経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

9/19の日経

2014年09月19日 | 今日の日経
 昨日、7月毎勤の確報が出て、いつもどおりの下方修正があった。給与総額は前年比2.6%から2.4%と大して下がらなかったのだが、所定内は0.7%から0.3%となった。これだと、実質賃金のマイナス幅は、また8月に開きそうだね。常用雇用は、季節調整値の前月比が4か月ぶりにマイナスの-0.2%になり、所定外時間は同0.3%と速報のマイナスからプラスとなった。雇用を絞り、残業で対応する形かな。

 8月貿易統計は、季節調整値の輸出が微減、輸入がやや減で大きな変化はなし。7、8月の感じからすると、7-9月期の外需の寄与度はプラマイなしというところか。FOMCを受けて108円台とドル高が進んだが、日経はあまり喜んでないようだ。金融緩和による資産高で都市部の地価は上がっても、輸出低迷で、輸入物価が上がるだけではね。「更なる金融緩和は望まれもすまい」という本コラムの1月のシナリオどおりの展開だ。

(今日の日経)
 円安効果、明暗くっきり。三大都市圏の住宅地が上昇、増税でペースは和らぐ。健保料を健康なら安く。設備投資・雇用減税を廃止へ。企業の資金調達拡大22年ぶり。日銀の国債シェア21%超。経済教室・産業の多層化・根来龍之。

※成長と雇用のための企業負担軽減というお題目さえ危うくなっとる。※増税で地価にもブレーキ、金融緩和の効果は減殺だ。せっかく資金調達も伸ばしたのにね。

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