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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

卵のナゾ

2016-09-26 01:16:16 | 本と雑誌
液体を通して気体を通さない素材が雨具に使われてたりするんだが、考えてみれば(みなくても)卵のカラとはさういうものである、珍しくもおかしくも何ともない・・・ってたいていのモノはさうだわな、自然もモノと人工のモノはかくも違う(何をこと新しく・・・)
なればこそ陸生の卵生動物というのはずいぶん困難なことをわりとあっさりやってしまったということになるのじゃなかろうか、これが胎生だったら陸に上がるためのめんどうが一つだけ減ったことになるハズ・・・ってことがさう簡単じゃないことは陸生のサメがいないことを見てもわかるのだが

陸生で卵生だということは余分な窒素を尿酸の形で排出することとイコールである、尿酸は水に溶けにくいから排泄に水が必要ない、水をムダ使いしなくてもよいという利点もある、それに尿酸排泄性になるのはさほどむつかしくない、合成活性を高めて分解活性を失えばよいのだから、もちろんやろうと思ってできることではないのでたまたま尿酸合成型になっていたご先祖様が卵のカラも陸上型にできて陸上で繁殖できるようになっただけというのが正しいんだろが、はて半陸上性のカエルってだうなってる?昔同僚と議論したことがあったけど結論出なかったな・・・

でケモノである、卵生のケモノは尿酸排泄性のハズ(はてこれ確かめられてるのかな、希少動物だから簡単に調べられないとどっかで読んだ気がする)、普通(?)のケモノは尿素排泄性、尿素は水によく溶けるから排泄に水をムダ使いするという難が生じるという以外にも問題、尿素合成活性を高めると同時に尿酸分解活性を取り戻さなくではいけない、一度(それも大昔に)失ったモノを取り戻すのって簡単じゃないハズなんだがな

尿酸排泄で不都合はないハズなのに(いや痛風という不都合は確かにあるが)なぜ尿素に切り替えたのか、切り替え組だけが生き残ったのか、あれ、カンガルーやコアラ(水を飲まない)はどっちなんだ?話はけっこうめんどうなのである、古生物学者はあんましこういうこと気にしないのかな、卵の化石があれば卵生だったってわかる、けどないから胎生だったって断定はできんよね、だからこれは意外と厄介な問題じゃないかと思うのである

追記-只今出張中、この機械はホテルで借りたモノ、マウスがついてるのはエラいが使い勝手はやっぱちょっと違う、この文章ほとんど書き終わったところでどこを押し間違ったかシャットダウン、めげずに再開したらちゃんと保存してくれていた、へえやるじゃんIE(違うかな?)