たまおのページ

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じゅんすいとふじゅんぶつ

2017年09月24日 | Weblog
 9月 24日

 純粋と不純物。

 こないだ、北野たけしと有名・有能な方との対談本を読んだん
ですよ。その中に14代柿右衛門さんがいました。
 有田焼といえば柿右衛門。人間国宝の人でした。(現在は15代と
なっていますから、先代ですね)

 んで、柿右衛門さんが本の中(対談)で、「今の色は鮮やかすぎる」
江戸時代の色を出したい。というような話をしていました。
 釉薬というか絵の具というか、とにかく化学的に作られた色は
鮮やかすぎるんだそうです。

 「昔の鉄や銅を集めています」とも発言されてましたね。
 それはね。純度100%近い材料を使っても、求めている色が
だせないんだそうです。
 江戸時代の建物に使われていた鉄釘、墓石の覆いだった銅など、
不純物が混ざっている金属を材料として集めているんだって。

 たしかになんでも純度100%とかがいいわけじゃないですよ。
身近なところでは、水も天然のほうが味がありますよね。ミネラルが
入っていたりするから。

 化学的な実験などは同じ結果を出すために純がいいよね。
 んでも、多くのものはあれとこれとそれを混ぜたほうが性能が
よかったりします。

 人間も同じかなぁ? なんて考えてしまいました。
 「温室育ち」「乳母日傘」や「苦労知らず」とかって、あまり良い
意味では使わないですよね。人に対しては。
 同じような言い方に「純粋培養」ていうのもあります。

 経験を重ねることにより、人間が成長していく。苦も楽も糧にして
自分を高める。そんな人間にわたしもなりたい。
 なれないんだよねぇ。アタイは。
 <経験を生かしていこう>って思っていないからねぇ。(笑)

 チョイとだけ話をかえて。
 8月にNHKラジオの「夏休みこども科学相談」を何日間か聴い
たんですが、子どもらしい素朴な疑問や大人でも知らないようなことを
質問したりしていました。
 たとえば「扇風機の風はなぜ涼しいのか?」というような質問。

 で、回答する先生方は「なせそういう疑問をもったのか」、
「なぜそうなるのか推察したか」そして「実験してみたのか」また
その結果から「なにがわかったか」というようなことを言うんです
ね。答えを伝えるだけじゃないんですよ。
 やっぱ考えること、考察することが大切ですからね。

 で、純粋培養の人、ものごとを決まった方向からしかみられない。
縦から横から斜めから右から左から見ることができないんだね。
 日本人って単一方向からしか見ませんね。(これはやはり民族と
いうか国民性だね)

 純も不純もそれぞれ役に立ったり不用だったりしますね。(^^)/
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