渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

マイ・ボーイ ~リチャード・ハリス~

2017年07月16日 | 音楽

Richard Harris, My boy


映画スターが歌手として活動することは日本でも石原裕次郎、
小林旭等多く見られた。
名優リチャード・ハリスが歌手としてかなりのヒットを出していた
ということは、映画ファン以外は日本ではあまり知られていない
ようだ。

このMY BOYはエルビス・プレスリー版が有名だ。

Elvis - My Boy (live).


ドリュー・バリモアってエルビスに似ている(笑)。

MY BOYは父と母が離婚することを寝ている子に話しかけている
曲だ。

【 My Boy 】  Words & Music: B. Martin / P. Coulter

You’re sleeping son, I know     息子よ、眠っているのは分かっているけど
But, really, this can’t wait      どうしても待てないくらい大事なことなんだ
I wanted to explain          説明しておきたいんだ
Before it gets too late         手遅れになる前に
For your mother and me       ママとパパの間の愛情が 
Love has finally died          ついに枯れ果て
This is no happy home         もう幸せな家庭を築けなくなってしまった
But God knows how I’ve tried   でも、パパは精一杯努力したんだよ

Because you’re all I have, my boy  息子よ、おまえは私の全てであり 
You are my life, my pride, my joy   私の人生であり、誇りであり、喜びであるから
And if I stay,                   私がここに残るとしたら、
I stay because of you, my boy     それはお前のためだけだ、息子よ

I know it’s hard to understand     きっと理解するのは難しいだろうね
Why did we ever start?           どうしてこんなことになってしまったのか
We’re more like strangers now     今はもうパパとママはまるで他人のように
Each acting out of heart          互いの気持ちを動作にあらわすだけ
I have laughed, I have cried       笑ったこともあった、泣いたことも、
I have lost every game           全てのゲームに負けてしまった
Taken all I can take              パパができることは何もかもやった
But I’ll stay here just the same     だけど、今まで通りにここで暮らすよ

Sleep on you haven’t heard a word  さあ、眠りなさい  
Perhaps it’s just as well           おまえは何も聞かなかったんだよ
Why spoil your little dreams       お前のその小さな夢を壊すことなんかないし、
Why put you through the hell    お前に地獄のような辛い思いをさせる必要もない
Life is no fairytale              人生はお伽話なんかじゃないんだと言って

You will know                             いつかきっと分かる日がくる
But now you’re just a child         でも、今はまだお前は幼いから
I’ll stay here and watch you grow    ここに居て、おまえの成長を見守ろう 


このMY BOYは、意外なところでは、加山雄三さんのMY BOYが
とてもいい。
コンサートライブの音源で、私はLPレコードとカセットを両方持って
いた。(学友N君の自宅にあり)
youtubeでもその音源がアップされていたようだが、やはり現在は
削除されている。残念。聴きたい方は加山雄三さんの1981年頃の
ライブのCDを買ってください。
もしかすると多くの人に歌われたMY BOYの中では一番いいかも。

リチャード・ハリスがMY BOYを歌うと、どうしても映画『ワイルド・
ギース』
での傭兵レイファー・ジャンダースのキャラクタと強く重なる(^^;
また、あの息子役の子役が女の子以上に可憐でかわい過ぎてね。
『ワイルド・ギース』でのリチャード・バートンの最後の台詞が、その子
の肩を抱いて「お父さんの話をしよう」というのが涙を誘う。

私にとってリチャード・ハリスは、ハリポタの校長というよりも、『ワイルド・
ギース』のレイファーであり、『許されざる者』のイングリッシュ・ボブだ(笑)。
『ワイルド・ギース』での飛行場でのレイファーの最期のシーンは、後年
『プラトゥーン』でウィリアム・デフォーが演じるエリアス軍曹の最期で再現
された。
『プラトゥーン』の監督のオリバー・ストーンは日本の漫画から最期の
ポーズのヒントを得たというが、シチュエーションは『ワイルド・ギース』
のレイファーの最期だろう。絶望的な最期。
そして、オリバー・ストーン監督は、その痛みを負って死んでいくエリアス
にキリストを重ねあわせて表現している。対するバーンズ曹長はサタンだ。
そしてクリスというキリスト教を指し示す名の主人公(チャーリー・シーン)
が最後にサタンに採決を下す。
映画『プラトゥーン』の冒頭には旧約聖書の言葉の一説が出てくる。

 若人よ 若き日に楽しめ (コヘレトへの言葉)

これの全文はこうだ。

若き心のままに、行きたいところへ行け。ただし、すべてを主が見ている

ことを忘れるなかれ

旧約聖書のうちコヘレトは、ユダヤ教やキリスト教にこだわらず、心に響く
言葉が多い。
              

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