渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

直刃(すぐは)の実相

2016年11月07日 | 日本刀

(来国俊 鎌倉時代)


(長船元重 南北朝時代)


(金房正真 室町時代)


これらの刃文は刀剣界ではすべて「直刃(すぐは)」に分類
されている。

直刃のことをよく知らない人は「どこが直刃なんやねん」と
思われるかも知れないが、モノサシで線を描いたような刃
を直刃だなどと勘違いをしてはいないだろうか。

日本刀の場合、99.9%は「乱れ刃」を構成しているのであり、
線で描いたような一直線の刃は、ほぼ無い。
一直線刃に見えても、そこには小乱れが必ず生じており、
また足が入る物もあり、さらに刃中には絵に写し取れない
ほどの複雑な鋼の変化・変態がある。

刀を知りて刀を観、刀を観て刀を知ってほしい。

これも直刃だが、無論、一直線刃ではない。

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