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高速増殖炉と六ケ所再処理工場が やめられない理由 (2)

2017-07-12 13:38:14 | 核と人間は共存しない
現在、日本は48トンのプルトニウムを保有している。
河野さんの講演では、北朝鮮の保有量は50キロだという。
この50キロのプルトニウムに対して、六ヵ国協議にアメリカやロシア、中国、韓国、
日本も参加して大騒ぎになった。
ではなぜ日本の48トン=48000(4万8千)キロのプルトニウムに対しては、
問題にならないのか?
そしてこの48トンのプルトニウムは、今どこにあるのか?

現在、【六ヶ所再処理工場】は未完のままで、完成のめどが立っていない。
以前からイギリスやアメリカに(多額のお金を払って)、再処理を委託している。
そのためプルトニウム約40トンは海外にあり、 【高速増殖炉】の完成まで
(多額のお金を払って)保管してもらっている。
だがいずれ、全てのプルトニウムが日本に返還されるだろう。
その際、もちろん秘密裡に行われるだろうが、万が一テロリストにプルトニウムが
狙われたとしたら、北朝鮮のミサイルどころの騒ぎではなくなる。

※再処理をすることで、プルトニウムだけでなく【高レベル放射性廃棄物】も出る。
 これをガラス固体化して、六ヶ所村で一時貯蔵している。
 【使用済み核燃料】は、原発サイト内の貯蔵プールで冷やされているが、
 将来、再生するための原料として、各地の原発から六ヶ所村の
 貯蔵施設に送られ保管されている。
 原発サイト内の貯蔵プールがいっぱいになれば、原発は稼働できなくなるはずだが、
 あくまで【使用済み核燃料】ではなく、【再処理するための原料】として
 六ヶ所村に送られ保管されているのだ。
 
河野さんのお話によると、プルトニウムは 「テロリスト・フレンドリー」だそうだ。
プルトニウムは吸い込んで肺に入ると致命的だそうだが、ウランを持ち運ぶよりは
プルトニウムを持ち運んだ方が、よっぽど安全だそうだ。
国外にあるにしろ、国内にあるにしろ48トンものプルトニウムは、テロリストにとって
垂涎(すいぜん)の的だろう。
しかも丸腰の警備員が守っているような、テロリストにとって非常に好都合な警備形態だ。
それにしてもなぜ国は、こんなリスクを自ら作り出すのか!

【六ヶ所再処理工場】が出来るめどはつかない。そして【高速増殖炉】も撤退することが決まった。
そして、プルトニウムばかりが増え続けてゆく。
【夢の核燃料サイクル】ということで、大量のプルトニウムの保管が認められてきた。
だがこれが破綻したとなれば、国際社会から非難されるのは必至だ。
そこで思いついた窮余の一策が、プルサーマルだ。

(56)「プルサーマル ニコニコ大百科」

http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB

●一部を引用させて頂きます。

プルサーマルとは、電気事業連合会が電力会社で行おうとしている、
 安全性に不安があるプルトニウムとウラニウムを混合させたMOX燃料を使った
 発電を行う計画である
」 (引用ここまで)

 外国で再処理して出たプルトニウムとウランを混ぜてMOX燃料という新しく核燃料にし、
 普通は【高速増殖炉】で使うが、普通の原子炉でウランの代替燃料として使うというものだ。

しかし、安全面でMOX燃料から放射される放射線強度が強い為、
 作業員の被曝等のリスク管理上の難度が上がる。
 また、ウランとプルトニウムを混ぜているため、
 色々な弊害が出てくる(熱伝導、再処理の難度など)

 ヨーロッパでは40年以上の実績があるが、当然日本では実績が無い。
 国内で実績がなく、安全性が原発周辺の住民に理解されておらず、
 さらに2009年に関西電力にて基準を満たしていない『不合格燃料』が出てしまったために、
 住民や市民団体からの反発が大きい。
 2011年にINESレベル5の事故災害を起こした
 福島原発事故福島第一原発3号機はMOX燃料を使ったプルサーマル運転を
 2010年10月より開始していた」 (引用ここまで)

●7月6日の『NEWS23』で、このことを報道していた。

「2017年7月5日、フランス・シェルブールからMOX燃料を積んだ船が、
 フランスから日本へ出港した。
 仏原子力会社アレバ社が使用済み核燃料を再処理したMOX燃料を積んでいた。
 このことで、国際環境保護団体が『運搬の際、テロの標的の恐れがある』
 として強く批判した。
 この核燃料(MOX燃料)は、関西電力・高浜原発で使用される予定で
 約736キロのプルトニウムが含まれる


●【高速増殖炉】もできない。【六ヶ所村再生工場】も完成の見込みがない。
 イギリスやフランスから、再処理した際にできるプルトニウムを引き取ってくれと言われる。
 【夢の核燃料サイクル】は、まさに【悪夢の核燃料サイクル】でしかない!
 プルトニウムの使い道がないからと言って【プルサーマル】を始めても、
 プルトニウムが最大1割くらいしか混ぜられないので、
 一向にプルトニウムは減らない。
 そのうえ仮に、六ヶ所再処理工場ができてフル稼働するとどうなるか?
 年800トンの使用済み核燃料を再処理すると、
 毎年、約4トンのプルトニウムが増え続けることになる。
 さらに国は国民にウソをついてまで、【核燃料サイクル】にしがみ付こうとする。

 「MOX燃料をプルサーマルで燃やすことを 【核燃料サイクルという】」、と。

 プルトニウムを使う予定だった【高速増殖炉】が不可能になった今、
 【高速増殖炉】も【六ヶ所再処理工場】も【夢の核燃料サイクル】も
 全て白紙に戻すべきだ!

 そして【使用済み核燃料】の再処理をやめるべきだ!  3につづく


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