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小田原開設64周年記念「北条早雲杯争奪戦」(GIII)は長塚智広が貫禄V!


 キーワードは「結束力」だった。本日(27日)、決勝を迎えた小田原競輪開設64周年記念「北条早雲杯争奪戦」(GIII)は、打鍾で関東ラインの先頭を任された矢口啓一郎が持ち前のダッシュを活かして主導権を握ると、矢口を追走した長塚智広が直線で鋭く伸びて優勝ゴールに飛び込んだ。4月の共同通信社杯(GII)を制している長塚は、8月に入ると富山、小田原と333バンクの記念を連勝、勢いはますます加速している。優勝インタビューでは「チーム関東」を強調した。
「今日も矢口君が前で頑張ってくれましたし、矢口君のおかげですね。ちょっと矢口君のダッシュがすごすぎて、自分のギアも大きすぎて、離れてしまいました。いつも前で頑張ってくれるので、しっかりとサポートしていこうと思っていました」。賞金ランキングでグランプリ争いの渦中にいるだけに、また一歩グランプリに近づいた。そして来月には京王閣オールスターが控えている。「自分の地元は茨城ですが、京王閣も準地元なので、オールスターも頑張りたいと思います」と地元地区の大一番に照準を合わせる。もちろん、長塚だけではなく、関東全体での盛り上がりは必至だ。「池田(勇人)君も平原(康多)君も矢口君も出てきましたし、今は武田(豊樹)さんが残念ながらレースに出られない状況なので、武田さんが復帰するときに、良い雰囲気で迎えられるようにみんなで頑張っていきたいと思っています。武田さんの分も関東一丸となって、自分が中心と言うよりも『チーム関東』で頑張りたいと思います」。


長塚を捕らえるまでは至らなかったが、好調の村上博幸が2着に入線。前々に攻めた稲川翔が3着に入り、優勝こそ逸したが近畿勢が確定板に載った。村上は「外に浮かされる展開なら考えないといけないけど、自分の動きをしながら、翔が優勝できるように、いつも通りレースをしてくれれば僕にもチャンスがあるかなと。翔自身もしんどかったと思いますけど、良いレースをしてくれたと思います。赤板の位置で苦しくなったんですけど、そこをうまくやってくれましたね。チャンスはあったけど、活かせなかったのは自分が悪いです。今回は、前が頑張ってくれたおかげで自信も持てましたし、やることをやって、また結果を出せるといいですね」と手応えを掴んだ様子。一方の稲川は「初手は前以外で、自分も脚を使わないとなかなか勝負は出来ないので、そういう風に組み立てたんですけどね。(長塚が遅れて追い上げてきたが)それも競輪なので、自分の詰めの甘さです。いろんな展開も想定していかないとダメですね。今開催は博幸さんもいてくれたし、一個ずつ、段階的に少しずつ上がっているのかなと思います」。

浅井康太は後方から捲りで詰め寄るも、松戸の再現はならず4着まで。
「とりあえず無理やりでもいったんですけどね。残念でした。乗り越えられなかったので、もう一回踏もうか迷って、切り替えたんですけど、最後はハスって終わってしまいました。でも今回も走れているので、感じは良かったと思います。また頑張ります」。

関東ラインを牽引した矢口啓一郎は5着。今シリーズは多彩な攻めを見せており、決勝も長塚のVに貢献した。
「準決勝同様に前々に攻めていこうと思っていました。(打鍾は)仕掛けようと思っていたし、こう動いたら、次に来るのは浅井だと思っていたので、それより先に自分が動かないと意味が無いし、せっかく長塚さんと稲村さんが折り合ってラインを作ってくれたので、まずそれに応えるレースをしないといけないと思っていました。あとは自分に力があれば、もっと残れたと思うし、先行して3着までに残ることが今の課題なので、もっと自分の脚を磨きたいです。良い展開は作れたと思うので、もっとゴールで良い勝負が出来るように頑張りたいと思います」。

