渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

ロープワーク

2017年07月26日 | アウトドア

アウトドア活動で覚えておかなければならない技術系の事柄に
ロープワークというものがある。
これは釣りをする人が必ず糸のさばきかたを覚えないと釣りに
ならないのと同じ、船を運航させる人がロープのもやい方を知ら
ないのはあり得ないのと同じである。
トラックなどでも平ボデー(業界用語。ボディとは呼ばずボデーと
呼ぶ)の軽トラなどに荷物を積んでロープで固定するには独特の
ロープさばき(南京結び=トラック・ロープ・ヒッチ)があるが、あれ
を知っているか知らないかで荷物固定具合は大きく異なる。
アウトドアでのロープワークもいろいろなロープの処理の方法が
あるので、知っておいた方が良い。

これは私が20年程前から自分のナイフに採り入れている方法で
やり方は130年前のアメリカ西部のカウボーイの投げ縄の方法を
参考にして私が考えた。

これが伸ばし切った状態。


少しテンションがかかるが、これを引っ張ると・・・


こうなっている。あら。ピンボケ。


この紐はパラコードを使っているが、ナイロンの組紐だと
しなやかで使い勝手も良い。
私は渓流で使うナイフはランヤードのようにしてこの紐の
一端を体に結びつけている。ナイフが落ちて紛失しない
ようにするためだ。
小型ナイフではあまりやらないが、陸地でナイフを使って
チョッピング等のハードユースの場合には、それは日本刀
の手貫緒(たぬきお)のような安全対策の掌部緊縛にもなる。
当然、刀剣・ソード(サーベル=サーバー)と同じような理屈
で紐で手を固定する。

握り方は日本刀の柄手とまったく同じだ。










ビシッと刃筋が立つ。


こうやって腕の延長線上にタツノクチで握る(決して握り締めない)
ことによって、日本刀や
サーベルと同じ使い方ができる。(但し、
日本刀とフェンシング
は指の基点が真逆なので注意を要する。
両方併用するように
すると、刀を使う剣道でもサーベルを使う
フェンシングでも
腕が上がることは森寅雄が証明した)
このような紐の絡め方をするのは、「軸線のずれ」をあえて作る事
による刃物脱落時の自傷防止の効果を得るためだ。
また、この緒の手への絡め方は、戦闘様式としては武術的には
常識的なやり方であるのだが、またぞろどこかの捏造盗用自称
古流武術流派の仮装珍劇団が、「当流では」と昔から伝来していた
かのような捏造をスーパー銭湯で思い出してネット上で言い始める
かもしれない(笑)。他家の家の名まで盗用して法人登録してしまう
程の無軌道厚顔ぶりなのだから何でもやりたい放題だ。マナーも
常識も通用しない。公序良俗に反することもどんどんやっている。

ただ、フェザーを作る時だけは日本刀を握る時のような「タツノ
クチ」ではなく、いわゆる「くそ握り」のような角度でナイフを
保持して、真下に木片を削ぎ落してフェザーを作る。




オキを作るまでの工程が火熾しでは一番大切だ。
着火はさしたることではない。火を熾すのは文字通り火を
オコスことであり、着火のことではない。火を炎に変化させる
ことが大切なのだ。
ともすれば、ブッシュクラフトでは着火ばかりが注目される
のだが、着火そのものよりも、火をどのように増幅していくか、
長く持たせるか、ということがアウトドアでのファイアーワーク
では重要になって来るのである。


火をどうやって自在に扱うか。
これはブッシュクラフトの発信地が北欧であることとも関係して
いるのだが、寒冷地で火を熾して炎を持続できるかどうかは
死活問題になってくるので、着火ももちろん大切だが、着火
した後にどのように火を育てて保つかということがもっと大切
になってくるのである。
そして、ナイフ。これはアウトドア活動では絶対に外せない。

このナイフはコロンビア・リバー・ナイフ&ツール社の激安ナイフだ。
室内デスクナイフとしては大きすぎて持て余すが、アウトドアでは
心置きなく使える価格帯のナイフでありながら、仕上げも切れ味も
必要充分条件を満たしている。おすすめナイフの一つである。


コロンビアについて、ナイフショップレプマートさんの説明によると
以下だ。

「コロンビアリバーはカーショウの副社長だったポール・ジレスピー
氏によって設立、オレゴン州テユアランティンに本社を置くファクトリー
メーカー。
創業者のポールは、徹底的にオリジナルデザインにこだわり続けて
おり、カスタムナイフメーカーのケン・オニオン、キットカーソン、アレン・
エリシュワイツ、パット・クロフォード、スティーブン・ジェームズ、スティーブ・
コーカムなど有名ナイフデザイナーと提携し、斬新なデザインを積極的に
CRKTのナイフやツールに取り入れました。
さらに、生産のほぼすべてを、中国と台湾に外注することで、高品質かつ、
リーズナブルな価格設定に抑えたナイフを市場に提供し続け、コロンビア
リバーの名を知られるようになりました」

