渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

歴史的金字塔作品はパクリだった! ~『巨人の星』~

2017年04月24日 | 怪奇・奇怪





『巨人の星』。1966年~。
歴史的な名作である。原作梶原一騎、作画川崎のぼる。

アニメ作品は空前絶後の視聴率とスポコンブームを呼び起こした。
実在の巨人選手の多くが、この『巨人の星』の影響を受けて少年時代
に野球を
続け、巨人入団を夢見て、それを実現させた。怪物江川も
その一人だ。
『巨人の星』は、主人公星飛雄馬(ほし ひゅうま)の少年時代から
プロ野球読売巨人ジャイアンツで
投手として活躍し、左腕が動かなく
なるところで幕を閉じる大ドラマだ。













主人公星飛雄馬は、「大リーグボール」という魔球を3種生み出す。
大リーグボール1号は、打者のバットに当てて討ち取る魔球。
大リーグボール2号は、消える魔球。
大リーグボール3号は、打者の強打スイングではボールがバットの
風圧で当たるコースをよけてしまいまったく打て
ないという魔球。

魔球投球の酷使により左腕が破壊されてしまい、主人公飛雄馬が
球場を去るシーンが『巨人の星』の
最終回だった。左手は二度と
球を投げられなくなってしまった。

だが、数年後、星飛雄馬は打撃率10割のバッターとして巨人軍に
再入団し、右腕投手として復活する。それが『新巨人の星』だ。
ここでも飛雄馬は「大リーグボール右1号」を完成させる。
バッター、キャッチャー、審判から見るとボールが3つに分裂して
見える魔球だ。アニメでは複数に分裂する蜃気楼ボールという名称
で描かれていた。
この魔球も攻略され、飛雄馬は再び巨人軍を去るところで終了と
なる。

初代『巨人の星』は、日本国内のアニメブームとリアル社会での
野球ブームに拍車をかけて空前絶後のスポコンブームを創ったと
いう歴史的な金字塔である。

1950年代60年代生まれで『巨人の星』を知らない日本人はまず
いない。

だが!

『巨人の星』(1966~)の登場人物の設定および数々の魔球は
まるっきり梶原一騎のパクリだったのである。
元ネタは『ちかいの魔球』(1961~原作福本和也、作画ちばてつや)で、
主人公が巨人の左腕投手で永久欠番の沢村の背番号(巨人の星

永久欠番の川上の背番号)、ライバルは長髪イケメンの阪神の選手、

そして数々の魔球(巨人の星はまるまる盗用)、まるっきり同じなのだ。

梶原先生、やらかしやしたね(笑

『ちかいの魔球』












実はティーンの頃、私は『ちかいの魔球』を読んだ。
その時には「なんだこれ?巨人の星のまる写しじゃん」とか思った。
実際は逆で、『巨人の星』がパクリの剽窃盗用そのものだったの
である。
当時は著作権の裁判とかで黒白をつけるというようなことは無かっ
たのだろうか。あるいは梶原相手にそれはよしといたのか。
現代においても、パクリまくっている捏造野郎のほうが捏造を指摘
されたらずうずうしくも逆切れして「裁判するぞ」と全然関係ない第
三者の職場にねじ込み
FAXや電話での恫喝をしたりすることもある
らしい。

いやはや盗人猛々しいとはよく言ったもので、そういう性根を持つ
人たちの集団は、昔もいたのかもしれない。盗賊石川五右衛門が
釜ゆでの死刑の際に言ったように「浜の真砂は尽きるとも、世に
盗人の種は尽きまじ」というものなのかも知れない。

ただ、個人的には『巨人の星』についてはかなりショックだ。
夏目漱石の子孫のモノカキは、タイムリーに見抜いていて、『巨人
の星』には好印象はなかったという。
おいらは皆目不明で、逆に『ちかいの魔球』がパクリ作品だとか
思っていたという体たらく。福本先生、ちば先生、ごめんなさい。
ゴルァ、梶原一騎!ええ加減にせいよ。多くの日本人をたばかり
おって。
まさか『あしたのジョー』も何かの盗作じゃねえだろうな・・・・・・。


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