頂門の一針 《渓流斎日乗》

探訪記者高田朋之介、号は竹林堂、字は渓流斎が綴る日々の逍遥録です。Pardon! Japonais seulement

公事結社しかなくなる近未来

2017年04月21日 | 政治
日比谷公園

パリのよく間違えられますが、サルトルではなくクルトル先生です。今日は、パリ中心部のシャンゼリゼ通りでまたまたテロが起き、23日の大統領選挙を目前に控え、不穏な空気が流れています。

日本も「一強多弱」の「忖度」時代ですね。

外国人から見ても、権力を握った為政者がやりたい放題に見えます。

園児に教育勅語を暗唱させる森友学園の教育方針と思想信条に共鳴し、お友達の加計学園の理事長には、市有地を無償で払い下げられるように周囲に忖度させる。

時の日本の安倍首相は、戦前の暗黒時代に戻らせるかのように、「安全保障法」に続き、治安維持法を想起する「共謀罪法」まで成立させようとしています。

シクラメンなど

ところで、2006年に刊行された楠精一郎著「大政翼賛会に抗した40人 自民党の源流の代議士」(朝日選書)は、今のような不穏な時代、日本人には必読書ではないでしょうか。

 楠氏は東洋英和女学院大学教授で、この本は、自民党の機関誌「自由新報」に連載した記事を加筆したものです。

 東条英機の圧政の中で、当時の国会議員らがどう悪戦苦闘したのかよく分かります。こんな政治家がいたのか、と思うことでしょう。日本のテレビにチャラチャラ出てくる政治コメンテーターなんぞは、何も知りません。

例えば、大野伴睦は院外団出身ですが、同書で院外団とは何か書いてあります。つまり、国会の外でデモをしたり、示威活動をするのですが、その伝で言えば菅直人は院外団上がりの日本で最初の首相ですね。大野伴睦に比して如何に人間が小さいか。平沢貞通の無罪を主張したり、泥棒に追い銭を遣ったり、若いころの読売新聞の渡邊恒雄を手下にしたり、凄いですよ。人間味がありますね。

戦前の大悪法の「治安維持法」から、さらに「大政翼賛体制」に入り、「政党」が解散、解体されるのですが、そこで「政治結社」と「公事結社」の分類が出来るのです。

 恐らく、多くの日本人は「公事結社」とは何か分からないでしょう。言うまでもなく、「政治結社」とは政党などですが、「公事結社」とは非政治の結社なのです。分かりにくいでしょう。この本に詳しく書いてありますが、当時、これについて、国会で質問された時の大臣、今でいえば、金田法相みたいな所管の平沼麒一郎内務大臣が言葉に詰まって、「まあ、清掃組合みたいなものだ」と答弁したという事実に触れています。

まあ、日本ではこれからは、「公事結社」なら許されるのでしょう。思想表現の自由の無い時代到来です。

ヒアシンス

 コンピュータがいくら進化して、技術革命が進んでも、肝心の人間そのものは不変で、歴史の繰り返しです。
 安倍首相は、お爺さんの「昭和の妖怪」岸信介の再現です。北朝鮮を「問題だ、問題だ」と言いますが、全ての根源に世襲があるのです。

 日本は、北朝鮮を批判できません。金日成と金正日と同じです。中川政務官も二代目で親父と同じで「●●(伏字)」です。日本人は自分の足元をよく見ていないというか、メディアが真相を見せようとしないのです。産経新聞も、北朝鮮を批判するなら、なぜ「世襲制」批判をしないのか。問題点をすり替えているのです。

以上、フランス人のジャポニストの意見ですが。
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