事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

久々の町田康

2017-07-13 16:13:32 | 本と雑誌
ホサナ」2016年10月に連載完結、単行本出版は今年5月とのこと、ソニーがおいてたので即ダウンしたが連載で読んだところ(これこれ)からちょっと進んだ時点で挫折、あれこれあって今日ようやく読了した
途中までは周囲の理不尽な暴力にさらされながら賢い犬に助けられて健闘を続けてるという感じだった主人公が犬と別れた途端にだうしようもないアホになっちゃってハラが立つの何の・・・ここまで主人公にイラついたことって(また作者は絶対それ楽しんでるんだもんな)あったかしらんと言えばあったよねついこの前、町田はフォークナーの正統な子孫なのかもわからん

初回こそ大笑いだったんだが犬が元気なのが唯一の救いだった3回目の後、2回目のバーベキューでヒトが死に、主人公は弱みを握られて金を搾り取られた上に家も乗っ取られ、賢い犬のおかげで犬たちと会話できるようになってカウンセラーを始めたのも束の間、わからず屋の犬たちを訓練して犬芝居をしなくちゃいけなくなって(この芝居がけっこう面白そう、さすが台本が作者だから)・・・とここでストーリーは急展開、世界は火柱の猛攻を受けてほとんど滅亡してしまった、今度はなかったことにならないらしい、主人公は毒虫(何で突然と思うけどちゃんと伏線はあり)に襲われて犬を見失い、怪しい男にふりまわされて荒れ果てた世界を右往左往、こん時の行動がもう支離滅裂が気を悪くするハチャメチャぶりでそれが全然おかしくない、あのさ、主人公がアホをやるのがギャグとか思ってない、作者殿?
ついに地の果てかと思われる場所で犬の集団を率いるあの犬に再会(読者はそれしかありえないと思ってるのにやたら驚く主人公に驚きあきれ)、そんでもまだアホをやりまくった末にボート「私を救ってください号」で海へ漕ぎ出す、さて彼らの運命やいかに?あ、全然知りたくないよ

いやま伏線はバッチシ回収されて、大風呂敷はちゃんとたたまれてるのかもわからんけど、とにかく主人公がアホ過ぎだし無意味にヒトが死に過ぎだし、何でこんな災厄(地震や台風や原発事故じゃない全く説明不可能なもの)が起きたのかさっぱりわからんし、一言で言えば読者を怒らせて喜んでる作品・・・いや別にケナしてないよ、こういうのもありだと思う

ややこしい漢字にルビがなくてケシカランとのレビあり、その通りだけど諸般の事情で私はほとんど読めたのよな、混凝土(コンクリート)とか 知らんかったのは蕈(きのこ)ぐらいかな?それも文脈で茸のことを言ってるってわかった、茸を作る男って確か最初の方に出てたよな、あれは何の話だったか・・・思い出せぬ、というほど話はあちこち飛びまくり、いや別にケナしてないよ、こういうのもありだと思う
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