ときどき競馬新報

競馬ニュースとコメント

勇気をくれた敗戦

2016-05-09 22:38:14 | ニュース

「難しい環境の中で人馬ベストを尽くせたと思います。とにかく、他の馬のペースが速かった」

「直前の雨で馬場が悪くなってしまったのは残念」

武豊騎手、松永幹夫調教師、それぞれに思いはある。

端的に、それでも感情的にならず、冷静な分析をできた彼らの言葉に、経験をしている者の余裕を感じさせる。

 

敗者は敗者なりに、己の無力さと言葉には表しにくい後悔を噛み締めながら、また来たいと思うことが大切なのだ。

 

第142回ケンタッキーダービーは、現地時間の7日夕刻、日本時間の8日朝に行われ、ここまで7戦7勝、昨秋BCジュヴェナイル覇者ナイクィストが、好位抜け出しの万全の形で後続の追撃を封じ、ビッグブラウン以来8頭目となる無敗のダービー馬となった。

2:01.31の勝ち時計。

 

例によって、後方からの競馬となったラニは、途中から仕掛けて上がっていこうとするものの、騎手のコメントにもあったように、簡単に差を詰めることはできず、最後は大外から追い込むも20頭立ての9着が精一杯だった。

 

騎手、調教師とも、アメリカの競馬には口惜しい思いをさせられたという記憶ばかりが、傍から見ている人間からすると印象強く残っているのだが、馬に対する自信なのか、前田オーナーからも満足そうなコメントが聞かれた。

「ラニ本来のレースをしたので悔いはないです」

 

陣営の誇らしげな佇まいが、1万キロ離れた日本でもはっきり認識できるようになったことが、真の意味での、競馬先進国入りを実感できた出来事として、ずっと記憶されるのであろう。

あとは、結果だけだ。

 

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誰にしましょう

2016-04-21 09:28:58 | ニュース

「参ったな。馬の具合がいいから余計に参った」

特段、この人だというようなパートナーとは、未だ出会っていないようにも思えるフィエロだが、藤原調教師は、どうも今まで以上の手応えを、彼から感じ取ったようだ。

 

昨秋のスワンSから、新たに鞍上にミルコ・デムーロ騎手を迎えたものの、結果だけみれば、3戦未勝利。

2年前の春の阪神で行われた六甲Sで3連勝を決め、通算5勝目を挙げた後は、【0424】という歯痒い戦績であるから、今度こその勝機に、陣営が勝負気配を匂わせるのは当然のことだろう。

 

が、イケると思ったときに限って、予定通りにいかないのがこの手の勝ち運のない者の宿命なのかもしれない。

それにデムーロだって、天皇賞にも乗れなくなってしまった。

場合によっては、これでフィエロへの騎乗機会も失われてしまうかもしれない。

 

勝負の世界。流れを掴むか掴み損ねるかは、本当に紙一重のところ。

勝てると思っていた馬で丁寧に乗り過ぎて、全部惜敗に終わったルメール騎手のようなこともある。

 

「前が詰まらなければ、そこそこのところまでイケた」

香港マイルでは、安田記念同様、2度挑んで共に着外に終わっているが、どんな展開でも3着以内に入ってくる京都では、沙田以上の結果を必ず残せるという自信。

 

メジャーエンブレムはこれまでのリズムを崩して、中3週でNHKマイルCへ向かうと決めた。

一方、なかなか勝てない馬には、得意な条件の中で変化を与えることが特効薬となる場合もある。

マイラーズCの本命馬・フィエロ。サウンズオブアースの手戻りもう決まったのだが…。

 


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ダンスディレクターも

2016-03-24 10:16:58 | ニュース

変則開催の月曜日には、高松宮記念連覇に向け来日していたエアロヴェロシティが、競馬学校で疝痛を発症し、千葉県から出ることなくお帰りになるという残念なニュースが伝えられていた。

 

別に、そういうことはよくあるので、仕方ないと思っていたのだが…。

23日。今度は、シルクロードS楽勝で、レースのキーホースとして名乗りを上げていたダンスディレクターの出走回避が、陣営から発表された。

この2頭の争いがなくなるというのでは、ちょっと盛り下がってしまう。

 

