東京とか栃木とか栃木ウーヴァとか
見たまま感じたままをそのままにぶっちゃける。
人生とは旅であり、旅とは人生である。



2011年12月11日(日) 13:00Kickoff
JFL 前期第1節 佐川印刷SC 1 − 2 栃木ウーヴァFC
京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 549人 曇り 16.2℃ 38%
主審 清水修平 副審 青木隆 副審 武部陽介

【得点】
佐川印刷 前半42分 中島
栃木U 後半13分 高木 後半36分 三輪

【先発】
佐川印刷 GK 31 大石倭生 DF 13 金井龍生 3 石垣勝矢 15 及川隼 26 日野竜一 MF 6 内村淳 10 吉木健一 24 高橋悠馬 19 桜井正人 FW 11 中島清登 17 高向隼人
栃木U GK 30 原田欽庸 DF 6 高木建太 13 前田和也 3 林容史 7 川瀬浩史 MF 24 石堂俊介 27 上西涼 34 濱岡和久 29 市川稔 FW 25 若林学 10 三輪宏真

【交代】
佐川印刷
後半17分 24 高橋悠馬 → 9 平井晋太郎
後半25分 17 高向隼人 → 8 大槻紘士
後半38分 26 日野竜一 → 20 中筋誠
栃木U
後半29分 24 石堂俊介 → 16 石川大
後半39分 6 高木建太 → 15 岸田茂樹
後半48分 29 市川稔 → 23 高櫻健太

【警告】
佐川印刷 □石垣勝矢(後半11分) □金井龍生(後半12分)
栃木U -

【内容】
16 シュート 10
14 直接FK 16
1 間接FK 7
6 CK 7
1 オフサイド 7





震災の影響で順延となっていた前期第1節がリーグ最終節に開催。


現在10位(勝ち点42)を走る栃木ウーヴァは、
アウェイ「京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場」に
乗り込んで、12位(勝ち点38)の佐川印刷と対戦しました。


佐川印刷とは先月にホームで対戦し、1−0で勝利を収めた相手。


順位表を見ると、10位の栃木と9位のホンダロックとの勝ち点差が
わずか2で、ホンダロックの結果次第によっては一桁順位も狙える
ことから、この日は非常に気迫のこもった試合を見せてくれました。


西京極で、激的な逆転勝利を収めたリーグ最終戦。


ではさっそく、佐川印刷戦を簡単に振り返っていきます。


【前半】

立ち上がりから栃木はアグレッシヴな攻勢により、
右CKやゴール前から立て続けにセットプレーを獲得。
濱岡からの高精度のキックは佐川守備陣によって悉く弾かれる。
佐川は中盤を介して両サイドの高橋、高向に振り分け起点を見出す。
特に左の高橋からの中へと切り込むドリブルは随所に頭角を現す。
また前線の中島は広範囲に顔を出し、スピードに乗って相手DFの
背後を盗み、フィニッシュを放つ。また鋭い動きからファールを誘発。
中盤戦以降も互いに一進一退の互角の攻防。
栃木は若林、三輪へのハイボールや楔のパスがなかなか収まらず、
その後は濱岡を介してゆっくりとショートパスを繋ぎ攻撃を組み立てる。
佐川は後方からのハイボールやワンクッションおいて前線の中島へ
縦パスを供給。その中島の動き出しに対し、栃木はオフサイドを取る。
右サイドからは桜井がサイドに開いて縦に強引にこじ開けようと
試みるものの、対峙する林が冷静に対応に入る。
30分以降、栃木はなかなか中盤の底から効果的な縦パスが入らず、
DFラインへ戻し、手探り状態が続く。
佐川は、無駄のない長短のパス交換からバイタルで好機を演出。
その他、内外でセットプレーを獲得。栃木DFが弾き、的確なポジショニ
ングにより、再びセカンドボールを拾い、フィニッシュへと繋げる。
42分、佐川はカウンターから中島が鋭い縦のドリブルから
ボックス内へ侵入。前田を交わし鮮やかに流し込み佐川が先制!

