もう1週間近く前の話だが、11/29(日) 教会でぼくが担当するベーシックバイブルクラスという講座が終わった。と言っても第1回目が終わっただけだが。(月に1回ずつ全5回のクラス)
そしてその日の夜であるが、それまで約50日間色々やらねばならないことがあって、ホントに体力・時間の限界と闘いながら過ごしていたので、その疲労をいやすため、自分へのご苦労賃で、今年度初めて映画を観に行かせてもらいました。
見たのは、ヴィヨンの妻。
モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞したのもさることながら、主演の松たか子が人妻役というのがたまらない。というと非常にエッチな響きに聞こえるので、奥さん役、にしておく。。いずれにしても勘違いされそうで、文才の無さに悩みまする。
要は、松たか子自身に凄まじい思い入れはないのですが
松たか子がかつて出演した、僕自身こんなに気に入った作品も珍しい「隠し剣 鬼の爪」の江戸時代と思しき、「きえ」という貧しく辛い女性役を演じきった松たか子が忘れられないのです。
あと、この作品は太宰治が原作である。
かなり本を読んでいない自分には全くそれを語る資格はないが、今自分が太宰ゆかりの地、太宰が最後に過ごした地であり、自害した地である三鷹に住んでいる。太宰ゆかりのものが三鷹にはけっこうある。
そんなことが噛み合って、日曜の夜はかなりクタクタなのだが、その日は上野からの帰りに有楽町までヴィヨンの妻を観に行った。
くわしいレビューは今回は書かないが、一言で言うと、まさに映画を見た、という感じがする。作品として1秒も隙がない、完成された映画であったと思う。人によって、面白かったかどうか感想は分かれるタイプの映画だと思うが、芸術作品としての映画、文学作品の映画化としては最高レベルではないだろうか。モントリオールの映画人は目が高いと思う。その後、原作を速攻で読んだが、いやー、原作面白いじゃん、太宰やっぱ読まなきゃだめだな、と思わされ、つい反省した
話は変わって、三鷹と言う土地のことをもう少し書きたいが、ここには三鷹の森ジブリ美術館もある、そして多くの大学もあり、文化・学術的なものが多い街だ。
その日のベーシックバイブルクラスは、なぜこの日本で、聖書というものに違和感を感じやすい国で、この聖書を学ぶ必要があるか、というとこころから話を始め、参加者と意見を交わしながら進めていった。レジュメ、意見交換、レクチャー、そしてホワイトボードを使うという、こういうスタイルは実は初めてだったので、慣れずに苦しかった。しかし不器用ながら、伝えたかったこと、考えてほしかったことは伝わったようで、ホッとした。
こういう三鷹という文化的、学問的素養が豊かな土地で、様々な文化を体験しながら神学を学びながら、どうこの国の文脈に合わせて、思想的に確かなメッセージを発し、そして新たな文化・芸術を発信できるのか、やっぱりその可能性を試していきたい。3年編入生なので、今はほんとに3年分の専門科目の詰め込み学習みたいなところがあって余裕はないが、来年4年生になってから、それに通じる学びが少しずつできそうだ。
そして先月、小沢一郎さんが発言したように「キリスト教は排他的で独善的な宗教だ」 、みたいなことを公でまた言われないようにしたい。そんな話はキリスト教の教えを普通に学んでいけば、とうてい事実ではなくて、何をもって小沢さんがそう発言したのか、いまだによくわからないんだけど、可能性としてはキリスト教の歴史の中で、そう受け取られても仕方のない一部の過去の出来事の印象が強かったのかな。(まあでも公でそういうことを言うほうもどうかとは思うが)
俳優の渡辺謙が、今夏、一市民として東京新聞に投稿し、政治家への意見が載ったそうだから、僕もそのうち実力がついたら、何かそういうことを感じた時、朝日新聞にでも何か投稿しようかしらん。
なんかね、どうしてもパブリックで、できるだけメジャーに世の中にインパクトと変革をもたらしたいっていうDNAがあるみたいなんです。今はまだそういったことはとてもできませんけど、やがてやってみたいんですよ。
(関心のあるジャンル↓ にクリックお願いします。ブログアクセスランキングに反映されます。)
にほんブログ村 エッセイ・随筆
にほんブログ村 ロック