笹田調教師の話では、朝の調教で左前脚の歩様に違和感が見られたため、無理に使うべきではないと判断したとのこと。

エアロヴェロシティ同様、直前のアクシデントとなれば、大一番ということもあって、慎重にならざるを得ない。

賢明な判断であり、素晴らしい決断なのは言うまでもないのだが、返す返すも寂しいニュースをまたしても見聞きすることになってしまった。

 

浜中騎手の怪我の影響で、ダンスディレクターには横山典弘騎手が跨る予定であったが、同馬の回避により、除外対象だったブラヴィッシモの繰り上がりでの出走が可能となり、そちらとのコンビでレースを盛り上げる一員に加わることが決定。

名手が2人欠員となる最悪の事態は、どうやら回避されそうだ。

 

スノードラゴンの復帰もあり、かなりメンバーの質が上がった高松宮記念。

ミッキーアイル、ビッグアーサー、アルビアーノetc…。

一度は狙うのを諦めた馬は多い。楽しみが、むしろ増えたのかもしれない。

 

 


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防衛か逆襲か

2016-02-25 10:29:34 | ニュース

一般のマスコミまでを巻き込んだ菜七子フィーバーが、競馬のひな祭りならば、2週連続中山で行われる豪華メンバーの集う超G鏡錣蓮∩綾気離侫Д屮薀蝓治咾ら続く世界へ発信したい新春競馬情報であろう。

 

前週までは、どうなんだろう?というような陣営の弱気の声が聞こえてきたドゥラメンテ。

「動きは良かった」

現状、彼に跨ることのできる唯一のパートナーであるM.デムーロ騎手が、こちらも復活の待たれるゴールデンバローズとの併せ馬で掴んだ手応え。

終い勝負で、稽古ではあるが、実戦さながらの叩き合いでの先着だったから、鞍上も安心したのかもしれない。

 

栗東の坂路コースを、タイセイファントムとと共に駆け上がってきたリアルスティール。

「いくらか太いが、馬体は完成形に近づいてきたし、楽しみ」

福永騎手には、少し長めに充電期間を取ったパートナーが、いや、自分と同じくらいの休養と再鍛錬の時間を与えられた相棒が、2kg分の斤量利以上の成長したことによるストロングポイントを得たという感触があったのだろう。

ラストだけ追われた中での終い11.9秒、3馬身先着のデモンストレーション。

 

実戦での勝負勘は、トリッキーコースでは必須とのデータ。

過去20年で、4か月以前のレースから直接ここに出てきた馬で、かつ連対した3頭は、既にG気鮠,辰討い燭、直後のG気鮠,椎呂世辰拭

季節柄、休み明けの馬は多くなるが、持っている才能次第という点は見逃せない。

穴党の出番は、ちょっと望み薄だろう。

  


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新記録なる

2016-01-28 14:40:00 | ニュース

ホッコータルマエ、川崎記念制覇で5年連続G犠〕を達成。

才能が一気に開花した4歳春シーズンにかしわ記念、帝王賞を2、3番人気でそれぞれ勝利して以来の地方戦・非1番人気での勝利。

三連覇には、有力なライバルが必要なのかもしれない。

ただ、馬の三年間は、夏・冬どちらかのオリンピック3開催分よりも長い時間とされる。素晴らしい。

 

一時期よりスパートのタイミングが遅くなったことで、長距離戦での安定感が増したのは間違いないだろうが、前に何頭か置いて、後ろにいるこの日のライバル・サウンドトゥルーよりは、川崎競馬場ならば、うまく立ち回れるだろうことを見越したゴーサインの出し方で、記念すべき未踏のG毅隠鮎〔椶鮹成できたとも言えなくはない。

 

G気派蕕韻真瑤眩芦鵑療豕大賞典で10。

そんな馬は、日本競馬史上何十頭と存在するわけだが、同時達成はもう2度と見られないのかもしれない。

人馬の絆こそが、この偉大なる記録の最大の根拠となったことの証明として、サウンドトゥルーが絶頂期に入ったこの時期に川崎記念を勝てた、反転攻勢へと繋がったことも、また名馬物語のクライマックスに相応しいプロットとなったのである。

 

敗れはしたが、ついにG毅曳嵜裕で呂砲泙脳紊蟲佑瓩殖矯騸馬・サウンドトゥルーの実力を、安易に勝ち馬と同等との評価するのは、理論上は正しいかもしれないが、今回それをすべきではないだろう。

頭の差。

人気を背負うということの意味を、帝王たるホッコータルマエが後輩に実戦の中で伝えようとしているように感じた。

 