【後半】

開始2分、佐川は左サイドの高橋が縦にドリブル突破。
低いクロスに桜井があわせるもGK原田が弾く。
佐川は、中島が下がり気味のポジションを取りボールを引き出し、
高向や桜井のショートパス交換から左の日野へリズミカルに移動。
栃木は濱岡を介して左右に振り分けるもゴールへ近づけず。
13分、栃木は左CKの流れから左サイドの濱岡がDFを3人抜いて
ニアへ鋭い低いクロス。そのボールに高木があわせ同点に追いつく!
同点に追いついた栃木は勢いに乗り高木が右サイドを激しく上下動。
同点に追いつかれた佐川は高橋に代え、平井を投入する。
その後も互いに流れは流動的。佐川は枠にとらわれない
流動的な動き出しから、手数をかけずにゴールへ襲う。
栃木はハイボールを若林らが競りながら右から高木がオーバーラップ。
29分、石堂に代え、石川(大)を投入。石川を右SHに配置。
栃木は立て続けの右からのセットプレーから追加点を狙う。
36分、栃木はゴール遠目から三輪がGKの一瞬の隙を見計らい、
鋭いグラウンダーのミドルを放つ。これがネットに吸い込まれ逆転!
39分、高木に代え、岸田を投入。岸田を右SBに配置。

−ロスタイム3分−
佐川の猛攻を栃木の守備陣が粘り強く跳ね除ける。
48分、市川に代え、高櫻を投入。

−試合終了−






佐川印刷の布陣は以下のとおり。

−−−−−−−−−−−−−
−−−−中島−桜井−−−−
−−−−−−−−−−−−−
高橋−−−−−−−−−高向
−−−−内村−吉木−−−−
−−−−−−−−−−−−−
日野−−及川−石垣−−金井
−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−大石−−−−−

前節、アウェイでソニー仙台と対戦し1−1と引き分けた佐川印刷。



佐川印刷は、左サイドの高橋に重きを置きながら、
前線では流動的な連携から相手DFをかく乱させて、
2トップの一角に入る中島が鋭く裏を突くといった形が多かった。

その中島と相方の桜井が柔軟にポジションを入れ替えながら、
裏を狙ったり、位置を下げてボールを引き出したり、サイドに開いて
起点を作ったりと、広範囲に動いて攻撃の選択肢を増やしていく。

迎えた前半42分、佐川印刷の素早いカウンターから、
中島が相手DFを交わしてネットに流し込み先取点に成功する。

後半に入ってセットプレーから同点に追いつかれると
佐川印刷は高橋に代え、平井を投入。

その後も佐川は手数をかけない攻撃。
対する栃木は空中戦やサイドを中心とした攻撃を繰り広げる。

後半36分、栃木の三輪にネットを揺らされ、逆転を許す。

終盤、前掛かりの攻撃陣が猛追を図るものの試合を振り出しに
戻すことができず、ホーム最終戦を勝利で飾ることができなかった。



前回のホーム佐川印刷戦を観戦していなかったので、
今季初めて佐川印刷のチーム状態を見ることができました。

昨季は平井晋太郎の決定力にやられたウーヴァでしたが、
佐川印刷のチーム事情はよくわかりませんが、
彼がリザーブに入るのもわからないではないなと思いました。

彼が劣るというよりもそれ以上に先発組の質が高かったということ。

平井自身、クロスをピンポイントであわせる技術は
素晴らしいものを持っていますが、それを凌ぐほどの彼ら二人の
動き出しや正確性、迫力がありました。

また、両翼の途中で退いた高橋や高向も躍動感があり、特に
高橋と栃木の高木とのマッチアップは、非常に見応えがありました。


試合終了後にはホーム最終戦ということで、
セレモニーとあわせて今季で現役を引退する高向隼人選手の
引退セレモニーが同時に行われました。

応援するチームは違えど引退セレモニーというものは、
見ていて本当に辛いし、寂しいものがあります。

一人ひとりにフットボールの人生がそれぞれ詰まっていて、
ユニフォームを脱ぐという決断はどれほど大きい決断だったことか。

高向隼人選手、現役生活、本当にお疲れ様でした。




ウーヴァの布陣は以下のとおり。

−−−−−−−−−−−−−
−−−−若林−三輪−−−−
−−−−−−−−−−−−−
市川−−−−−−−−−石堂
−−−−上西−濱岡−−−−
−−−−−−−−−−−−−
川瀬−−−林−前田−−高木
−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−原田−−−−−

