とりあえず80歳へ  『古希からの田舎暮らし』も10年目になろうとし、喜寿も過ぎてゆき、さて……。

定年後は田舎志向。69歳のとき三木市で「田舎暮らし」をはじめました。田舎にとけ込もうと心掛け、菜園をたのしむ日記です。

『癌だましい』の感想文ふたつ。

2016-10-15 05:14:06 | 日記
 図書館で『癌だましい』という本を借りて読みました。山内令南(1958年=昭和33年生れで2011年に亡くなった女性)が自分の食道癌について書いた作品です。
 ぼくはなぜか、むかしから(40歳くらいからか)「癌の闘病記」というと読みたくなって、図書館で借りて読んでいます。何十冊か百冊を超えるかというほど。これはすさまじい本ですが、ぼくの評はしばらく置きます。
 ただ「アマゾンのコメント」に寄せられた感想文を紹介します。5つ星と1つ星のコメントを。

 5つ星コメント
 頼れる人をみんな無くしても、職場で厄介者扱いされても、末期癌になっても。主人公は食うことの楽しみを何ものにも譲らなかった。末期癌は作者の「書く」という行為も奪えなかった。
 読み終わって震えた。だれにでも勧められる話ではないが、 (中略) 私はこの主人公にある種の格好よさを感じました。

 1つ星コメント   混迷する純文学界を象徴するような作品
 現役の食道癌患者が書いた「食道癌患者が独りぼっちでゲロまみれ涎まみれになって死んでいく」という作品。実際作者の女性は受賞10日後(文学界新人賞)に亡くなった。でもこれを認めると結局最後は不幸自慢になってしまうのではないか。あまり良いこともなく死んでいったおばさんを、最後は作家として逝かせてあげたことは、本人からすれば確かに幸せだったかも知れないが、それで読者から金と取ろうなんて下品だと僕は思う。

 ぼくは読むのを途中でやめました。
 癌で亡くなった作家の佐野洋子さんは、自分の病気についてもエッセイを書いています。「もし彼女がこの本を読んだら、どんなコメントをするだろう」と思いました。 
 

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