元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

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愛和幼稚園の屋上菜園

2009年09月09日 20時37分15秒 | 小川けいこのプライベート日記
 縁あって、南田中にある『愛和幼稚園』に視察に伺いました。
 環八と笹目通りという大きな道路からほど近い立地条件にも関わらず、大変に閑静な佇まいでした。
 

 そして、緑も豊富なんです!!園庭や屋上は芝生化され、桜やポプラを始めとする大木が園庭にドンと構え園児たちを見守っています。

 その緑の中でも感動したのは、何と言っても「屋上菜園」です幼稚園の理事長さんの91歳になるお父上が中心となられて作られているそうですが、写真に写っているのは、菜園の半分のニンジン畑ですがその脇には長ネギが、も半分には赤や黄色のミニトマトのアーチが5つほどあり、そのアーチの下には、冬に収穫されるであろう大根の苗が植わってました。また、屋上の柵にはゴ―ヤがたくさん生っていて、ここの園児たちはなんて幸せなんだろうと思わずにはいられませんでした。

 さらに素晴らしいと思ったのは、野菜の収穫を園児はもちろん親御さんたちも一緒に行い、収穫した野菜を自宅に持ち帰って調理して家族で食べるということです。
 その効果としては、野菜に対しての好き嫌いがなくなるということ、また自宅で調理ということもあり「ママ育て」にもなるということ、家族の話題が増えることなどごくごく当たり前のことのようですが、菜園・親の意識・家族の和がそろって初めてできることであり、このような教育の機会は大切であると感じました。


 また、区政に身をおく立場からの意見としては、「食料の自給率」が低下してる今、こちらの幼稚園のように自ら食料自給率をあげる努力には感服です。
 区内における都市農業の発展はもちろん、公立小・中学校の給食への地場野菜のさらなる導入と芝生化よりも校内菜園を増やしたり、区役所の屋上も菜園を作ったりして先ずは区内自給率をあげる努力とPRも必要かも.....と考えた小川でした。

 食料の自給率とは自分たちの食べものを自分たちでつくっている割合。日本の自給率は40%で、自給率は日本人が生きていくために必要な食べ物のカロリーのうち、日本で作っている食べ物から摂取するカロリーがどのくらいかで計算をします。

 
 話は、愛和幼稚園さんに戻りまして、屋上菜園もこちらの園の大きな特色の一つですが、その他に預かり保育(幼稚園教育の時間外や夏休みなどに保育する)やキンダールーム(保護者の方が何らかの理由で育児が出来なくなったときの一時預かり)や、特別課外授業といって幼稚園教育終了後に水泳、バレエ体操、ピアノ、英語等の習い事が可能など、大変に教育熱心な多くの素晴らしい特色を持つ幼稚園でした。



 私の生まれは板橋区で小学校3年生から、豊玉小学校に転校してきたのですが、板橋区では「なでしこ幼稚園」と言う幼稚園に通っていました。
 両親は共働きでしたが、祖母がおりましたので送迎は祖母にしてもらっていました。
 しかしながら祖母(母方)は、私には甘かったですが母には厳しかったので、送迎は自分でしても、料理が上手だったにも関わらず私のお弁当は必ず母に作るように言っており、母も仕事持ちながらも作ってくれていました。(今考えると、祖母が「ママ育て」をしていたんですね
 また、幼稚園の上島先生が大好きで、プールの季節は園長先生が一緒に遊んでくれて、透君という仲良しさんがいて、ピンクのリボンが好きで母に髪を結んでもらって.....と幼稚園時代の記憶って結構鮮明に覚えているものです。

 そう考えるとこの歳の教育は大切なんだなあと改めて思った次第です。


 愛和幼稚園の理事長さん、園長さんお忙しい中ありがとうございました。余談ですが、理事長さんは消防団の分団長をお務めで、私も団員の1人なのでそちらの話でも盛りあがりました。


 明日は、有機野菜を使ったスウィーツのご紹介です!!