即席ラインとなった吉本卓仁と桐山敬太郎。吉本が捲り不発で8着、南関唯一の決勝進出者となった桐山敬太郎は9着とともに大敗に終わってしまう。吉本は「後ろからなら逆に作戦立てやすいし、まずは抑えるしかない。あとはそこからどうするか。でも、ちょっと長塚さんを見過ぎましたね。稲村(成浩)さんの前に入るかどうかで。あそこで迷ってしまったので、まだまだですね。力不足です」。桐山は「全部お任せでした。信頼して付いていくだけで。浅井がいたので、ちょっと見てしまったのが…。今開催は落車あけで復帰して2~3カ月でここまで戻したので、そこは収穫です。オールスターまでにはと思っていたんですけど、思ったより早く戻ってきて、そこは良かったです。またオールスターで頑張ります」。



■レース展開
誘導以下、浅井康太-諸橋愛、稲川翔-村上博幸、矢口啓一郎-長塚智広-稲村成浩、吉本卓仁-桐山敬太郎で周回していく。青板過ぎから吉本が上昇をはじめて、赤板前には先頭に立つと、矢口も合わせて上昇していき、3番手に関東ラインが入る。赤板から今度は稲川が前団に迫っていき、吉本を抑えて赤板2コーナーで先頭。それを見た矢口は、打鍾でスパートして一気に主導権を奪っていく。矢口の先行で最終ホームを通過、長塚は一旦矢口と連係離れるも、すぐさま追い上げて番手を確保。近畿勢が3番手4番手に続く。後方に置かれた吉本、浅井がそれぞれ捲りを打つも前団を捕らえることはできず、矢口の番手から抜け出した長塚が近畿勢の追撃を寄せ付けず優勝。稲川マークの村上が2着、稲川が3着に入線した。


周回中


赤板


打鐘


最終ホーム


最終バック


ゴール

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小田原開設64周年記念「北条早雲杯争奪戦」(GIII)3日目・準決勝戦!明日決勝!

今年の夏は日本各地で猛烈な暑さをで記録していますが、本日(26日)の小田原競輪場は27度前後と比較的過ごしやすい気温の中、開設64周年記念「北条早雲杯争奪戦」(GIII)の3日目・準決勝戦が開催されました。勝負所の準決3番では、それぞれ吉本卓仁選手、矢口啓一郎選手、村上博幸選手が1着を取りました。佐藤友和選手の準決敗退は意外でしたが、明日(27日)の決勝は、どのラインにもチャンスがありそうな細切れ戦となり、今回の小田原333決戦を締め括るにふさわしい好勝負が予想されます。どのラインが主導権を握り、真っ先にゴール線を駆け抜けるのは誰か。決勝までの時間、たっぷりと予想したいところですね。


ダッグアウトレポート
■9レース
●先行した松川高大の番手から吉本卓仁が捲りで抜け出して1着突破。
「もう今日は松川(高大)のおかげ。好きに走ってもらったし、自分は何もしていないです。2車だったので車間を切っていくことくらい。バックでは自分が1着じゃないとダメだと思っていました。バックを踏むくらいだったらいこうと、見えた感覚もあったので、最後はシビアにいかせてもらいました。あそこでいかないと、もう無いと思いましたしね。松川に今度は恩返ししないと」

記念初優勝の期待もかかる吉本卓仁選手

●2着入線の長塚智広は「来るから内は開けられない。(芦澤と決められなかったのが)残念です」

●桐山敬太郎が3着に入線も、ライン3車だっただけに心境は複雑だ。
「喜べないですね。3人で決めるには、ホームでいかなくては。外叩きにいけたのに…申し訳ないです。なんとか3着に入れたのは、地元の力ですね」

南関から唯一の決勝進出を決めた桐山敬太郎選手

■10レース
●好位置を確保した矢口啓一郎が捲りで抜け出して押し切る。
「脚を使ってでも攻めれば、良い着を取れるかなと思って、頭で描いたとおりに攻めようと。あんなスピードなら3番手も付いてくるのがいないと思ったし、あとは踏み遅れないようにしました。初日は最悪でしたが、徐々に良くなっています。昨日も長塚(智広)さんのサポートで気合いが入ったし、今日も稲村(成浩)さんでしたからね。後ろのおかげです」

