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2012年11月10日(土) 13:30Kickoff
第46回 関東社会人サッカー大会 1回戦
JBUS宇都宮サッカークラブ 0 - 1 横浜GSFC・コブラ
東松山サッカー場 

【得点】
横浜GS 前半25分 パパ

【先発】
JBUS宇都宮 GK 1 鷲見竜二 DF 2 高橋康幸 15 秋山厚史 5 岩本直 19 青木宏樹 MF 3 薄井涼人 8 原裕真 17 笠島正徳 23 松島大 FW 21 見目直弘 10 五関和吉
横浜GS GK 1 若田和樹 DF 6 脇坂宗孝 4 笠原嵩太 5 田中潤 2 二宮淳貴 MF 7 鴇田将己 10 大空昌宏 22 山崎俊輔 18 細田啓介 FW 9 志連真人 23 ジェイパパバカリ







関東社会人サッカー大会は1回戦。


東松山サッカー場では第二試合目で、栃木県1位の
JBUS宇都宮SCと神奈川県2位の横浜GSFCコブラが対戦しました。




栃木県リーグで初優勝を収めたJBUS宇都宮SC。

2年ぶり4回目の出場となるが、過去3大会はすべて
初戦敗退ということで、4度目の挑戦で初戦突破を目指します。 

昨年はBAJELVO矢崎那須烏山、足利御厨UNITED、
宇都宮FCの3チームが初戦を敗退しているだけに、県代表として
FC真岡21とJBUS宇都宮SCには大きな期待がかかる。


一方、神奈川県2位の横浜GSFC・コブラ。

神奈川県リーグでは3位に勝ち点1差で出場権を獲得した。

JFLのY.S.C.C.、関東リーグの横浜猛蹴に続く
新勢力の横浜のクラブが、関東リーグ昇格を目指します。


下馬評でも全く予想がつかなかった同カード。

果たしてどんな化学反応が起こったか。


ではさっそく、JBUS宇都宮×横浜GS戦を簡単に振り返っていきます。


【前半】

立ち上がりは互いに一進一退の攻防。
互いにセットプレーを獲得し、ハイボールをあわせていく。
10分、コブラは縦パスに抜け出した志連のシュートは右に外れる。
JBUSは最前線に張る五関が身体を張り、見目が縦パスに裏を狙う。
また外からの直接FKを原が蹴る。
コブラは左サイド鴇田にボールを預け、彼を起点に打開を図る。
また後方から縦のロングボールにパパが裏を狙うもオフサイド。
その他、大空からの縦パスに細田がDFの背後を走る。
その後も「連動して圧力をかけるJBUS」に対し、
「鴇田を中心に個々の技術を披露するコブラ」という構図。
24分、コブラは左CKをパパが頭で合わせ先制!
1点ビハインドのJBUSは五関がドリブルからカウンターを仕掛ける。
コブラは大空が散らし鴇田のクロスをパパがあわせるシンプルな形。
34分、コブラは右からのクロスにファーサイドの鴇田が切り返して
シュートを放つも、クロスバー上に外れる。
36分、コブラは左サイド鴇田からのクロスにファーサイドの志連が
シュートを放つも、ゴール左に外れる。
JBUSは原が左に大きく散らし、高橋がスピードに乗って駆け上がる。
終盤、JBUSは五関を起点に右サイド松島が縦に駆け上がる。
終了間際、コブラ・パパが激しい接触から足首を負傷し、途中交代。

【後半】

序盤からコブラが前掛かりの攻勢を仕掛ける。
左サイドからは鴇田が力強くフィニッシュを放ち、
前線の澤田はスピードに乗って縦パスに反応していく。
また右サイド後方からは二宮が高い位置を取り攻撃参加。
一方、JBUSは中盤の主導権争いで劣勢を強いられる展開。
粘り強く奪ったボールを松島へ預け、カウンターはスムーズに捗らず。
その後もコブラが中盤を支配し、澤田、志連が裏へと飛び出す。
JBUSはDFラインが懸命にかき出して、守備の奮闘が続く。
JBUSは少しずつファールが目立ちはじめ、警告を連続で受ける。
22分、JBUSはカウンターから飯田が抜け出しシュートはゴール右。
その後はコブラが左右から立て続けにCKを獲得する。
JBUSは苦しみながらも飯田が左サイドに開いて攻撃に枚数を割く。
29分、コブラは右サイド二宮からのクロスを志連が完璧に
頭であわせるも、クロスバー上に外れる。
30分以降、互いに不用意なファールが横行。
ファールに比例してプレーの質も次第に低下していく。

-ロスタイム2分-
JBUSの速攻は精細を欠き、コブラはボールをキープして時間を稼ぐ。

-試合終了-






JBUS宇都宮の布陣は以下のとおり。

-------------
----見目-五関----
-------------
薄井---------松島
-----原-笠島----
-------------
高橋--秋山-岩本--青木
-------------
------鷲見-----

 
 

 

JBUS宇都宮はゴールが遠く、無得点で初戦を去る。

 

