【競馬 予想】 7月1日各場メインレース回顧

今週も調子は良かったが、メインレースの結果には大きな溜息１つ２つ・・・
今年はメインレースを上位4頭程のＢＯＸで買っていればというケースが
異様に多くて我ながら腹立たしい。

函館スプリントＳ

レースの流れは、ほぼミドルゾーンの競馬で先行した馬ほど有利。

注目したブラックバースピンは、やはり洋芝巧者だった。

大外枠の不利は承知とはいえ、あれだけ好スタートを切れたにも関わらず、
どうしてあのような騎乗になったのかさっぱり分からない。
四位騎手の一番悪い癖は3コーナーから無駄に動く事がとても多い。
ケースバイケースといえど、一流騎手の中でスプリント戦であんなに
無駄に脚を使う騎手はいない。動いたところで何故行き切らないか・・・
まともに勝負に行っていれば、少なからず2着は堅かった。
宝塚記念でも垣間見れた、中途半端さがここでも命取りとなった。

2着サープラスシンガーの木幡騎手も、必要以上にコーナーで膨らみ、
修正が効かずポッカリ開いた内が最後に仇となったカタチだ。

勝ち馬アグネスラズベリは札幌で良績のように、母父の影響力が強い馬。
前にも触れたが、少しずぶいとこがあるので、本来もう少し積極的に
乗ってあげていれば、大分これまでの成績も違った馬だろう。

1番人気だったアドマイヤホクトを今回も低評価していた理由は、これは少し
敏感な問題なので細かくは語れないが、走れない状態だった。
昔に比べたら減少したそうだが、あまりこういう仕込みは日本の競馬文化では
支持されるものではないと思われる。

また同じく気持ちよく豪快に飛んだビーナスラインのことは、把握出来ておらず
何を言っても無理やりなこじ付けと言えるぐらいに驚いた結果だった。

内枠の馬が揃って好走したレースで相対実力値1位を弾いたブラックバースピン
には今後の期待が広がる。しつこいが、個人的にはダートで見たい。

また他で注目したいのは、コスモシンドラー。今日は最高体重と、完全に余裕
残しの中、いい競馬を見せた。この馬も血統通り洋芝適性が高いようで、
次走もこちらで競馬をするならば、勝負するに値する存在だろう。


ラジオＮＩＫＫＥＩ賞

レースの流れは、4馬身程のハイゾーン。内ラチが荒れているため、先行馬に
とってはこの数字以上に厳しかったと判断しないといけない。

そんな競馬を横綱相撲で押し切ったロックドゥカンブは相当に強い内容。
相対実力値は他を大きく離している。
競走馬の能力を区分けすると、速力、持続力、瞬発力。
この馬はデビュー3戦で全ての要素を高いレベルで持ち合わせていることを証明した。
現3歳馬は強い競走馬が不作の中で、この馬に大きな期待をしたい。

クランエンブレムは初めて芝で1番人気に推され、鞍上も乗り変わって道中も
揉まれるというように試練が重なった。今日は力負けだが、この経験を今後に
生かして欲しい。

これだけ1位から最下位までの時計差が詰まると、スクリーンヒーローの好走にも
驚きはないが、要因は他馬が走らな過ぎた感が強い。
万全な臨戦過程とは言えないながらにも、56キロで内々で苦しい競馬をした
イクスキューズが3着に頑張ったことからも、依然3歳牡馬は軟弱。

米子Ｓ

レースの流れはミドルに近いスローゾーンの競馬。

馬券的にはこのレースが痛恨。
エプソムＣの相対実力値はトウショウカレッジ＞ファイングレインであったが、
後者の変わりに身を期待し過ぎたことが仇となった。

馬券を独占をした馬達はどれも新装阪神巧者。中でも、勝ち馬は相対実力値も
見た目の華やかさ通りに抜けている。

引退前の河内現調教師は本当に買えなかった。武豊騎手も、今はそれに近い状態。
もう3年も持たないではないだろうか。実力、気力共に確実に低下しているのが顕著
であり、地位奪回はまず今後ないだろう。
武豊騎手の馬がどうしても強い場合は見、少しでも怪しい人気馬なら蹴飛ばして
買うのが今の馬券の通と思っている。武豊過剰人気も、そう長くは続かないだろう。