好レースをみせて矢口啓一郎選手が決勝進出

●ゴール前に大外を伸びるも稲川翔は2着。
「前を取ってしまって。いけなかったので、判断が悪かったですね。脚は悪くないと思います」

稲川翔選手は記念連続で決勝進出、安定感は光る

●矢口啓一郎マークの稲村成浩が3着入線する。
「5番(矢口)と9番(稲村)だったから、希望の位置は取れないだろうし、脚を使ってでも3番手は取れる位置にと。矢口に任せていました。稲川(翔)君もうまいですしね。バックから内を締めていたので、きつかったですよ。今回も前が頑張ってくれたおかげ。この前(松戸)も準決勝は山崎(芳仁)が頑張ってくれたし、今回も昨日は芦澤(大輔)、今日は矢口のおかげです」


■11レース
●浅井康太の捲りを、追走した村上博幸がゴール前で交わして1着。
「浅井(康太)君が強かったですね。浅井君のレース勘にしっかりと付いていくことだけを考えていました。山もあったし、とにかく付くことだけに集中していました。大ギアになってから機会も少なくなったけど、最後は、抜けて自信になりました。感じは良いです。決勝は稲川君がいるので、2人で頑張ります」

好感触を掴んで決勝進出の村上博幸選手。

●5番手から仕掛けた浅井康太が2着で人気ラインのワンツー。
「無事に勝ち上がれて良かったです。1周くらい踏めている感じだし、普通に捲りに構えているわけではないので、タイムも悪くないのかなと思います。今日は後ろが(村上)博幸さんが付いてくれたし、しっかり仕掛けられました。決勝もいつも通りに、仕掛けられればよいですね。頑張ります」

連続優勝なるか、2着で決勝進出の浅井康太選手。

●諸橋愛が先行した鈴木庸之マークで3着に入線。
「ノブ(鈴木庸之)がずっと頑張ってくれて、恵まれました。もう1車後ろにいれば、楽だったんですけどね。2車だとあんまり牽制すると、内に来られてしまいますし。先行態勢なら車間を切るから頑張れと。何とか結果が出てますね。決勝は、関東4番手は回れないので、浅井の後ろを主張します。番手は初めて。離れないように付いていきたいと思います」

■決勝戦私的予想
決勝戦の並びはこうなった。
(3)矢口啓一郎─(7)長塚智広─(4)稲村成浩
(1)浅井康太―(5)諸橋愛
(2)稲川翔─(9)村上博幸
(8)吉本卓仁―(6)桐山敬太郎

関東は(3)矢口を先頭に、(7)長塚が番手で、3番手に(4)稲村の3者並びで、(5)諸橋が(1)浅井の番手にいく。地元・南関から唯一の決勝進出者となった(6)桐山は自分でやるか、あいている番手を回るかを熟考した上で、最終的には「迷惑にならないようなら、吉本君の後ろを」ということで即席ラインを形成した。ライン的には関東3者が優位にレースを運べそうで、そうなれば(7)長塚が番手有利に優勝候補の筆頭になりそうだが、他地区の巻き返しも必須だけに一筋縄ではいかなそう。私的には、松戸記念も8番手からの鋭捲りで制した(1)浅井の連続Vに期待したい。またレース巧者の(2)稲川が好位置確保からの仕掛けを繰り出せば(9)村上に展開が向くことも。穴は一発狙う(6)桐山の絡みだろう。



※並びは当日の選手紹介または各紙新聞でご確認下さい。



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■3日目のイベントレポート
 3日目のイベントステージでは、新田祐大選手(福島・90期)のトークショーが行われました。今年は本領発揮で、ここまで好成績をおさめている新田選手。好調理由を聞かれると、「僕は競輪と競技を頑張っているんですが、昨年はロンドンオリンピックに出場して、そこで競輪以外の多くの方と出会うことができて、そうしたことがプレッシャーにもなって、頑張らなくちゃいけないなと思っています。それに、そこで知り合った選手の方々とも、今も交流がありまして、話をしていても、すごく刺激になっています」。また、先日の松戸開催を振り返って「フランソワ・ペルビスは僕と同じ1000mという競技をやっていて、今年は世界のナンバーワンだった選手。そのペルビスに勝てたということは、僕が1位ということで(笑)」。さらに子どもの頃の夢を聞かれると「自転車が大好きだったので、小・中学生のときの夢は、競輪選手と、もうひとつはメッセンジャーでした。もし選手になっていなかったら、皆様のところに届け物をしていたかもしれません」と笑いを誘った。
 今の目標について「今年、自分の中で決めている目標が1つあるんです。それはタイトルを獲って、グランプリに出場することです。来月はオールスター競輪がありますので、応援よろしくお願いします」と意気込むと、観客からは大きな拍手が起こっていました。


新田選手からのプレゼントがもらえるジャンケン大会の様子。
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松戸開設63周年記念「燦燦ダイヤモンドカップ争奪戦」は浅井康太の豪快捲りが炸裂!!