前節、ホーム最終戦で長崎に4−0と快勝した栃木ウーヴァ。



前半、栃木は立て続けにセットプレーのチャンスを得る。

濱岡の正確なクロスから攻撃陣がゴール前に次々と飛び込んでいく。

しかし内容では、2トップへの楔のパスやハイボールがなかなか足下
に収まらず、濱岡を介してゆっくりとしたビルドアップに切り替える。

しかしそれも濱岡だけの閃き任せに頼ってしまい出し所が見つからず、
再びDFラインに戻して、再度出し所を探るといった展開を繰り返す。

42分、前田のパスミスからカウンターを浴び先取点を献上。

1点を追う後半戦。迎えた後半の13分。

栃木は左CKの流れから濱岡がDFを3人抜いて
二アサイドへ低いクロス。そこへ走りこんだ高木がボールの軌道を
変え、ネットを揺らし、同点に追いつく。

同点に追いついた栃木は前線のハイタワーが機能し始め、
右サイドからは高木が激しく上下動を繰り返し、攻撃参加を試みる。

迎えた36分、栃木はゴール遠目から三輪がGKの一瞬の隙を
見計らい、鋭いグラウンダーミドル。これがネットに吸い込まれ逆転。

残り10分は、栃木の守備陣が粘り強い守備を見せ試合が終了。

リーグ最終戦を勝利で飾ることができた。



まずは、リーグ最終戦を勝利で飾ることができて、試合自体も
逆転勝利という劇的な幕切れで、選手達は本当によく頑張りました。

半日かけて西京極へ行った甲斐がありました。


内容をみるとなかなか前線が機能せず、ビルドアップの面でも
出しどころに苦しんで、決してスムーズな試合運びではなかった。

相手の攻撃陣にやや押し込まれる場面が多く見られて、流れが
どっちへ傾くかわからないシーソーゲームの様相を呈していました。

ただこの日に関しては、ノックアウト方式のトーナメントのような
並々ならぬ気迫がチームや選手一人ひとりから強く伝わってきた。

球際ひとつにしても、粘り強く食らいついて誰一人として、
怠るようなプレーはなかった。(毎試合そうですが)

本当にこの日はチーム全体が一つとなって掴んだ勝利で、
リーグ最終戦を最高の形で締めくくることができました。


その中でも、高木の活躍は目覚ましかった。

鬼気迫るかのように右サイドをアップダウンして凄まじい迫力でした。
文句なくこの日のMOM。

後半13分の得点がJFL初ゴールということもあってか、
ゴール後も無尽蔵にオーバーラップを繰り返して人一倍走ってました。

守備では、神出鬼没的に迫ってくる高橋に対し、
粘り強い対応を行い、後半17分にベンチへと追いやった。

攻守に渡って大活躍。来季もこの日のような活躍を期待しています。


三輪はまたもサポーターの目を疑わせるようなゴールを記録(笑)

そこで打つ?というようなシーンでこの日は決勝点をマークしました。
彼がボールを持てば何かが起こる。来季も気が抜けません。

来季も、続けてくれるよね?まだまだやれるさ。



これでJFLの日程がすべて終了。


栃木ウーヴァは12勝(H9 A3)9分(H2 A7)12敗(H6 A6)。
得点が40、失点が43、最終順位は10位という結果に終わりました。

http://www.jfl.or.jp/jfl-pc/view/s.php?a=182#star

あと勝ち点1で一桁順位になれたわけですが、
それでも限られた戦力の中で選手達は本当によく頑張りました。

何よりホームゲームで勝ち越しをしているのが素晴らしい。
これで一人でも多くサポーターが増えるといいなと思います。



最後に、選手のみなさん、関係者のみなさん、
そしてアウェイまでかけつけたサポーターのみなさん、

震災があって大変なシーズンではありましたが、この1年間、
本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。



来年もよろしくお願いします。



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