経営コンサルなんて役に立つんですか?!

神戸三宮の経営コンサルティングファーム代表である経営コンサルタント水野敦之が、生々しい経営の現場を語ります。

士業での独立  -必ず役立つ経営現場の本当の話(305)-  

2011年09月20日 06時38分08秒 | 経営コンサルティング
-リスクマネジメントに強みを持つ経営コンサルタント・法律家のプロフェッショナル集団-
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公私共に忙しく、特にライフワークとしていることでの活動で休みのたびに飛行機や新幹線で出掛けたり、そちらのことでブログやツィッターを毎日更新しているためにこちらのブログはすっかり放置状態になってしまっていました。
また、11月末までは異常に忙しい状況が続きますので、今のうちにブログを更新させて頂きます。

先日、たまたま中小企業診断士の資格を取ってコンサルタントとして独立したいというご主旨のご質問を頂きました。
そこで、士業での独立について本当の話を書かせて頂きたいと思います。

ご存知の方がほとんどだと思いますが、昔は寝ていても仕事が降ってくると言われた弁護士も仕事にあぶれる時代になってしまいました。
公認会計士も合格者の就職先がなく、困れ果てている方が多いようです。
税理士も顧客の会社がどんどん潰れていくので、瀕死状態になっておられる方もいらっしゃいます。
司法書士も過払い請求の問題で、一部の方が事業拡大に成功したようですが、こちらも勝ち組と負け組みがはっきりと分かれています。
そして、社会保険労務士や行政書士や中小企業診断士となると、合格しても独立開業する方は非常に少ないですし、独立してもその専門の仕事だけで食べていっておられる方は極めて少数です。
余り本当のことを書くと怒られるかも知れませんが、家がお金持ちであるため、社会的な肩書きだけのために登録をして開業しておられる方もかなり多くいらっしゃいます。
「無職」と言うよりも「社会保険労務士事務所の所長」と言う方が世間体が良いのは当然のことです。

士業での独立開業は成功しないわけではありません。
株式会社を設立しても90%以上の方は10年以内に潰すわけですから、それと同様に考えれば良いと思います。
親が士業をやられていて、顧客を受け継ぐということでなければ、士業の独立は会社を興すのと同じ困難さとリスクがあることを理解して頂ければと存じます。

但し、士業というのは非常に便利な面もあります。
株式会社を設立して、事務所を持って、人を雇用してとなると初期投資やランニングコストが非常にかかってしまって経営のリスクが高くなりますが、士業の場合は、個人であっても株式会社と同程度の社会的な信頼は得られますし、人を雇用する必要や頻繁に来客がないのであれば、自宅の一室を事務所にすることも出来ますし、何か事業をやる場合、初期投資やランニングコストを極限まで抑えることが出来ます。

究極のリスクマネジメントは、ランニングコストを限りなくゼロに近づけて、収入のほぼ全部を利益にすることですが、その極限状態を作り上げたのが、実は私が経営するMLLAコンサルティングファームなのです。
商品は人であり、固定した人員を作らず全てアウトソーシングにして、株式会社にはあえてせず(ご存知のように特定社会保険労務士の事務所が法的な母体となっています)、絶対に倒産しない事業形態を作り上げたわけです。
だからこそ、事務所として経済的に困る状態になっていなければ、私のように仕事以外のライフワークに仕事と同じくらいの時間と労力を割けるようになるわけです。
もちろん、いろいろなことが一段落したら、新しい時代に合った事業拡大をしますし、常に進化していかなければ気がつくと退化してしまっているようなビジネス環境にありますので、のんびりはしておられませんが、私の事業が倒産するということは、私自身が天災の直撃でも受けなければあり得ないでしょう。
いずれにせよ、今は、士業の方とのアライアンスによって、ずっと温めている事業を現実化することを考えています。

私が企業経営に携わってきて実感したのは、倒産のリスクのために経営者は無理に無理を重ねて、最終的には自分で自分の首を絞めてしまうということです。
見た目や虚に囚われることなく、実を取る経営をするには、この倒産リスクを極限まで抑えることが最も重要だと私は考えたのです。
話がそれましたが、士業での独立は株式会社を成功させるのと同じほどの困難さはありますが、以上のようなメリットもありますので、やり方次第でいくらでも成功すると思います。
しかし、これまでのやり方や人の真似をしているだけでは駄目で、自分の頭で考え、自分の足で動いて、最もご自身に合った経営方法を見つけることが出来ればという限定は付きます。
結局、経営は全て自分で苦労してアイディアを出し、いかにそれを実現して、倒産のリスクを限りなくゼロに近づけるかにかかっています。
特に、倒産リスクというのは、経営では最も重要です。
そしてそれは、自転車操業の資金繰りを意味するのではありません。

本当です。

-つづく-

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