とりあえず80歳へ  『古希からの田舎暮らし』も10年目になろうとし、喜寿も過ぎてゆき、さて……。

定年後は田舎志向。69歳のとき三木市で「田舎暮らし」をはじめました。田舎にとけ込もうと心掛け、菜園をたのしむ日記です。

イチゴ・ネット・ハウスは補強バッチリ! 

2017-05-15 21:02:00 | 日記
 きのうは、イチゴをアライグマにやられて、ガクッとしました。(ぼくはイチゴ・ネット・ハウスをつくっただけですが)
道子さんは、去年の〈イチゴ・シーズン〉の終わった6月からずーっとイチゴの世話をしてきました。イチゴを食べたあとのイチゴ畑は「ほったらかし/草まみれ/夏の水不足・枯れる」になりますが、道子さんは夏になってもネットハウスに入って、草を抜き水をやってきました。秋になるとランナーから苗をとって別のところに「仮植え」します。11月にはネットハウスの畝をととのえ、割肥をしてイチゴの苗を「本植え」します。マルチを掛けると草は防げますが、道子さんはマルチ掛けを3月まで待ちます。マルチで保護しないで、苗を寒さにさらすのです。寒さに鍛えられた苗は、おいしいイチゴをならせてくれます。(植えてからあとでマルチを掛けるのは大変です)4月も液肥をやりつづけ、イチゴの世話をして、5月にやっとイチゴを採れるようになります。イチゴは「一年がかりの世話」をしてつくる作物です。
 その、ほんとに丹精を込めたイチゴの「一番たくさんなり、一番おいしいとき」に、アライグマはイチゴを食べ尽したのです。今日道子さんはアライグマの食い荒らした食べさしの実をとったり、泥足でマルチの上を動きまわったアライグマの足跡を水をかけて消したり、いろんなことをして最盛期だったイチゴをしのびました。
 ぼくはきのう買った〈2メートル×50メートル〉の新しい動物ネットで、ネットハウスをぐるっと一周。ネットの上と下を止める作業をしました。30メートルのネットを張るのですからしんどかったです。夕方6時過ぎまで作業がつづき、コテンコテンに疲れました。
          
 写真手前はレンゲ畑。ネットハウスの見た目はあまり変わりませんが、ネットが2重になり、一枚破っても2枚目があります。しかも新しいネットは日光で劣化していないから、アライグマでも破るのは無理でしょう。下は鉄パイプに巻き込んで、U字鉄筋を木槌で打ち込んで止めました。ビクともしません。
 道子さんは「わたし、あきらめのいいほうだから、復讐しようと思わないけど、あの世にいったとき、アライグマからひと言ほしいわね」だって。ぼくは復讐心に燃えており、明日市役所に檻を借りに行きます。
 あのアライグマたちは、生涯忘れられないおいしいイチゴを食べまくって、またやって来ます。そのときイチゴをエサに捕獲して、役所に突き出してやります。(炭酸ガス・安楽死)アライグマは甘い物好きで、いままでは〈干し柿〉〈饅頭〉で捕まえたことがあります。