にほんブログ村 キリスト教・クリスチャン
(←こちらもクリックよろしくお願いします。別ランキングに反映されます。)
そしてその日の夜であるが、それまで約50日間色々やらねばならないことがあって、ホントに体力・時間の限界と闘いながら過ごしていたので、その疲労をいやすため、自分へのご苦労賃で、今年度初めて映画を観に行かせてもらいました。
見たのは、ヴィヨンの妻。
モントリオール世界映画祭で最優秀監督賞を受賞したのもさることながら、主演の松たか子が人妻役というのがたまらない。というと非常にエッチな響きに聞こえるので、奥さん役、にしておく。。いずれにしても勘違いされそうで、文才の無さに悩みまする。
要は、松たか子自身に凄まじい思い入れはないのですが
松たか子がかつて出演した、僕自身こんなに気に入った作品も珍しい「隠し剣 鬼の爪」の江戸時代と思しき、「きえ」という貧しく辛い女性役を演じきった松たか子が忘れられないのです。
あと、この作品は太宰治が原作である。
かなり本を読んでいない自分には全くそれを語る資格はないが、今自分が太宰ゆかりの地、太宰が最後に過ごした地であり、自害した地である三鷹に住んでいる。太宰ゆかりのものが三鷹にはけっこうある。
そんなことが噛み合って、日曜の夜はかなりクタクタなのだが、その日は上野からの帰りに有楽町までヴィヨンの妻を観に行った。
くわしいレビューは今回は書かないが、一言で言うと、まさに映画を見た、という感じがする。作品として1秒も隙がない、完成された映画であったと思う。人によって、面白かったかどうか感想は分かれるタイプの映画だと思うが、芸術作品としての映画、文学作品の映画化としては最高レベルではないだろうか。モントリオールの映画人は目が高いと思う。その後、原作を速攻で読んだが、いやー、原作面白いじゃん、太宰やっぱ読まなきゃだめだな、と思わされ、つい反省した
話は変わって、三鷹と言う土地のことをもう少し書きたいが、ここには三鷹の森ジブリ美術館もある、そして多くの大学もあり、文化・学術的なものが多い街だ。
その日のベーシックバイブルクラスは、なぜこの日本で、聖書というものに違和感を感じやすい国で、この聖書を学ぶ必要があるか、というとこころから話を始め、参加者と意見を交わしながら進めていった。レジュメ、意見交換、レクチャー、そしてホワイトボードを使うという、こういうスタイルは実は初めてだったので、慣れずに苦しかった。しかし不器用ながら、伝えたかったこと、考えてほしかったことは伝わったようで、ホッとした。
こういう三鷹という文化的、学問的素養が豊かな土地で、様々な文化を体験しながら神学を学びながら、どうこの国の文脈に合わせて、思想的に確かなメッセージを発し、そして新たな文化・芸術を発信できるのか、やっぱりその可能性を試していきたい。3年編入生なので、今はほんとに3年分の専門科目の詰め込み学習みたいなところがあって余裕はないが、来年4年生になってから、それに通じる学びが少しずつできそうだ。
そして先月、小沢一郎さんが発言したように「キリスト教は排他的で独善的な宗教だ」 、みたいなことを公でまた言われないようにしたい。そんな話はキリスト教の教えを普通に学んでいけば、とうてい事実ではなくて、何をもって小沢さんがそう発言したのか、いまだによくわからないんだけど、可能性としてはキリスト教の歴史の中で、そう受け取られても仕方のない一部の過去の出来事の印象が強かったのかな。(まあでも公でそういうことを言うほうもどうかとは思うが)
俳優の渡辺謙が、今夏、一市民として東京新聞に投稿し、政治家への意見が載ったそうだから、僕もそのうち実力がついたら、何かそういうことを感じた時、朝日新聞にでも何か投稿しようかしらん。
なんかね、どうしてもパブリックで、できるだけメジャーに世の中にインパクトと変革をもたらしたいっていうDNAがあるみたいなんです。今はまだそういったことはとてもできませんけど、やがてやってみたいんですよ。
(関心のあるジャンル↓ にクリックお願いします。ブログアクセスランキングに反映されます。)
にほんブログ村 エッセイ・随筆
にほんブログ村 ロック
にほんブログ村 キリスト教・クリスチャン
(←こちらもクリックよろしくお願いします。別ランキングに反映されます。)