今年、県リーグを初優勝し栃木の王者のタイトルを引っ提げて、
今大会に臨んだJBUS宇都宮。

しかし関東行きの最初のハードルは越えられそうで越えられず、
「いい経験」で大会を退くこととなりました。



前半から高い位置から豊富な運動量で圧力をかけていったJBUS。

最前線に張る五関が身体を張り、見目がDFの背後を狙っていく。

25分、セットプレーから失点を許し、1点を追う展開となったJBUS。

その後は横浜GSにペースを握られ、劣勢の中でJBUSは
五関がカウンターを仕掛けたり、五関を起点に右サイドから松島が
駆け上がったりと、少ないチャンスを見出していく。

後半も序盤から相手の猛攻が襲いJBUS守備陣が懸命にかき出す。

悪戦苦闘の末、自陣で奪ったマイボールを一気に前線に展開。
飯田や松島がボールを受けるも、スムーズにカウンターへ運べない。

30分以降になると互いに集中力を欠いてプレー質が低下。
ファールで止める回数が格段に増えていく。

終盤もJBUSは反撃の糸口が見つからず、無得点に終わった。




JBUSの前半の試合の入り方は悪くはなかった。

むしろアグレッシヴに前に出て横浜GSと対等に渡り歩いていた。

しかし25分の失点を機に中盤を相手にコントロールされ、
そこからチーム全体があまり機能しなくなっていった。

後半に入ると前半急ぎすぎたあまり、体力が低下。
カウンターは勢いや迫力に欠け相手を脅かすことができなかった。

 

前線で孤軍奮闘していたのはJBUSの10番、五関。

相手を背負いながらタメを作ったり、二列目に下がって配給役を
務めたりと、前でのサポートが無い中で孤立しながら奮闘が続いた。 

中盤の底からは笠島がボール奪取に奔走するものの力及ばず。



JBUS宇都宮を初めて観ましたが、まだまだ真新しいというか、
どちらかというとFC真岡21や宇都宮FCといったクラブのほうが、
地力があるような印象を受けました。

もちろんそれでもそのFC真岡21や宇都宮FCを退けて
リーグの頂点に立ったのはJBUS宇都宮に変わりはありませんが。


もう少し個々のレベルアップが必要なのかなと思いました。





横浜GSの布陣は以下のとおり。

-------------
----志連-パパ----
-------------
鴇田---------細田
----大空-山崎----
-------------
脇坂--笠原-田中潤-二宮
-------------
-----若田------




横浜GSはセットプレーの1点を最後まで守り、2回戦に進出。



スコアは1-0。その数字が示すとおり実力はほぼ拮抗。
勝因となったのは決定力の差でした。
 


前半からコブラは左サイドの鴇田にボールを預け、
彼の力強い突進力から打開を図っていった。

迎えた24分、コブラは左CKからパパが頭で合わせ先制。

1点をリードしたコブラはその後勢いに乗り、中盤の底から大空が
左に散らし、鴇田がクロス。パパや志連があわせる形を作り上げる。

前半終了間際、相手選手と激しい接触をしたパパが負傷退場。
前半45分で大黒柱を欠くことを余儀なくされる。

後半、コブラが前掛かりの攻勢に出て追加点を狙いにいく。

左サイドの鴇田が強引にフィニッシュを放ったり、パパに
代わって入った澤田がスピードを生かして縦パスに反応していく。

また右SB二宮が高い位置にポジションを取り、攻撃参加を試みる。

終盤、相手のカウンターをDF陣が冷静に抑え、そのまま試合終了。

 
 
 

JBUS宇都宮が攻守にわたり「組織」で対抗するのに対し、
コブラはいずれも「個」の能力で状況を打開する形が多かった。


攻撃面では特に左サイド鴇田からの攻撃が大半を占めていた。

屈強なフィジカルは一目瞭然。その力強いフィジカルと緩急を
加えたドリブルから再三にわたって左サイドを打ち破っていった。

コブラのチーム全体にも言えることだが、あまり守備意識が高くなく、
特に彼に関しては完全なる王様スタイル。

良くも悪くも彼がチームを牽引していると言っても過言ではなかった。



そして決勝点を決めたパパバカリ。

左からのCKをうまく頭でそらしてゴールを奪った。

外国人ということで彼の動きをよくよく観察していましたが、
とりわけそこまで突出したスピードやフィジカルがあるわけではない。

ただこの日決めたようにワンチャンスをゴールに繋げられる
正確な技術というか、34歳ならではの豊富な経験値が魅力的なの
かなと思います。

しかし残念ながら前半終了間際に相手選手と激しい接触をして、
負傷退場。救急車で総合病院に搬送される一大事となりました。

試合後の公式発表によるとどうよら軽傷の診断が下されたようで、
大きな怪我にならないで本当に良かったです。





Y.S.C.C.、横浜猛蹴に続く、新たな横浜の新勢力。


Y.S.C.C.とは志向するサッカーが大きく異なり、
また違った横浜の風を楽しむことができてとても面白かったです。



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