渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

曲がり修正 ~合法短刀風ナイフ~

2017年05月16日 | 火と土と水、そして鋼



康宏作の15センチ未満合法短刀風ナイフなのだが、中心(なかご)が
大分横に曲がっていたので、友人に渡す前にどうしようかと思案した。
何というか、棟側から見ると、上(かみ)がかなり右向いてるのよね。
これは熱処理によるよじれだと思う。アウトレット品なので、最終
歪み取りまでしなかったのだろう。

私の方法で直した。鍛冶鎚と金床(かなじき)を使って冷鍛し、
さらに
ジグで曲がりを直して行く。日立白や青と違ってむっちゃかて~。
今さらですが(^^;
これが焼き入れ前だと手で思いっきり曲げたら曲がるのだから、
熱変態による立方格子の瞬間的転換による変化ってのはすごいね。
だけど、現象については人間は解析して説明もできるけど、なぜそう
なっているのかを説明することはできないんだよ。鋼を加熱すると
なぜある一点から磁気が無くなるのかも。鋼の変態開始も固定温度が
あるということも。なぜなのかは人間は説明できない。
そういう類って、何故宇宙は存在するのかということと同じで
人間には理解ができない。できる訳ない。神が気まぐれですべて
そういうことを創り上げたのだから。人間だって神の気まぐれの
創造物で失敗作だと神は言う。ひどい話だよな。こちとら懸命に
生きてるのに。
うちらヒトは失敗作なんだとさ。
だけど失敗作には失敗作の意地があるぜい。
ちょうどこの短刀は失敗作なんだけど、錆だらけのリサイクル材料
箱にあったのを復活よぉ。どうだい。立派なもんじゃねえか。
日の目見られて刀が喜んでるように見えるぜ。

刀身の上については若干よじれているが、これはよじれ取りしな
かった。

取れないことはないのだが、上部分に鎚を強く当てることは避けた
かったからだ。
てことで、ゆんべちょいとナカゴのほうをやっただす。


結構まっつぐになったと思う。こういう作業は游雲会同士のオマケ
だよ(笑)。他の一般の人にはやらないもの(笑

左右(表裏)の肉の厚みの違いは研ぎで均してもらうしかない。
本人やる気まんまんなので。

なかなか一直線ぽくはなった。ということで、おしまい、てな
もんでアイス食った。


普通、刀工の作ったこういうのは何万円も何十万円もしたりするの
でしょう?
世間では。
これはまあ、疵物のアウトレット品(焼き割れが棟にあり)だとは
いえ、こういうのをタダでくれたりとかはあまり世間ではないこと
だと思いますよ。
もっとも、康宏日本刀鍛錬所まで自ら足を運んで表敬訪問してくれた
人への特典ではあるのだけどさ。
こういうのも心意気のひとつ。
物をあげた貰ったとかいうのではなく、心というか志というか。
私も会員の方にとてもお世話になってる。廃番の超貴重な酒をくれ
たりとかさ(これが最高だった。なんたってJ.T.S.ブラウンの6年だ)。
他にもお米頂いたり特選野菜を頂いたり、全国の会員の方が気遣いして
くれたりする。
康宏関連ではかなりの仕事量があるのだけど、私は一切無償で動いて
いる。刀剣の販売価格を下げたいから。ただそれだけ。
康宏作は、多くの有志の気風(きっぷ)と心意気で出来ている。
ちょいと、普通の日本刀作りとは違うぜい。いや、まじで。まったく
違う。

ということで、游雲会の友人のライダーは、これ下地研ぎからやると
空気入ってるけど、なんというか、根気いるよぉ~~~(^^;

でもってそのうち、こういう日本刀原料ではなく、日立の白か青で
自作短刀風ナイフの製作だな。
当然にして康宏先生のところで製作する。
これはそのうち企画する。

この記事の短刀および私たちの刀の製作者=柱の陰で見てる人(笑)。


※この短刀は銃刀法の規定により所持してもOKです。
 所持禁止の「刀剣類」とは以下。

銃刀法

第二条
 この法律において「刀剣類」とは、刃渡り十五センチメートル以上の刀、
やり及びなぎなた、刃渡り五・五センチメートル以上の剣、あいくち並びに
四十五度以上に自動的に開刃する装置を有する飛出しナイフ(刃渡り五・五
センチメートル以下の飛出しナイフで、開刃した刃体をさやと直線に固定させる
装置を有せず、刃先が直線であつてみねの先端部が丸みを帯び、かつ、みねの
上における切先から直線で一センチメートルの点と切先とを結ぶ線が刃先の線
に対して六十度以上の角度で交わるものを除く。)をいう。


<ジャパンナイフギルドの告知>

■「刀剣類」とは

銃刀法により「刀剣類」は許可無く所持(所有)も携帯もできません。
許可無く所持する者は3年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられ
ます。(第13条の4)
銃刀法で定めている「刀剣類」とは以下の物です。
以下に該当しないカスタムナイフ・カッターナイフ・包丁などを自宅などで
使用するために持つことに規制は有りません。
ただし,それを持ち運ぶとなると,その理由により軽犯罪法が適用になります。

 ア.刃渡り15cm以上の「刀」
 イ.刃渡り5.5cm以上の「剣」 (ダガーナイフを含む)
 ウ.刃渡り15cm以上の「やり」
 エ.刃渡り15cm以上の「なぎなた」
 オ.「あいくち」 (短いものでも規制の対象になります。)
 カ.45度以上に自動的に開刃する装置を有する「飛び出しナイフ」(例外規定あり)

★「刀剣類」であるための要件
 ア.人畜を殺傷する能力があること。
 イ.形式(形態)が刀剣類であること。
 ウ.鋼質性であること。(ステンレススチールなどの合金鋼も含みます。)


過去記事のこちらもご覧ください。 ⇒ 「銃刀法」に注意

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