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角居厩舎から再出発

2016-01-14 09:44:21 | ニュース

JC2着ラストインパクト、角居厩舎への転厩が決定。

来月末をもっての定年退職が決まっている松田博資調教師が、身の回りの整理をしていく過程でこの活躍馬をぞんざいに扱うはずもないのだが、もうひとつ、同馬を所有するシルクホースクラブでは、今後オーストラリアへの遠征も検討しているとの情報もある。

信頼と実績の名門厩舎からの新たなる門出に相応しい前向きな挑戦が、今季初戦の舞台となる可能性が出てきた。

 

現在のところ、有馬記念12着の後にノーザンファームしがらきで休養に入ったまま、帰厩する時期等は未定とのことだが、無理に使い込まれてきたわけではないこの6歳牡馬が、大きく消耗してしまったとは考えにくい。

今後、これまで以上の活躍が期待される。

 

ナリタブライアン、ビワハヤヒデ兄弟の妹にあたるスペリオルパールは、松田博厩舎に所属するところまでは行き着いたが、この世代はアグネスタキオン、クロフネなど当時の最強クラスを頂点とした圧倒的な層の厚さを誇ったことで知られ、競走馬としてレースを走っていたとしても、大成していたかはわからない。

早々に繁殖入りし、産駒として5頭目の競走馬登録がされたのが、このラストインパクトだ。

 

青葉賞3着。昔なら出られたはずが、ダービーには縁はなく、菊で4着するも勝ち馬からは1秒以上離されていた。

ただ、世代のトップクラスは全てターフを去り、以後重賞3勝したラストインパクトが最後の砦となった今、真のスターになるための最後の戦いへ彼は挑もうとしている。

 

 


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ベルーフの暴走

2016-01-07 11:10:12 | ニュース

今年も例年通り、1月5日に行われた東西の金杯。

それぞれ、ハンデ戦らしい意外性が出た金杯らしい展開で、京都の方はかなりの波乱の結果となった。

 

が、正月早々、人気馬の競走除外は残念だった。

中山金杯発走の約10分前。

「ベルーフ、放馬」

 

事の顛末をまとめると、ちょうと2人引きでグランプリロードを歩いているときに、ルーティンであるメンコを外す作業した際、頭絡も同時に外れてしまい、ベルーフ号が興奮状態になってコントロールもできず、そのまま本馬場方向へ疾走。

ウイナーズサークルに入ってひと暴れした後、芝2000Mの発走地点の奥にある待避所あたりでようやく捕捉するも、道中で鉄柵への接触なり、ウイナーズサークルにあるものを破壊するなどしてしまった影響で、左前肢挫創を発症し、競走から除外されることとなった。

 

また、当馬の管理者である池江調教師には、馬装について注意義務を怠った制裁として、10万円の罰金が科された。

 

思わぬ形で、既定路線にあった三連覇の夢を阻まれることとなった師とベリー騎手は、ある意味では気の毒。

が、ダノンバラードで物議を醸しながらAJCCを制すなど、危険と隣り合わせにある少し気難しいところのある馬との中山参戦が近年ずっと続いていたことを思えば、これも偶然には思えない。

良くも悪くもファン、関係者にまた強烈な印象を残す出来事となった。

 

眠っていた狂気を呼び覚ましたものは一体。

いや、走りたいと思う場所に来たからこそ、気が逸ってしまったのだろう。

本線で買っていた人たちは、そう思うしかない。


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年末に大仕事 −香港国際競走−

2015-12-14 17:43:16 | ニュース

ざっと結果から。

 

マイル

.癲璽螢后稙・堀宣行厩舎・牡4>

1:33.92

Д瀬離鵐廛薀船

フィエロ

 

カップ

.┘ぅ轡鵐劵リ<日・坂口正則厩舎・牡4>

2:00.60

▲漫璽凜レコルト

ステファノス

サトノアラジン

 

スプリント

.戰縫▲侫ビア<香・騸4>

1:08.74

Д潺奪ーアイル

ストレイトガール

サクラゴスペル

 

なんだ、10年位前に戻った感じだな。

かつて、獲れるところは全部もらっていったという2001年の様なことは早々は起こらないが、強い馬は日本にゴロゴロいることを久々に香港で示すことができた。

スプリントにしても、今や決して遠いところにあるタイトルではない。

 

