渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

昔ながらの店

2017年04月19日 | 外出・旅


岡山で出張の帰り、時刻はオフタイムになったので、20年ぶりに
ここに寄ってみた。
まるで潰れた工場のような建物だ。

これが正統なプール・ホールというものである。






まるで映画『ハスラー』に出てきたAMESだ。
日も落ちてないのに、4組が玉を撞いていた。
そして、グダ~として雑誌を読んでいたり寛いでいる人が2名。

高椅子が泣かせる。
ただ、これはバーカウンターの椅子であり、アメリカのビリヤード
場に必ずある「SPECTATOR CHAIR=観戦椅子」ではない。


観戦椅子とはこれ。日本国内のビリヤード場でシングルの観戦椅子を
見たことがない。


有名な椅子がブランズウィック社製のスペクテイター・チェアだ。
1脚10万円ほど。

このような椅子はアメリカのプール・ルームには必ずある。






日本ではシングル観戦椅子は販売されていない。
つまり、そういう文化が皆無であるのだ。
日本国内で買おうとしたら外国産のアンティークになる。
それとて、本格派ではなく、せいぜいこんな感じ。撞球用ではない。


だが、観戦椅子に似たような椅子は日本でも古くからある。
それは・・・
これだ!


これはなにかというと、つまりこれだな。


ぶひゃ~。床屋さんの椅子だすな、これは。


プールホールで仮眠もできます(笑)。


日本で「観戦椅子」で画像検索するとこんなのしか出てこない。





いや、確かにそうなんだけどね・・・。
違うってばさ(^^;

銘木を使用した重厚な物でなくてよいから、観戦椅子が撞球場には
ほしいところだ。
せめてこれくらいの物を。

こちらはちょっと凝っているアンティーク・スペクテイター・チェア。
とてもお洒落だ。

でも、実は、三原撞球会のクラブハウス撞球室には、肘掛がない
タイプの観戦椅子を置いていたんだよね。俺の寄付だけど。
こんな感じの。この高さでゲーム進行を見るのは普通の低い椅子
とはまるで違ってよく見えた。1番台では競技者はこれを利用して
いた。このイスはおすすめ。改造すれば肘掛を取り付けられる。




ということで、岡山の青江さんの店内を見てみると、バー用ですが
高椅子がありました
ので、なんとなく解ってるな、と。

華台の穴は国内最強クラスの渋さ。1.5~1.6位か。


ノーマルの穴幅と比べて、このえげつないクッション割増分を見てよ(笑)。




レールに沿う配置での強打はまず穴ガコガコで入らない。
米国スラングでディナーイ!というやつだ。

それなりのタッチで入れる必要がある。
ただし、置きにいくそろり玉はだめで、しっかりと撞くのだが、しばきの
強打ではなくきちんと「撞く」ことをしないとならない。

ただ、試してみて外すことが多いかと思ったら、かなり入れた。殆ど
撞点は真ん中付近
になるが、的玉はボッコボコに入れた。
しかし、
これはかなり練習になる台だが、これでのゲームというのは
さすがに穴が狭すぎないか。
岡山の友人が自宅に箱台を置いているのだが、穴は渋いのが良いと
いうことで1.5穴にしていたが、レール際の玉の練習がまったくでき
ないということになってしまい、「失敗したみたい(笑)」と言ってた。
撞かせてもらうと、なるほど入らない。スーッと転がっていってもカップ
に弾かれて入らない。
穴の幅は狭いだけでもだめで、狭くて開いているカップだと穴ガコが
増加する。ましてスヌーカーのような丸まったポケットだとレールに
沿って走る玉はまず弾かれて入らない。

スヌーカーテーブルのポケット


ところが、驚異のシュート力を誇るスヌーカー選手がプールでは簡単に入れ
て勝つかというと、そういうことにはなっていない。アリソン・フィッシャーなど
のスヌーカーからの転向組で頂点を極めた者はごく一部だ。
餅は餅屋ではないが、専門分野には専門分野の技術がある。ソフトボール
経験者が即野球で通用するかというとそうではないのと同じだ。

それにしても、ロシアンプールのようなソ連・・・じゃなくてロシアのポケット・
ビリヤードは穴が狭すぎてどうかと思うけどね(笑
アメリカンプールとは種目は違うのだけど、まったくの別物と考えたほうがよい
のではなかろうか。暴れん坊の入れ倒しマンのアメリカン、アール・ストリック
ランドがロシアに行って、ロシアンプールで1球入れたら狂喜していた(笑
だけど、これはさすがにどうかと思うよ。


アメリカンプールの台でこれにしたら、すべての競技でゲームが成立
しません(笑)。

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