 333バンクの最終ホーム8番手、主導権を握るのは二段駆けの可能性もある南関勢、まさしく絶望的な位置。だが、浅井康太は落ち着いていた。最終ホームから仕掛けると、ひとり次元の違うスピードで、前団を一気に飲み込んでいった。これで今年の記念は5月の宇都宮、6月の前橋に次ぐ3度目の優勝。準決勝終了時には「賞金争いをしていますからね。全て勝つつもりいきます」と意気込んだ通り、有言実行の優勝劇となった。「勝てて良かったです。小埜(正義)さんもメイチで踏んでいたし、イチかバチかで最終ホームで勝負しようと思っていました。今回は最終日が一番感触も良かったですね。(園田匠とは)よく合宿をしているので、ワンツーが決まって良かったです」。前回のサマーナイトフェスティバルでは最終日に落車、不安を抱えたままのシリーズとなったが、「今回は変に内に突っ込もうとせず、課題として外を踏もうと思ってきたのも良かったと思いますね。今は脚を作る時期というか、みんな強いですし、自力を出していかないと勝てないから、そこがしっかり出せたのが良かったです。展開もありますけど、小埜さんがマックススピードだったし、あのスピードで海老根さんに出られたらもう無いと思っていたので、良いタイミングで仕掛けることがでたと思います。8番手でも定位置と思えば気持ちも楽になるし、初日は焦って8番手だったので、それが無くなってきているのが一番、気持ちの面でも大きいですね」。
そして「まぐれですよ、自分でもビックリしてます」。その発言には、聞いている方がビックリ。あの勝ちっぷりで??


浅井康太をマークした園田匠は懸命に追うも、交わせずの2着に「悔しい!」を連呼。「浅井に任せていました。たぶんあそこからいってくれると思ったので、自分の出足さえ千切れなければと。最後は中に来た雰囲気があったんですけど、抜くことしか考えていなかったので。成田さんかな?と思ったんですけど、芦澤でしたね。そこはゴールしてから気づきました。ただ、最近、タテ脚は戻ってきて自信はあったので、だからこそ自分が抜けなかったのは悔しいですね。ワンツーは最低限です。これが今の自分の力の差だと思います。悔しいですね。いつもより早めに、あれだけいってくれたのに。もっと迫れるように頑張ります。でもゴール前、良い勝負は出来たので、これで流れも変わってくると思うし、これを機にもっと練習しなくてはいけないことが分かったので、もっと練習してきます」

南関勢の後ろを取った芦澤大輔は、最後に浅井ラインに詰め寄るも3着まで。こちらも悔しさを滲ませる。
「初手が後手になってしまって。抑えにいったら、どうなるかなと思っていたときに、もう小埜さんが仕掛けて行ったから。う~ん…。そこで4番手を取れたんですけど、そこで落ち着いてしまいましたね。あそこですかさず行くべきでした。初日も同じことやって負けているから、全然反省を活かしきれていなかったです。それが本当に悔しいです。同じ負けでも、自分から何かしらアクションを起こさないと…。これでは何の価値もない、ただ3着に入っただけでした。自信をもって練習してきたという証がないと体が動かないと思うし、ここからいっても大丈夫という自信が…。不甲斐ない、何の見せ場もなく終わってしまいましたね。これという自分の武器を大きくして、自信を持って競走に来られるように頑張ります」

大外から差し脚を伸ばした成田和也だったが、4着まで。
「(稲川翔に)任せていました。自分にもチャンスはあったと思いますけど…。もう少しやれるなという部分もあるし、また練習して頑張ります」

記念初Vを狙った稲川翔だったが5着に終わる。
「どこからでも頑張るつもりでしたけど、位置取りはしっかりしようと思って、(初手は)前以外でと。あとは自分で判断をどこまでできるかでしたけど、勝負所でダメでしたね…。次に繋げるように、また頑張ります」

