渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う

ウエスタン・アームズ讃歌

2017年06月17日 | トイ

 



私は、プラSAAではウェスタン・アームズのSAAが一番好きだ。
理由は比類なき作動性、実銃に準じるグリップのリアルサイズ、
実銃に準じる44口径のシリンダー。1970年代という開発不十分
だった時代の宿命ともいえる人口樹脂の材質的脆弱性を除けば、
WAはリアルさと作動性で群を抜いていた。
WA製SAAはカチリコチリと正確に快調にキレよく作動する。

しかし、あまりに良好な作動性だからと、作動アクションをさせ
過ぎると、1970年代WA製の宿命、必ず100%クラックが入る。


WAの場合、作動させなくとも大きな亀裂が入るという癖があった。
これはテンプラと呼ばれた内部金属と外側の樹脂の気温変化等
での膨張率の微妙な違い等によって負荷から亀裂が生じるのでは
と私は読んでいるが、とにかく1970年代WAのSAAの亀裂は目も
当てられない者だった。
その後、CMCの第二次プラSAAは非常に粘るABS樹脂を使用して
いたが、WAはそれを超えられなかった。
SAAでの苦労のためか、その後のWAのABS樹脂の粘りは特筆物
であり、現在も非常に良い材質を使用したガスガンをWAは製造販売
している。


私の場合、WAのSAAはすべてスティール製のトリガーに換装してある。


WAのSAAは時を追うごとにどんどん内部の構造がバージョンアップ
されてきた。これは多くの時代ごとのWA製SAAを実際に所持してみる
とよく分かる。
改良に次ぐ改良で、当時の改良魂というものがまさにWA魂であった
ことが汲み取れる。私は今でも良質なメーカーだと思っている。

WA製SAAのシリンダー&カートリッヂは実弾.44口径と同寸である。
ピースメーカー弾薬である44-40弾がぴったりと入る。


だが、.45ロングコルト弾は弾頭のみで薬莢はまったく入らない。


WA製は.45COLTと刻印はあれど、実際には実弾の.44口径
相当のシリンダーになっているのである。


WA製純正カートリッヂ。サイズは44-40弾の空薬莢に相当する。
装填するときよりも、排莢した際にリアルさを出している。





WAのSAAは本当に素晴らしかった。
今のWAのABSやHW樹脂を使用したら素晴らしいSAAが出来る
事だろうが、今のWAはガスガンメーカーになっているので、この先も
WAのSAAが復活することは可能性が限りなく低いことだろう。
だが、世の中どうなるかは分からない。
ガスガンの世界でUZIミニで気を吐いたWAは、リアルな作動による
M4ガスガンでトイガンファンの度肝を抜いた。
もしかすると、いつの日かWAは、とんでもないカート式SAAなどを
発表する日が来るかも知れない。
社名が示す通り、WAはウエスタンガンから始まった。ウエスタンガン
の頂点であるコルト・シングル・アクション・アーミーを是非とも
頂点を極めたウエスタン・アームズに製作して欲しいと渇望するのは
私だけではあるまい。
ウエスタン・シングル・アクションとでも称して、WA50周年アニバー
サリー企画で、是非ともミスターKK監修の究極のアクション・ピース・
メーカーを発売して欲しいと私は強く願うのである。

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« SAAメンテナンス | トップ | ハートフォード製SAAのチュー... »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL