初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

親父の思い出②

2017年02月12日 22時21分32秒 | Weblog


親父の仕事が終わって(クランクアップ)しばらくして

街の映画館で封切りされます

大映の映画は、京都四条河原町高島屋百貨店の横に

あった、公楽会館(こうらくかいかん)で

封切られていました

公楽会館の地下に小劇場もあって、ここでは洋画の

二番館でした



私たち家族は、四条河原町の公楽会館によくいきました

完成した作品を撮影所の試写室で見たこともありましたが

やはり、街の映画館で大勢の観客に混じって見る方が

いいようでした

… … …

親父も街の映画館でときどき、見ていたようです

映画館のスクリーンにどう映写されているかとか

画面が暗くないかとか、画面の四隅が切れていないかとか

撮影所の完成試写ではわからないことが、あったのでしょう

親父は映画館のスクリーンにはどう映るかを意識して

仕事をしていたようでした。



私たち家族は完成した映画を公楽会館で見て帰ってから

親父に、あそこはどうしてとか、俳優さんの演技について

聞いたことがありました。親父は現場の裏話を交えて

いろいろ話してくれました



親父は、仕事のないとき、衣笠貞之助監督、長谷川一夫さんらと

新京極の映画館に他社の邦画、洋画を見ていたようです

… … …

映画館から帰ってきて私らにあの○○映画は面白いから

といわれて、母親と二人でとか私一人で見に行ったことが

ありました。

… … …

わが家では親父と家族で映画館へ行った思い出が

ありません。

わが家で映画は純粋に娯楽ではなかったのかも

知れません。