南関勢の先頭で主導権を握った小埜正義だったが、浅井のスピードの前に屈して大敗を喫する。
「ダメでしたね…。初手は2個目を取って、行って行ってドーンと仕掛けるのが自分も残る展開かなと思ったんですけどね。最低でも3個目を取ろうという作戦でした。でも芦澤が抑えに来ないから、マジか!と思って…。でもそれは仕方ないですね。もう今回は初日からラインのおかげだし、今日もラインのおかげ。調子が不安定なのに、付いてもらって感謝しています。また次に向けて、しっかり頑張りたいと思います」

■レース展開
周回は最終的に誘導以下、浅井康太-園田匠、稲川翔-成田和也、小埜正義-海老根恵太-福田知也、芦澤大輔-稲村成浩で落ち着く。青板2センター過ぎに小埜が上昇を開始して、前団を抑えて赤板から主導権を握っていく。南関勢が出切り、その番手は内に稲川、外に芦澤で並走になり、浅井は最後方に下げる。打鍾過ぎに、4番手は芦澤が取り切り、稲川は後退し6番手となる。南関勢の主導権取りのまま最終ホームを迎えると、8番手から浅井が一気にスパート、抜群のスピードで前団に迫り、最終バック前には先頭に躍り出る。それを園田がしっかりマークし、このラインを中から芦澤、外から成田が追う展開になるも、スピード衰えない浅井が押し切り優勝。2着には園田が入線し、3着に芦澤、4着成田という結果となった。

周回


赤板


打鐘


最終ホーム


最終バック


ゴール



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■最終日のイベントレポート
最終日のイベントステージでは、4R、7R終了後にガールズ選手トークショーが行われ、加瀬加奈子選手と奈良岡彩子選手が壇上に上がりました。「男前」で知られる加瀬選手、今回のステージでも、その威力を発揮! といっても、いつも通りというビッグマウスぶり(?)を奈良岡選手が「コラコラ」と漫才風に突っ込む、ナイスコンビネーションで観客からは何度も笑いが巻き起こっていました。向日町で初の決勝2着だった奈良岡選手が「今までで一番」と語ると、加瀬選手が「私が1着でしたけどね!」と横やり。もちろんレースの話が中心ですが、お酒の話だったり、練習の話だったり、好みのタイプの話だったり…話題は尽きませんでした。それにしても、加瀬選手の人気っぷりはすごいですね。 


来月はガールズコレクションがある加瀬加奈子選手は「ファン投票1位は光栄ですね!ありがとうございます。最近はきつい声援も少なくなってきましたね(笑)。これからも徹底先行で頑張りますので、応援よろしくお願いします!」


明日(19日)に平塚前検という奈良岡彩子選手は「いつも勝とうと思っているんですが…まずは1勝を。ここ松戸でデビューさせてもらってから、決勝にも乗っていますし、しっかりチャンスを掴めるようにこれからも頑張ります!」
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松戸開設63周年記念「燦燦ダイヤモンドカップ争奪戦」3日目・準決勝戦!

サンサンと真夏の強い陽射しが降り注ぐ松戸競輪場。今日は松戸競輪開設63周年記念「燦燦ダイヤモンドカップ争奪戦」の3日目、準決勝戦が繰り広げられた。333バンクらしい「超」が付くほどのスピードバトルとなった準決勝、その難関を勝ち上がった9名により、明日(8月18日)11レースに決勝が行われます。大注目の決勝は、どのラインにもチャンスは十分な細切れ戦となりました。ますますヒートアップしていく松戸333決戦、観戦する側も熱中症対策をしっかりした上で、熱い勝負していきましょう!


ダッグアウトレポート
■9レース
●南関勢が主導権を握るも、稲川翔が好位置キープから直線で捕え1着入線。
「後ろに付いてくれているし、最低限のことはしないとと思っていました。井上(昌己)さんはさすがでしたけど、脚を使ってでも勝負権のある位置を取りにいきました。(木村の内は)予想外で、ああなるとは思っていませんでしたよ。最後も自分では抜いていないなと思っていたんですけどね。初日に失敗した反省を活かせていると思います」