現在のカーショウ(日本から台湾生産にシフトした)もそうだが、
この私の
CRKT ドリフター6451Sを見ていて良いなと思える
のが、加工精度と丁寧
さが随所に見られるところだ。 


多分・・・であるが、中華大陸製ではなく中華台湾島製なのではなか
ろうか。

台湾は戦後西側世界に属したため、西側式の工業化が早くから進んだ。
同じ中国人でも、台湾人は蒋介石国民党軍が国共合作の後に共産党
軍に追われて台湾という大きな島を占領して独立した元中国本国=中華
民国である。中華民国は1912年に成立したが、1945年の抗日戦争
終結の後に中華民国自体が国民党と共産党の内戦となり、大陸を共産
党が完全に支配したため、中華民国政府要人が台湾本島と周辺島しょ
を実効支配するに至ったという歴史がある。
日本は戦後はずっと台湾政府を中国本国と認めて中華民国台湾と親交
を結んでいたが、戦後世界情勢の変化に伴い、大陸政府である中国
共産党が実効支配して建国した中華人民共和国を中国本国と認める
ことにチェンジし、1972年に大陸中華と国交を樹立した。(北朝鮮のことは
日本は国家として認めていないので、日本は北朝鮮とは国交を樹立して
いない。国交は国家間同士の交易であるから、国同士の決め事となる。
日本は北朝鮮を国として認めていないので国交などは存在しない)

台湾は現在の世界のハイテク産業をリードする先進国であり、高度に
工業や医療や教育や男女同権や福祉が発達した旧西側諸国のうちの
西欧の先進国のような国である。元々は今の台湾政府こそが中国本国
だった。
だが、大陸を支配した中国共産党政府は、台湾は「台湾省」であるとして、
一切の台湾の権利や価値観を認めていないし、平和的統合などはあり
得ず、あらゆる軍事的征圧をもすると宣言している。
1994年以降、台湾政府は中国共産党の大陸支配から中国を取り戻す
ことを将来的に目指すというこれまでの政治主張を取り下げた。
日本を含めた世界各国も大陸中華を中国本国と認め始め、台湾とは
非公式につきあい始めている。
近い将来、台湾は香港のように大陸中華国に取り込まれるのでは
なかろうか。
そして、香港人への大陸人による差別や政治的圧力、あらゆるパワハラ
が横行しているように、大陸中華が台湾を実効支配したら、台湾人へも
大陸中華人による差別政策が実施されるのではなかろうか。
「共産党」が主権を握った国家は、権威主義と排外主義と差別と格差が
広まり、文句を言ったらすぐに死刑で処刑という国家となり、人々の
心はどんどんすさんで行く。そんなことはマルクスもエンゲルスもレーニン
もローザもトロツキーもグラムシさえも望んではいなかったし、誰もそんな
ことをしろとは言っていなかった。
ただ、現実的には、かつてのソ連がそうであり、今の中国と北朝鮮が
文字通りそうであるように、「共産党」が作った国家では、恐怖政治が
今でも実行されているのである。これは紛れもない事実だ。
「共産党」支配の根幹は単純だ。人民の命などはへとも思っていない。
「うるさいこと言う奴は殺しちゃえ」である。この感覚感性は日本共産党の
中にもギッチギチに流れている。それが証拠には1960年代の日共の
所業を見れば明らかで、「正義」の名の下に人民を暴力で襲撃すること
をやりながら「平和」と「民主主義」を口にしていた大贋物だった。
日本の「共産党」も、まさに民主主義を盗用して劣化変質させてそれが
あたかも本物であるかのように口にする盗人なのだが、盗人ほど猛々しい
のは洋の東西やジャンルを問わないようだ。