4歳世代が寂しい成績しか残せないでいたが、ここにきてJCやら香港やらで大仕事を連発。

薄暗い印象のあった今年の芝路線に、久々に明るい兆しが出てきた。

 

ムーアと武豊が、それぞれのパートナーの走りやすい形をしっかりとサポートすることができるのは当然だが、案外あっさりと勝ってしまった印象もある。

「なんで俺をもっと苦しめようとしないんだ」

 

敵視すべき相手を間違えたのではなく、少し馬の能力を低く見ていたのが、ちょっとした差ではなく大きな結果の違いとして現れてしまったようだ。

日本馬は、先行して苦しい思いをした後に強くなる。

実は、世界で最もそういう形で強いのは、おらが国の身近な一流馬なのである。

来年こそは、凱旋門賞を勝ちたい!

  

  


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承知しました

2015-11-30 22:18:40 | ニュース

今年のジャパンCは、然るべき流れにはなったから、結果には大きな不満は生じないだろうが、詰まる所、それは勝者だけの言い分だけピックアップすればという話であって、レースの性質は、スローペースからヨーイドンによる道中のごちゃつきが勝負を分けた、敗者にとっては凡戦という側面もある。

 

が、気になる敗者の弁もあった。

「捲る競馬はしないでくれ」

と、あの陣営は騎手にリクエストを出していたとのコメントが出てきたのだ。

??

 

九分九厘スローで、少なくとも途中から仕掛けることになるだろうと皆が読んでいたのとは、まるで正反対の指示。

言わんとすることはわからないでもないが…。

横山騎手は、結果、動くべきポイントはずらしたが、捲っている。

 

さて、このことから考えるべきことは一点。

ゴールドシップは、そんな調教師の思惑を、わかりやすく言えば、有終の美を飾らせるための演出をどう思っていたのかだ。

お察しの通り、少なくとも中継に映し出された芦毛の豪傑は、ごく自然体の、むしろ、競走への意欲をもう持たなくなった登録抹消馬の様な佇まいであった。

 

知っていたのかどうか。

いや、それを察してしまうのがゴールドシップという才能。であるが故に、結果として気に入らないことへの過剰な対応にしてしまうのだが、ある種のそんな走る馬の気性はまるで感じ取れず、最後まで危険性の全くないお坊ちゃまで在り続けた理由とは。

 

「承知しました」

気が失せたロボットと化したゴールドシップは、もはや競走馬ではない。

ただただ、この判断が人の罪とならないことを祈るのみだ。

  

  


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大井JBC・ホッコータルマエG毅隠鮎,六ち越し

2015-11-03 23:31:56 | ニュース

第15回JBC競走は、今年大井競馬場で開催され、断然人気に推されたJRAの強豪が全て敗れる波乱とはなったが、3レースとも納得の力勝負が展開された。

 

クラシック<2000M>

.灰僖離螢奪ー(牡5・栗東・村山明)

2:04.4(不良)

この連覇達成は鮮やかだった。

外枠から抜群のスタートを決め、ホッコータルマエや先行態勢をとろうと前につけようとするサミットストーン、クリソライトらを1角手前ではすでに退け、道中は少し抑え気味の単騎逃げ。

3角辺りからじっくりギアを上げるように仕掛けていき、ホッコータルマエとの真っ向勝負に挑むが、その他同様追走にいっぱいになったホッコータルマエは、ついに影をも踏めず、直線半ばで勝負をつけられると、最後は決め手で上回るサウンドトゥルーにも交わされ3着。

武豊の意地と臨戦過程の違いが、結果として現れる競馬となった。

 

レディスクラシック<1800M>

.曠錺ぅ肇奸璽(牝3・美浦・高木登)

1:51.5(不良)

直線は人気馬同士の叩き合いになると思われたが、内から一完歩ごとに加速し、後続を突き放したホワイトフーガが、最後は5馬身差をつけて独走ゴール。

 

スプリント

.魁璽螢鵐戰蝓次別藤粥θ浦・小野次郎)

1:10.9(不良)

人気はダノンレジェンドとベストウォーリアが抜けて高評価を受けていたが、雨の影響を色濃く受けたこの日の大井は、内ラチ沿いにヴィクトリーロードがあった。

テンから抜群のスタートを見せたコーリンベリーが、やや牽制しあった人気勢を尻目に堂々の逃げ切り勝ち。

 

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