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高速増殖炉と六ケ所再処理工場が やめられない理由 (3)

2017-07-12 13:37:49 | 核と人間は共存しない
【使用済み核燃料】を再処理すると【高レベル放射性廃棄物】が出る。
これは、人が近づくと十数秒で死に至る強い放射線を出す。

こんな猛毒なものを、10万年にもわたって保管し続けなければならないのだ!
自然災害大国の日本で10万年もの間、安全に保管し続けることは奇跡に近い。
現在、多くの【使用済み核燃料】は各原発サイト内にある貯蔵プールに入れて冷やされている。
これを湿式というが、使用済みとはいえ、プール内で冷やし続けないと大変なことになる。
乾式貯蔵 というやり方があるのに、なぜ国はこの方法が取らないのか!

【使用済み核燃料】は再処理をせずに、全てを乾式貯蔵にすべきだ。
そして直ちに全ての原発を廃炉にすべきだ。

【使用済み核燃料】を貯蔵プールで5年間冷却してから、乾式貯蔵にするという。
原発事故から6年が経ち、まさに乾式貯蔵に切り替える時だ!
では、なぜ国はそうしようとしないのか?

【高速増殖炉・もんじゅ】はとうに破綻し、事実上、【核燃料サイクル】は破綻した。
その結果、【六ヶ所再処理工場】の必要性がなくなったはずだ。
それなのに、政府はその継続をあきらめていない。
【高速増殖炉】の建設には、4段階ある。

実験炉→ 原型炉→ 実証炉 →実用炉

【もんじゅ】は原型炉で断念したにもかかわらず、
多額の金を払ってまで、フランスの計画性の乏しい【高速炉】計画に便乗し、
形の上だけでも【高速炉】から撤退しようとはしない。
『報道特集』から一部を引用します。

(日本は)2030年代の運転開始を目指す実証炉【ASTRID】を
 共同開発しようとしている。(いまだ実用炉ですらない)

 もんじゅをやめた日本とフランスが、どこまで本気で協力するのか心配がある」 

2017年2月の国連大学で、【使用済み核燃料】を再処理して産まれる
プルトニウムへの懸念の声が上がった。
核燃料サイクルのめどが立たないまま
日本は国内(?)に48トンのプルトニウムがあるが、その懸念とは

プルトニウムの核兵器への転用が可能だからだ

 原子力委員・阿部信泰氏は

日本はこれほど大量のプルトニウムを、核セキュリティ・テロへの懸念から
 保有すべきではない
」  

日本政府が【核燃料サイクル】に固執する理由はここにある。
プルトニウムは、【核燃料サイクル】を行う前提で、
アメリカが保管を認めてきたのだ。  

オバマ政権国家安全保障担当・スティーブ・フェッター教授は

プルトニウムの大量保有は密輸や核のテロのリスクを生む。
 何年もの間、日本の専門家たちは、
 核燃料から分離されたプルトニウムは、核兵器に使用できないと主張してきた。
 しかしアメリカの科学者たちは、全員反論している。
 他のプルトニウムと同様、核兵器に十分転用可能である
 日本がすべき最低限のことは、
 これ以上、プルトニウムを増やさないことです
」 (引用ここまで)

日本が【核燃料サイクル】に固執するもう一つの理由を、河野さんの講演から引用します。

「日本の原発にはサイト内に貯蔵プールがあり、【使用済み核燃料】を冷やしている。
 だがどこの原発も、貯蔵プールがいっぱいになってきている。
 これでは原発を止めざるを得ない。
 そこで将来、再処理するという理由で、青森県にある六ヶ所再処理工場に送り込んだ。
 それにより各原発の貯蔵プールは空きができて、当面は操業できる――と国は考えたのだ。

 青森県は、次のように釘をさしている。

【使用済み核燃料】は、あくまでも再処理するという条件で引き受けたのだ。
  あくまでも製品にするための【工場の材料】なのだ

  これは青森県・電力会社・経産省も絡んで、そういう約束になっている。
  そうでないものを持ち込んでは困りますよ」 (引用ここまで)

テレビだったか新聞だったか、青森県はあくまでも【工場の原料】として預かっている。
もし【再処理工場】が動かせないのなら、これまでに持ち込んだ【使用済み核燃料】を
それぞれの原子力発電所が引き取って欲しい、と語っていた。
六ヶ所村に集められた【使用済み核燃料】を、
それぞれの原子力発電所に返すとなると
貯蔵プールが満杯となって、原発を動かせなくなる。
だから国は、高速増殖炉と六ケ所再処理工場が止められないのだ。

【六ヶ所再処理工場】の完成のめどは立っていない、
だが、万が一、完成すれば、今保有しているプルトニウム48トンに、
さらに毎年8トンのプルトニウムが増え続ける。
それでも国は、高速増殖炉も六ケ所再処理工場も止めようとしないのだ!

こんな自転車操業がいつまでも続くはずがない!
【核燃料サイクル】どころか、日本の【原子力政策】そのものが破綻している。
核のゴミをどこに保管するのか、全く決まっていない以上、
全ての原発を直ちに止めるべきだ!
これでは日本が、「トイレのないマンション」どころか、
「日本中が汚物まみれのトイレ」そのものになってしまう。

これは党派を超え、国民全体が取り組む喫緊の課題 だ。
これをウソ、言い訳、言い逃れ、誤魔化し、恫喝、無視・・・をしていけば、
日本は国際社会から孤立してしまうだろう。
どんなに時間と金がかかろうと、次の原発事故が起きる前に
国も国民も真摯に立ち向かうべきだ!

あれだけの原発事故を引き起こし、世界中に放射能をまき散らした日本が、
わずか6年で原発事故そのものが無かったことにしようとしている。
誰も事故の責任を取ろうとせず、十分な事故の解明もせず、
被害に遭われた方々への補償もあいまいなまま、再稼働しようとする。
こんな厚顔無恥な国があるだろうか!!!!!
私は絶対に、原発事故を忘れない!
それと以前、稲田氏は核兵器について言及したことがある。
         ↓
(57)「稲田防衛相、核保有検討『撤回しない』 非核堅持も強調 2016年10月11日 朝日新聞デジタル」

http://digital.asahi.com/articles/ASJBC656QJBCUTFK01H.html

最近では、こんなことも……。

(58)「2プラス2突如延期 稲田大臣『普天間答弁』で密約漏洩か 7月7日 日刊ゲンダイ」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/208873/1

(58-2)「普天間が返還されない? 広がる懸念 稲田防衛相『まったく想定していない』
      7月7日 沖縄タイムス+プラス」

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/109929


核兵器に転用できるプルトニウム48トンを、日本は持つべきではない!
核兵器も原発も、絶対に未来にあってはならないものだ!

※「核のゴミはどこへ?」の続きは、後日書きます。

「映画・日本と再生 光と風のギガワット作戦 河合弘之監督最新作
 太陽がいっぱい。風がいっぱい。世界はもう、自然エネルギーで動いている!」

※「日本と原発 4年後 法廷版」と「日本と再生予告編」の2つの動画あり。
               ↓                       
http://www.nihontogenpatsu.com/ 
         














(画像はお借りしました)

  
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