戦中から戦後にかけては復員した元日本兵たちは台湾の国民党軍の
ことを「正規軍」と呼んでいた。
私が居合で個人的に非常にお世話になった元兵庫県警の私服刑事の
警部(千葉県の先生)は、北支に従軍したが、戦後は復員せずに数年
間中国国民党軍に合流して共産党軍と戦争を継続していた。
日本に帰国したのは昭和23年だった。
その先生は中国共産党のことを「ゲリラ」と呼び、蒋介石国民党軍の
ことを「正規軍」と呼んでいた。蒋介石は日本で学問を学んだ国際人
だったが、中国の抗日戦線として国共合作では共産党軍と連合して
日本軍と戦争を行なっていた。「敵の敵は味方」とばかり、まるで
倒幕のためには薩摩と長州が手を結んだというのによく似たまさに
空前絶後の大戦略が中国の「国共合作」であり、その全中華として
の抗日抵抗戦線は強固で熾烈だった。結局大日本帝国は、中国
全土を軍事支配することはできなかった。
そもそも、ロシアに戦争で勝ち、5000年の歴史を持つ大中華の清国
にも戦争で勝ち、第一次世界大戦で戦勝国となったからと調子づいて
人様の国を軍事的に支配して我が物顔で振る舞い、五族協和などと
嘘だらけの綺麗事を並べながら他国アジア人を「我らが臣民」という
感覚で振る舞おうとしていた往年の帝国日本人は完璧にのぼせ上った
トンチキだといえる。
隣りの人が突然貴方の家に侵入して、「ここは俺様が使う」と言って
来たら、貴方はハイハイどうぞどうぞと言いますか?
でも、そうしたことを日本がやってきたのは真実なんですよ、と。


台湾人は台湾こそが中国本国であると信じている。
これはロシア革命後の白系ロシア人の思いと同じだろう。「国が共産
主義者に乗っ取られた」との思いも強いのではなかろうか。
朝鮮もそうだが、一つの国が二つに分裂するというのは悲しいことで
はあるが、20世紀はイデオロギーの対立で国家が分裂したり国家間で
殺し合いを地球上のいたるところでやっていた歴史があるので、一概に
他人事のように感慨深げに語るのは無責任だろう。

ただ、台湾の工業力は西側についたために、早くから大陸中華とは
比較にならないほどに発展していた。
そして、台湾ではアメリカン・プールという米国式ポケット・ビリヤードが
とても盛んだ。以前は台湾は日本領土(かつて朝鮮は日本そのものと
されたが台湾は領土の一つ)であったので、台湾では戦前は日本式
四つ玉が主流だった。戦後はプールだ。
そのビリヤードの世界でも、台湾製のキューは極めて高品質で、ある
面では日本製のキューを凌駕するほどの品質だった。私も1980年代
末期には台湾製キューをサブキューとして愛用したし、今世紀に入って
からも台湾製キューはカスタマイズして使用したりしている。

私は、このCRKTのドリフターは、中華大陸製ではなく台湾製ではなか
ろうかと思っている。
非常に丁寧な仕上げなのだ。
まず、サンダーのヤスリ目が非常に細かい。中華大陸製はベルトサンダー
ではなくグラインダーで削ったのか?というような雑な仕上がりなのだが、
台湾製のナイフや電動ガンなどは非常に丁寧なのだ。これは香港製に
ついてもいえることで、多分だが、偏見ではなく、共産主義国というのは、
職人気質を否定するので、仕上げ等もぞんざいになる素地があるの
ではなかろうか。あくまで部品の一駒でしかない「工場労働」では、生産
物に対する品質向上意識などは生まれようもない。
例えばトラックの塗装などは、大陸中華人に任せると、ただ塗っている
だけで仕事だと勘違いしていることが多すぎる。塗料は垂れ垂れに氷柱
のように垂れまくり、下地処理の水研ぎ処理をしていないからガサガサの
塗装面だったり曇りったりアバタになっていても平気のへいちゃらという
のが中華大陸人の「仕事」なのだ。そのくせ、その人間を使っている業者
は1台あたり130万円の請求書を回したりする。これでは日本人向けには
「新車」の塗装としては下ろすことはできない。
さらに補修の全塗装塗り直し(日本人職人業者に依頼して80万程)費用
がかかったりするのだが、まあ、ありていに言えば、それが大陸中華人の
「標準意識レベル」であったりする。ナイフにおいても極めてぞんざいな
作り上げだったりすることが多い。

一方、台湾人は西側に属しているため、昔から台湾製産業物は日本に
準じて非常に高い品質管理意識と仕上げ技術を持っていた。
1960年代には台湾から日本に留学長期研修で自動車産業を学びに
来ている人たちが多く、私の会社でも留学生たちを多く引き受けたのを
子どもだった私はよく覚えているが、とにかく台湾は大陸中国とはすべて
異なる。同じ中国人でもまったく考え方も産業の在り方も異なるのである。
これは長く英国に占領されていて英国領のため、返還前は準英国人国籍
を有していた香港人にも同じような感覚があるようだ。香港人は大陸中華
人とは考え方も物事の捉え方もまるで異なる。いわゆる西側的なのだ。