記念初優勝へ、再度アタックする稲川翔選手。

●田中孝彦の先行を利した海老根恵太が番手から捲りに出て2着。
「今日は全て(田中に)任せていました。夢中で、どうなっているか分からなかったくらい。あれだけ行ってくれたのに、最後に(稲川に)抜かれてしまったのが、現状ですね…。稲川も強かったです。ちょっと振ったときに、フワッとなってしまって、後ろには悪いことをしてしまいました。連日、前が頑張ってくれたおかげです。田中もかかっていたし、昨日かぶってしまったから、今日はかぶれないと思って。脚がないので、気持ちだけですね」

地元記念で決勝進出の海老根恵太選手。

●8番手から捲った山崎芳仁をマークした稲村成浩が内伸び3着に入る。
「自分は山崎(芳仁)のファンだからね。選手としても素晴らしいし、実力もすごい。番組が出たときから、海老根の番手捲りもあると思ったけど、山崎と心中するつもりで付きました。前を取ってから、あとは山崎の感覚に任せて。山崎は絶対に外に踏みますからね。苦しかったですが、開くとこを待っていきました。激戦を凌げたのは良かったです」


■10レース
●小埜正義マークの成田和也が差し切って1着。成田の好プレーに、検車場で観戦していた選手からは「すごすぎる…」「うますぎる…」といった声が。
「小埜(正義)君が強かったです。頑張りますとのことだったんですけど、本当にその通りのレースをしてくれて、逆に気合いが入りました。捲ってくるだろうなとは思っていましたが、真後ろから来られるときついと思っていました。園田(匠)がいて早めに踏んだんですけど、外に踏んだ分、微妙でしたが、うまくいって良かったです。余裕はないです、一杯! でも地元の選手の後ろだし、これも縁だと思って、何とか(小埜も)決勝に乗ってもらいたいと思っていました。頑張っているのを見てきていますしね」

ワンツーを決めた成田和也選手は小埜正義選手と握手。

●主導権を握った小埜正義は2着に粘り込み、決勝進出を決めた。
「そんなにかかっていなかったし、きつくなっていたんですけどね。やっぱり成田さんが付いてくれたときは、先行した方が良いですね(笑)。前に出たら出させるつもりなく、あと来るなら屋良(朝春)だと思っていたので、屋良の動きを見ていました。(成田が車間を切ったので)成田さんの車輪がどんどん無くなっていったので、ありがたいなぁと思っていましたよ。ああなると、成田さんが見ているから、後ろは止まりますよね。僕でも止まりますよ(笑)。成田さんは同期ですけど、大先輩だし、目標とする一人なので、(ワンツーが決まって)良かったです」


●捲りを打った園田匠は3着で久々の決勝進出を果たす。
「屋良がいくなら、それに乗っていこうと思ったんですけどね。外並走するよりは、外に踏もうと思って、行くしかないとスイッチが入りました。成田さんが車間を開けてくれた分、チャンスがあったと思います。ずっと調子は良かったんですけどね。あとは気持ちだと思っていたので、今日はしっかり入りました」

捲りで3着入線の園田匠選手。

■11レース
●井上嵩を追走した芦澤大輔がバックから捲りを打ち、そのまま押し切る。
「井上君が強かったです。あんなにスピードが出ているところから、あれだけいってくれましたからね。すかさずいってしまったんですが、連日、後輩のおかげです。そういうレースを僕はしてきていないのに、後輩がいってくれて、ありがたいです。でも、自分に期待してもらったことに応えられなかったことは、申し訳ないと思っています」

何度も後輩への感謝を口にした芦澤大輔選手

●ホーム8番手と後手を踏むも、捲りで2着に届いた浅井康太。
「5番(福田知也)と当たって、あれがブロックみたいになってしまって、きつかったです…。千切れ追い込みですね(苦笑)、よく乗り切れたと思います。内にいかれてしゃくられたときに、バックを入れたら、そこで前がかかっていたので、きつかったです。離れていたから、自力で逃げているみたいでした。まだまだフレームは馴染んでいないですが、賞金争いをしていますし、残りは全部獲る気持ちでいかないといけないですからね。ワンテンポ、ツーテンポ早く仕掛けていけば、チャンスはあると思います」

賞金の上積みを狙う浅井康太選手。

●接戦となった3着争いは福田知也に軍配が上がる。
「芦澤に付いていきたかったけど、ダッシュに千切れてしまいましたね。中途半端になってしまって、流れ込みの3着ですが、これも(松坂)英司さんのおかげです。調子が良くなってきたのは、ここ2カ月ですね。決勝は丁重に断られましたので(苦笑)、小埜さんも調子が良いので自分が前ということで、連係して地元の3番手ですね」


