事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

実現しない(?)テクノロジー

2016-10-01 09:25:44 | パソコンと周辺機器
先ほど漫然と以前書いた記事を散策してたらこんな文章をみつけた(08年7月のこと)

In the 1980s, Kurzweil predicted that a tiny handheld device would be invented early in the 21st century, allowing blind people to read documents from anywhere at anytime; this year, such a device was publicly unveiled.

「目の見えないヒトがいつでもどこでも本を読める小さな機械」私は「そんなもの存在しない」と書いてあるんだとばかし思ってたらとんだ誤訳「さういうものが今年一般公開された」じゃないか

それはどんなものかと言えばKurzweilさんが作ったこういうもの(09年1月の記事)、なるほどね、スキャナー(というかOCR)と発声装置をいっしょにしたモノ、つまり「本を読んでくれる機械」が思いっきり小型化されたってことか、翻訳機も兼ねてるって?そらあんまし期待せん方が・・・・と思ったけどこの前出張先で新聞を見たら英語→日本語翻訳機能もずいぶんパワーアップしてるらしい、あったら便利かも、少なくともこういう誤解(「存在する」を「存在しない」だと思っちゃう)は防げる、日本でも売ってるのかなと思えば「テキスト読み上げアプリ」というのはあるっぽいね(こちら)

確かになあ「読んでもらう」には自分で読むとは別のよさがある、上手なヒトが読んでくれるならだけど(ラジオの「朗読の時間」とか)、最近は機械もずいぶん上手にしゃべるようになったし、生身の人間と違って笑わないだろし(そこかよってそこ)・・・・・

って違ーーーーう、私は耳じゃなくて目で読みたいんだよ、視力を失っても本だけは、それに年をとったら聴力も失うというかそれに近い状態になる可能性高いだろ、「読んでもらう」意味あんましないかもしれんじゃないか

やっぱ視力のかわりになってくれるテクノロジーはこれから先もないんだろな