事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

風太郎御大の短編

2016-12-24 18:36:41 | 本と雑誌
未読はないと言ったがそれは長編の話、短編はどうもいまいち物足りないのでコンプリートしてなかった、だが電子版は手に取って見られないので短編か長編かわからない、「月影抄」といっしょに「忍法**抄」というのをまとめ買いしたら4冊全て短編集だった、記憶にあるのは1つだけ(羅妖の秀康)、中には無残というか何と言うか書くに耐えんのもあって、たとえば
陽炎抄より怪談厠鬼-幽霊はなぜトイレに出るか?(普通考えたくないよな、そういうの)
同じく忍者梟無左衛門-田沼意知はなぜ殺されたのか?(もちろんバカだったから、だけど犠牲大きすぎ)
流水抄より慶長大食漢-茶屋四郎次郎ってどんなヒト?(家康を殺すつもりじゃなかったのに)
落花抄より忍者仁木弾正-え、それ原田甲斐のことじゃなかったのと思いきや(はてこれからだうなるのか私は知らないんだよな)
行雲抄より忍者石川五右衛門-妖説太閤記よりさらにツラい設定・・・かだうかは何とも

な中で行雲忍者本田佐渡守は文句なしの名作だった、徳川の家臣に本多ナントカはゴマンといるが中で佐渡守正信は異色、一向一揆の指導者だったのが失踪して(もちろん「侍の意地で改宗しなかった」石川ナントカとは別人)本能寺のまさにその時突然現れ、堺にいた家康を助けて伊賀を抜けたというのだ(あれ、それ壬申の乱じゃない?)、彼は大久保長安をワナにかけて縁戚の重臣大久保忠憐を連座させる、大久保ナントカもゴマンといるが忠憐は大物であるが故に有害と見たからだった
その彼が自分の後継と見込んだのは土井利勝、あ、それヤバくない?と思ったヒトは偉い、私は聞くまでわからんかった、「宇都宮の吊り天井」にはそんな秘密があったのだ・・・・

ところで御大の短編随一の傑作は何だと思う?私は「伊賀の散歩者」だと思う、これについてはまたいずれ(ってまだ書いてないよね?)

12/25追記-正信の息子正純が失脚したのは土井利勝の陰謀と御大を含めてみんな何となく思っている、今Wikiを見たところTVでは被害者正純の方が犯人利勝より人気っぽいね(キャストが豪華)、映画「柳生一族の陰謀」は芦田伸介演じる土井利勝が駿河大納言忠長派の総帥として戦った末に自分も暗殺されるという史実を無視したシッチャカ展開になっていた(いっしょに見た友人が「あの行動は思慮深いハズのヒトに似合わない」と言った、確かに、だけどあの映画ラストは家光まで殺されちゃったもんなあ)、でもそれ満更無根拠でもないのよな、彼の妹は忠長の乳母だったのだ(by永井路子)
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