渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

刀剣拝見の際の作法

2017年07月12日 | 日本刀






A.L.PAprès la pluie 2



これは映画の表現だからセリフをしゃべっていますが、
刀剣を鑑賞していてこんなに言葉をしゃべってはいけ
ません。
これでは刀は確実に唾だらけになっています。確実に
錆びる。
刀剣鑑賞の際には、一切口をきかないのが鉄則です。
さらに、刀身に目を近付ける時には、息がかからないように
懐紙で口と鼻を衝立のようにして押さえるか、マスクを
して刀剣鑑賞に臨むのが最低限のマナーです。

知っている人が観れば、この映画のこのシーンはあくまで
演出技法での表現であり、架空の表現であると理解できる
のですが、時代劇を本物の歴史的事実だと思い込んでいる
人も世の中にはいるようなので十分に注意が必要です。
裏柳生みたいなのが本当にいた、とかね。
キテレツのイレギュラーの変なのを標準の基準判断軸に
してはなりません。
というか、普段から玩具刀剣のみ帯びていてもしょうがない
んだよね・・・。真剣を帯びないから真剣さが生まれない。
だから刀を蹴るのが伝統であるかのような大嘘捏造をやら
かしても平気の平左という厚顔無恥でいられる。

日本刀は如何なるものであるのかという、刀を帯びる剣術者は
刀に対する身の処し方のお手本にならなければならないのに、
刀を蹴ることが伝統技だなどというのは笑止どころか、御冗談
が過ぎるというもの。
日本刀と日本人と日本文化を愚弄して
調子づくのも大概にされる
がよかろう。

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 映画『レッドサン』で表現さ... | トップ | 子連れ狼 Oct,5th 1989 »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL