではない。ナイフは書画
骨董の類の美術品ではなく道具である
からだ。


だが、キャンプ等にラブレスを持って行って酷使して損耗させるのは、
あまりにも馬鹿馬鹿しいことである。

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ウエスタンな街並み | トップ | 通常位置とファーストドロウ... »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL