渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

極薄ナイフ

2017年07月16日 | 刃物



家内が多用するスイスのビクトリノックスのキッチンナイフである。
すごく薄い。1ミリあるかないかくらい。
ところが革製のしっかりしたシース付で、現行のキッチン専用モデル
ではなく、アウトドアでの料理等での使用を考えて作られた物だ。





まるで日本の伝統ナイフの刀子(とうす)のような形状でちょっと
した物を切るには使い易い。


長さは、これがまた3.75インチジャストときてますよ、と。


薄くてしなるのでフィレナイフのような使い方もできるのだろうが、
あまりそういうしなり切りはやったことがない。
それでも硬度は低いのだが、刃が付けやすく、こういうのは
キッチンナイフとしても上々だろうと思う。欠けた刃が料理の
中に入るなんてのは最悪だから。

このナイフは新婚時代に購入したからすでに24年前には持って
いたことになるが、どこで購入したかは覚えていない。
多分、アメ横のマルゴー(笑)。

そういえば、ヤフオクで「これは多分マルゴーの金子社長が
出品者では」というのを見つけた。膨大な数と種類を持っている。
マルゴーは突然廃業で従業員5名を放り投げようとしたが、
労働者は占拠闘争で粘り強く労使交渉し、新店舗テイクファイブ
を開店して、かろうじて職は確保できた。
その際、取引先との取引は新生テイクファイブが継続して取引
できるようになったのだが、テイクファイブではナイフを扱って
いない。現在店舗に置いてあるのは15本ほどしかない。
あくまで想像だが、ナイフについては、社長がすべて個人的に
押さえてしまったのではなかろうか。社の所有物を私物である
かのように。「ナイフの本」を書く程にナイフには愛を注ぐ金子
社長だが、35年以上勤めあげた従業員を投げ捨てるように
解雇しようとするのはどうしたことか。
金子社長は豪邸に住んでいた。モデルガンとナイフの販売と
いうのはそれほど儲かるのか。儲かるのだろうなぁ。特にバブル
時代などは置いたらすぐに売れた。横浜関内のいとう屋などは
それで踏み外してバブル期に世の中にあふれたバブルスター
となり、クラブ(ホステスクラブ)などでも札束を振りまわしていた
が、例に漏れずバブル崩壊で多額の負債をかかえて店を閉じた。
金子社長が豪邸に住みながら、店舗閉鎖でいきなり社員を捨て
去ろうとしたのは確かで、豪邸を処分して社員の給与支払いを
する等は考えもしかったのだろうか。だろうなぁ・・・。だから従業
員は職場占拠闘争というポーランドの自主管理労組連帯のような
闘争に踏みきらずを得なかったのだろう。
昔ならばここに雇われた右翼とかがピケ破りとかスト破りで登場
して暴力で暴れまわったりするんだよな(苦笑)。右翼というのは
思想に生きて人々のために体を張るのではなく、金のみで動いて
人を脅したりすかしたり痛めつけたりするだけの存在だから。
天皇陛下万歳を叫んだり、北方領土返還とか、尖閣死守とか
愛国者ぶったことをがなり散らすけど、実際のところはまったく
愛国者ではなくて、ごろつきのヤクザのギャングというのが右翼
という日本の中にいる寄生虫のような連中の実体で、とにかく金。
金でしか動かないし、すべての右翼は暴力団と密接に繋がって
いる。
まあ、どうあれ、テイクファイブの皆さんが職が確保できてよかった。
今後も頑張ってモデルガンとエアガンを販売してほしいと思う。

世の中、ボチボチと地道にが一番だよ。
かといって、従業員に非がないのに、いきなり店舗閉鎖で解雇
だなどいうことを一方的に通告するなんてのは、民主主義の今
の時代には法的にも道義的にも人道的にも許されない。
マルゴーの従業員たちの行動は正しかったと私は断固として
支持したい。
テイクファイブさんがナイフを扱ってくれるのならば、私はテイク
ファイブさんから買いたい。

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