渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

鋼の輝き

2017年07月12日 | 刃物





まる2年、使用していない。
だが錆びてはいない。
それはなぜか。
この包丁は日本鋼の全鋼製である。
錆びやすい炭素鋼が錆びてはいない。
古い日本刀が錆びないのも、同じ化学変化によるものだ。
それは不動態という化学変化した表面のコーティングによる。

だが、適切な措置を取らないとすぐに炭素鋼は錆びる。
よく、「うちの包丁すぐ錆びちゃう」という話を耳にする。
尋ねると、使ってそのままとか、水で流しただけでそのままとか、
確実に錆びることをあえてやっている。
錆びることをやっているから、錆びるのは当たり前のことだ。
そのようなやり方で錆びさせたくないのならば、セラミックの包丁
でも使うが良い。空気も入れずに乗り心地が悪いから空気を入れ
なくてもよいタイヤはないか、と言われても無いのである。

包丁は使うたびに中性洗剤で綺麗に洗う。
そして、ペーパーキッチンタオルやティッシュで水気を完全に拭き取る。
たったこれだけのことだ。
たったこれだけのことを面倒くさがってやらないのならば、料理
などせずに、全てレトルトや出前か外食で済ますのが合ってるだろう。
物を使ったら、丁寧に汚れを取って仕舞うのはごくごく当たり前のことだ。
当たり前の事が出来ないのは、出来ないことが当たり前ではないのだ
と知ろう。

うちでは、食材を切るたびに洗っている。別素材を切る時には常に
洗われて清潔な包丁が素材を切って行く。
また、肉は肉専用の包丁を用い、他の素材とは兼用しない。食中毒防止
のためだが、これは常識なので皆さんやられていることだろう。
切ったら洗って拭き取る。料理中もこれをきちんと実行する。
寿司職人が同種一切りごとに包丁を濡れ手拭いで清拭するのも同じ
理由からだ。清浄キープで衛生管理と食材の匂いが移ることを防ぐ
ためである。

包丁は常に清潔に。

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