■決勝戦私的予想
決勝の並び、大激戦の様相だ。
(1)小埜正義─(8)海老根恵太─(6)福田知也
(9)稲川翔─(2)成田和也
(5)浅井康太─(3)園田匠
(7)芦澤大輔―(4)稲村成浩

(2)成田が(9)稲川に、(3)園田が(5)浅井にそれぞれ付いて即席ラインを形成、ラインは4つに別れる細切れ戦となった。「先行基本」と主導権取りを匂わすのは(1)小埜で、徹底先行型が他にはいないだけに、(8)海老根を連れての積極的なレース運びが濃厚か。もちろん、そうなれば南関勢の後ろは他3つのラインにとっては大事な位置になりそう。私的には(5)浅井の捲りに期待したい。準決では(7)芦澤を捕らえるまでには至らなかったが、修正点を掴んでおり、GPの賞金争いを見越しても、優勝は欲しいところ。もちろん(1)小埜を利す(8)海老根も、勝負所を逸せず抜け出しを図れば、V争いに加わる。混戦に強い(2)成田、(7)芦澤の両者も車券にはしっかり絡めていきたい。

※並びは当日の選手紹介または各紙新聞でご確認下さい。
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第9回サマーナイトフェスティバル(GII)の優勝は佐藤友和選手!



上手い! 位置取り、仕掛け、抜群の読みというか、勝つ為に組み立てたレースでしたね。さすが佐藤友和!と感じたレースでした。
深谷知広は勝負どころで、内に詰まる展開ではどうにもこうにもなりませんでした。また近畿ラインは、脇本雄太が池田勇人を叩けなかったのが敗因だったと思います。
それにしても、見事な佐藤のレースでした。
そしておめでとうございました!

サマーナイトフェスティバル決勝フォトダイジェスト

周回中


残り2周。


打鐘前2コーナー


打鐘


残り1周


最終バック


最終2センター


ゴール前


ゴール



ダッグアウトから


9レース
優勝の佐藤友和

「ワッキーに先行されたらきついと思ったので、それだけさせないようにと思っていました。池田が先行しなきゃ、自分で行こうと意思ってました。(成田さんに)抜かれてもしょうがないと思っていたけど、自分の伸びも良かったですね。サマーナイトFは獲ってないタイトルなので、次のステップに弾みになります。賞金で(上位に)離された部分があって、ここは視野に入れていたので、それを狙い撃ちできたので、今後も余裕を持っていけると思います。…京王閣は借りがあるので、頑張りたいと思います!」

2着の成田和也

「友和が強かったですね。地元で優勝したかったですね。もっとゴール勝負ができるように、もっと練習してきたいと思います」

3着の池田勇人

「位置取りあぁなったんで、先行勝負しました。ホームでワッキーが見えたので、そこは絶対に出させないようにしようと思いました。(バックでは)意外に捲りが来てなかったので、これはけっこう残るんじゃないかなって思ってました。昨日の分も、今日は出せたと思います」

4着の岡田征陽
「ワッキーを止めていっぱいでしたね。あれで、次は抜けるように練習してきたいと思います」

5着の深谷知広
「(最後コースなかったが)それを割れる技術があったら、脚がなくなっていくと思うし。また、気持ちを入れなおして、練習しなおして、いきたいと思います」

6着の村上義弘
「どっかで、僕ももっと早めに判断しなければいけなかったですね。体調は上向きだと思うし、しっかり後半巻き返せるように頑張りたいと思います」

7着の松岡健介
「任せているので何とも言えないですけど、友和があそこにいてはきついなと思いました。次は、先頭を走れるように頑張ります。今回は、後ろを回って、色々と考えることもあったし、勉強になりました」

8着の坂本健太郎
「しゃくれるだけしゃくってしまえば、もっと面白かったかもしれませんね。脚を使いたくないしって、悩んでいる間にもがき合いになってしまいました。もっと自分の格を上げてから、またチャレンジしたいですね。今回は、亮馬にいいきっかけを作ってもらいました」

9着の脇本雄太
「自分のやるべきことをできていないです…」
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