この私のCRKTドリフターは超廉価モデルなのに仕上げが美しい。
写真なのでヤスリ目が見える光の反射位置で撮影しているが、肉眼で
見るとツルツル光っている程だ。


さらに驚くのは、ブローニングなどの大陸中華製は荒いグラインダー
刃付けのままなので、自分で刃先を研ぎ上げないと箱出しでは
使えない。まったく切れず、きちんと刃が付いていないような状態
で出荷されるからだ。中華大陸製はそう。

だが、このCRKTドリフターは最初からスッパスパに切れる。
要するに目の細かいグラインダーでカスタムナイフの初期出荷の
ようにきちんと刃先の小刃を削り出しているのである。


これはですね、とんでもなく使えるナイフです。
CRKTは台湾と大陸中華両方に生産チャンネルを持っているようだが、
これが万一、大陸中華製だとしたら、かなり脅威だ。日本の関のナイフ
のクオリティとなんら変わらないからだ。
こういうレベルの品質の製品がどんどこと日本の1/20程の人件費で
生産されてきたら日本はまったく産業としては太刀打ちできない。
また、仮に大陸中華製であるとしたら、これは米国人のメーカー幹部が
徹底的に品質管理基準を厳格に中華大陸において実行していると
いうことになる。中華大陸人は絶対に自分のみが正しいとする中華
思想の徹底的な体現者であるので、なかなか決まり事などは守らない。
前述したトラックの塗装ではないが、いい加減な(我々西側諸国人に
とってはいい加減だが、彼らにとっては「何が?」の世界)仕事をして
いても注意されたら開き直る。
中華は読んで字のごとく、「自分たちが文化の中心、自分たちが中央
であり、すべての物事は自分たちから始まる」とする思想を表した語句
で、この中華思想は共産主義(体裁のみで本当の共産主義でも社会
主義でもない体制が大陸中華だが)の体制となっても中華人の中の
精神的支柱となっている。いついかなる時でも自分だけが正しいとする
のが中華人民なのである。

その大陸中華人が日本人感覚でいうところの「素直さ」や「謙虚さ」を
身に着けるなどはあり得ないのだが、仮に中華大陸人の産業における
仕事内容が西側諸国のように緻密で品質管理が徹底されて来たら、
これはやはり世界経済を独占的に支配することになるだろう。

だからといって、中華製製品をボイコットするなどというチンケなこと
は私は一切やらない。
よく馬鹿な日本人に「シナ人が嫌いだからシナ製品は買わないし
売りたくない」などと言うのがいる。
「お前、ならば、うどん食うな」と言いたい。そのはいてるパンツの糸は
どこ製だ?と問いたい。
要するに貿易の実体、今の日本の生活領域にどれほど中国産物品が
介在しているかという現実を見ずに、脳内妄想だけで排外主義的な
事を口にすれば愛国かと思っている頭が足りない日本人が多すぎる
ということだ。
大豆もほどんどが輸入であり、中国製品を排除したら醤油さえも使え
なくなる。
日本は中国製品なしでは成立しないのが現代社会なのだ。
これは、実は国際貿易社会としては、ごくごく当たり前で健全な姿なの
である。
中国が嫌いだから中国製品買わないとか、韓国が嫌いだから韓国製品
買わないとか寝ぼけたことを言ってる頭が鈍くさい奴は、てめえの庭で
野菜と米でも育てて、てめえの土地で養殖した魚と畜肉と鶏卵だけ食して
いやがれ!ということなのである。できるならばやってみろ、と。やって
からでけえ口きけ、と。
偏頗なウヨは世間が見えてない妄想族なので話にならない。

今、日本のシルクは、ほぼ100%が中国産だ。
元々がシルクは中国が王道だが、富岡製糸場は元々は中国の絹糸の
製法を学んで生糸の製造法を日本人が得ていたから近代工業化として
明治5年に開設することができた。
この絹という物の存在には西洋人はぶったまげた。
だからこそ東方に繋がるシルクロードが縦横無尽にできた。
火薬も中国産だ。火薬も世界を変えた。
確かに、物品においては中国こそが「中華」であるという面は多くの
場面であるにはある。

このコロンビアリバーのドリフターは、2,000円台のナイフとしては
上々の上出来である。


ブレード寸法は85ミリほど。


私のドリフターはこうやってパラコードを結んでいる。


収納はこうする。


ブレードを開刃できないので、アウトドア活動の現場までの
運搬ではこうやってからアリスパックに詰め込む。

とにかくとても「使える」ナイフがこのCEKT(コロンビア・リバー・
ナイフ&ツール)のドリフター6451Sである。
私はメインナイフではなく、バックアップ用として野外活動用の
装備に入れているが、このナイフはおすすめです。

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